MackerelはAWSインテグレーションにてAmazon Simple Storage Service (S3)のメトリック取得や監視に対応しています。AWSインテグレーションで連携を行なった場合、課金対象として1バケット = 1マイクロホストと換算します。
AWSインテグレーションの設定方法や対応AWSサービス一覧についてはこちらのページをご確認ください。
AWSインテグレーション
また、連携を行うにはS3側でバケットのリクエストメトリックを設定している必要があります。
設定方法についてはバケット内のすべてのオブジェクトに対する CloudWatch メトリクス設定を作成するをご確認ください。
- 作成するフィルタ名には
EntireBucketを設定してください。
取得メトリック
AWSインテグレーションのS3対応で取得できるメトリックは以下の通りです。メトリックの説明に関してはAWSのヘルプをご確認ください。
最大で21個 + 1 × (ストレージタイプ数)のメトリックが取得されます。
メトリック名のSTORAGE_TYPEにはストレージクラスが入ります。
| グラフ名 | メトリック | Mackerel上のメトリック名 | 単位 | Statistics |
|---|---|---|---|---|
| Requests | AllRequests GetRequests PutRequests DeleteRequests HeadRequests PostRequests SelectRequests ListRequests |
s3.requests.all_requests s3.requests.get_requests s3.requests.put_requests s3.requests.delete_requests s3.requests.head_requests s3.requests.post_requests s3.requests.select_requests s3.requests.list_requests |
integer | Sum |
| SelectBytes | SelectBytesScanned SelectBytesReturned |
s3.select_bytes.scanned s3.select_bytes.returned |
bytes | Sum |
| Bytes | BytesDownloaded BytesUploaded |
s3.bytes.downloaded s3.bytes.uploaded |
bytes | Sum |
| Errors | 4xxErrors 5xxErrors |
s3.errors.4xx s3.errors.5xx |
integer | Sum |
| Latency | FirstByteLatency TotalRequestLatency |
s3.latency.#.minimum s3.latency.#.average s3.latency.#.maximum |
float | Minimum Average Maximum |
| Bucket Size | BucketSizeBytes | s3.bucket_size.STORAGE_TYPE | bytes | Average |
| Number Of Objects | NumberOfObjects | s3.number_of_objects.count | float | Average |
- "Mackerel上のメトリック名"の#には"FirstByte"、"TotalRequest"のいずれかが入ります。
注意事項
- S3はグローバルなサービスである為、どのリージョンを選択していてもS3と連携できます。
- リクエストメトリックにはフィルタを定義できますが、AWSインテグレーションではバケット全体としてメトリックを取得します。
- AWSインテグレーションにより取得可能な上記のグラフ・メトリックのうち、下記のグラフに含まれるメトリックについては、1日間隔のメトリックが取得されます。
- Bucket Size
- Number Of Objects
