他のユーザーをMackerelに招待する

他のユーザーをMackerelに招待することで、同じホスト群を共同で管理できます。

招待を行うには、Mackerelにログインし、メンバー一覧ページから「招待する」を選択します。

最大10件までのメールアドレスを入力して「送信」をクリックすると、現在のオーガニゼーションへの招待メールが送信されます。

メールに記載されているURLは、オーガニゼーションへの招待ページです。

  • すでにMackerelへのユーザー登録が完了している方は、このページのボタンをクリックすることでオーガニゼーションに加入できます。
  • ユーザー登録がまだの方にはサインイン画面が表示されますので、「Sign Up」からユーザー登録後、招待ページにアクセスします。

Mackerelをはじめる

Mackerel は、複数のサーバのリソース状況やサービスのパフォーマンスを可視化、監視するためのサービスです。

新しく Mackerel を使う場合は、まずはオーガニゼーション(→用語集)を作成します。もしくはすでに Mackerel を利用中のユーザーからオーガニゼーションに招待してもらうことで、既存のオーガニゼーションに所属します。

オーガニゼーションに所属する

オーガニゼーションを新規作成する

  1. サインアップページ にアクセスします。
  2. メールアドレスを入力します。
  3. 利用規約に同意いただき、成人している方、もしくは未成年者の場合には親権者の同意を得ている場合は、2 つのチェックボックスにチェックを入れます。
  4. 「サインアップ」をクリックします。
  5. 画面の指示に従ってオーガニゼーションを作成します。
  6. 先ほど入力したメールアドレスに確認メールが送信されますので、メールの内容に従ってパスワードの設定を行ってください。

既存のオーガニゼーションに加入する

  1. すでにオーガニゼーションに所属している、管理者以上のユーザーに招待してもらいます。(→ 他のユーザーを招待する
  2. 招待メールに記載されている URL にアクセスすると、サインアップページが表示されます。
  3. 利用規約に同意いただき、成人している方、もしくは未成年者の場合には親権者の同意を得ている場合は、2 つのチェックボックスにチェックを入れます。
  4. 「サインアップ」をクリックします。
  5. オーガニゼーションへの招待ページが表示されます。「<オーガニゼーション名> に参加」をクリックして、オーガニゼーションに参加します。
  6. 招待したメールアドレスに確認メールが送信されますので、メールの内容に従ってパスワードの設定を行ってください。

次に行うこと

ホストを登録する

監視対象のサーバに mackerel-agent をインストールすることで Mackerel にホスト(「ホスト」とは)として登録されます。
また、クラウドのマネージドサービス向けにはクラウドインテグレーション、コンテナサービスである ECS のタスクや Kubernetes の Pod の監視には mackerel-container-agent を利用することで、監視対象ホストとして扱えます。登録したホストには、エージェントが収集するメトリック(メトリック仕様)や、クラウドインテグレーションによって取得したメトリックが投稿されます。

ホストを管理する

登録したホストを役割に応じて「サービス」「ロール」という単位でまとめて管理できます(「サービス」「ロール」とは)。共通するロールでまとめられたホスト群のグラフ(ロールグラフ)を、サービス一覧 からサービスごとに確認できます。

ホストを監視する

監視ルールを設定することで監視結果に応じてアラートが発生し、通知が行われます。たとえば「ホストメトリック監視」では、ホストに投稿されたメトリックの値が監視ルールに設定したしきい値を超える(あるいは下回る)場合にアラートが発生します。

mackerel-agent にチェック監視を設定することで、サーバ内のプロセスの状態やログの監視を行えます。チェック監視を行うためにはあらかじめチェックプラグインのインストールが必要です。

チェック監視の仕様に沿ってユーザーが自作したプラグインも監視に利用できます。

さまざまなメトリックを投稿する

エージェントやクラウドインテグレーションによって投稿されるメトリック以外に、メトリックプラグインを利用することでミドルウェアなどのメトリックを投稿できます。メトリックプラグインを利用するためにはあらかじめインストールが必要です。

カスタムメトリックの仕様に沿ってユーザーが自作したプラグインもメトリックの投稿に利用できます。

特定のホストに紐づかないメトリックは、API などを利用することでサービスメトリックとして投稿できます。サービスメトリックは サービス一覧 からサービスごとに確認できます。

独自のダッシュボードを作成する

目的に応じて必要なグラフなどを自由に配置したダッシュボードが作成できます。複数のホストの情報を横断的に見る場合などに活用できます。

ユーザーを管理する

オーガニゼーションにユーザーを招待することで、共同で管理できます。また、ユーザー単位で操作権限を設定できます。

困った時は

ヘルプやFAQを活用する

Mackerel の使い方については ヘルプ ページにて公開しています。また、よくあるご質問を FAQ ページにて公開しています。ご不明な点についてはこれらのページをご覧いただくことで解決できる場合があります。

サポートチームに問い合わせる

ヘルプや FAQ をご覧になっても問題が解決できない場合は、お問い合わせフォーム からご連絡ください。Mackerel のテクニカルサポートチームが問題の解決をサポートします。サポートポリシーについては Mackerelのテクニカルサポートについて をご覧ください。また、以下のリンクの内容を意識してお問い合わせいただくと、お困りごとを早期解決しやすくなります。

グラフを利用する

グラフの見方

グラフは大きく2つの部分に分かれています。上部が詳細なビューで、下部はより広範囲の概観になっています。各系列はホストごと、メトリックごとに色分けされます。

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グラフの線にマウスポインタを乗せると、ある時刻におけるリソースの詳細な情報が確認できます。

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グラフの表示期間を変更する

下部の概観部分はスライダーになっています。ここを操作することで、上部で表示する範囲の移動・拡大縮小を行えます。

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以下をクリックすると 30分・1時間・1日といった固定の時間幅でグラフを確認できます。

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時計のアイコンで期間の指定ができます。

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グラフに表示するメトリックを選択する

グラフの下に表示されたメトリック名をクリックすると、そのメトリックの表示・非表示を切り替えられます。

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グラフの簡略表示

サービス詳細画面のロールグラフでホスト数が多いもの(30ホストより多い)は簡略表示されます。積み上げ表示の場合はsumを、折れ線グラフの場合はmax, min, avgを表示するようになっています。簡略表示されたグラフの詳細が見たい場合はグラフ下の「全てを表示」をクリックすると確認できます。

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グラフの詳細画面では200ホスト以上のものは簡略表示されますが、「簡略表示」のチェックボックスから切り替えができます。

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グラフにアノテーションを作る

任意の情報をグラフに書き残すことができます。グラフの時刻部分をドラッグしてアノテーションの対象となる期間を指定し、タイトルと詳細を記入することで作成できます。

グラフアノテーションは、サービスメトリックのグラフとロールグラフに対して作成することが可能です。サービス単位やロール単位でおこなわれるような、アプリケーションのデプロイやリリースなどに関する情報を書き残しておくと便利です。

グラフのアノテーション

グラフを全画面表示にする

グラフ右上の全画面表示ボタンをクリックすると、新しいウィンドウやタブでそのグラフのみを全画面表示にします。

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グラフを通知チャンネルに投稿する

Mackerel上から直接グラフURLを通知チャンネルに流すことができます。グラフメニューのカメラアイコンをクリックし、グラフURLを送るチャンネルを選択し投稿ボタンを押すとURLがグラフの情報と合わせて投稿されます。

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表示するメトリックの選択 をしている場合はその状態を反映したグラフが共有されます。アラートグラフ、ダッシュボードなどの埋め込みグラフ、式による監視のプレビューグラフは未対応です。

この機能を利用するにはあらかじめ 通知チャンネル を設定する必要があります。現在投稿がサポートされている通知チャンネルは以下の通りです。

  • Slack
  • Chatwork
  • Typetalk
  • Microsoft Teams

グラフを共有する

さまざまな方法でグラフを他者と共有できます。グラフの共有メニューは、各グラフの共有ボタンをクリックすると表示されます。

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グラフをダウンロードする

ダウンロード ボタンを押すことで、グラフ画像をダウンロードできます。画像化されるグラフの表示期間は、コンソール上で表示されている期間と同じです。

URLを共有する

グラフを表示させるためのURLを取得できます。このURLを共有することでグラフを共有できます。共有されるグラフの表示期間は、「現在の表示期間」チェックボックスをオンにすることで、コンソール上で表示されている期間と同じものにすることが可能です。そのオーガニゼーションに所属しているアカウントだけが、このURLでグラフを閲覧できます。

埋め込み形式を選択し共有する

HTMLやmarkdown文書に埋め込める形式で、グラフを共有するための情報を取得できます。選択できる形式は以下の通りです。

  • iframe
  • 画像
  • SVG
  • Markdown

そのオーガニゼーションに所属しているアカウントだけが、埋め込まれたグラフを閲覧できます。共有されるグラフの表示期間は、「現在の表示期間」チェックボックスをオンにすることで、コンソール上で表示されている期間と同じものにできます。

グラフを外部に公開する

「URLを作成」ボタンを押すことで、そのグラフを外部に公開できます。公開URLを知っている人は誰でもグラフを閲覧可能となりますので、注意してください。

公開中のグラフの確認や公開停止などは、「公開中のグラフ」 メニューから実施してください。

グラフの表示内容を変更する

カスタムメトリックのグラフ右上にある歯車のアイコンをクリックするとグラフ定義画面が開きます。この画面ではグラフごとに表示内容の変更ができます。

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「このグラフを削除」ボタンでグラフを非表示にできますが、そのグラフのカスタムメトリックが新たに投稿されるとグラフは再度表示されます。

グラフ定義を削除する

不要なグラフ定義は グラフ定義一覧 画面で削除できます。グラフ定義一覧画面へは、ホスト詳細画面のカスタムメトリックという見出し右側の「設定」からアクセスできます。

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なお、グラフ定義はオーガニゼーションが保有する設定です。削除するとすべてのホストに影響がありますのでご注意ください。