数値ウィジェットを強化し、期間に従った表示やトレンド表示ができるようになりました

こんにちは、MackerelチームCREの武藤( id:kmuto )です。昨日もアップデート内容をお送りしたばかりですが、本日もご報告したい大きなアップデートがありましたので、お知らせいたします。

今回のアップデートで新たに加わった機能は、はてなリモートインターンシップに参加した学生の皆さんに実装していただきました!

hatena.co.jp

数値ウィジェットを強化し、期間に従った表示やトレンド表示ができるようになりました

カスタムダッシュボードに配置できる数値ウィジェットに、次の3つの機能が加わりました。

  • 選択している期間に応じた値が表示されるようになりました
  • トレンドを表示できるようになりました
  • 数値ウィジェットからグラフの全画面表示を開けるようになりました

以下それぞれご紹介いたします。

選択している期間に応じた値が表示されるようになりました

数値ウィジェットは、任意のメトリックあるいは式の結果を見やすい数字としてカスタムダッシュボード上に配置でき、メトリックの値や、式を使って求めた可用性やレイテンシーといったSLIを示すのに便利です。

ただし、ダッシュボード上で期間を設定した際、グラフのほうはそれに応じて正しく追従されるのに対し、数値ウィジェットは期間と無関係に「その時点での最新の値」を示してしまうという制約がありました。

このたび、数値ウィジェットが期間の選択に応じて正しくその期間の値を表示するよう、機能改善を行いました。

グラフ側で期間を範囲選択すると数値ウィジェットの値も変化する
値が期間の選択に追従

ウィジェットには、選択期間での終点の値(移動平均や線形回帰の場合はこの終点をもとに算出)が表示されるようになります。

従来の数値ウィジェットの挙動から変わるため、現時点では以下のように数値ウィジェットの設定項目の「指定した期間に従って値を表示する」にチェックを付けたときのみ、この機能改善が有効化されます(以降でご紹介するほかの機能も、このチェックが必須です)。

ウィジェット編集画面の「指定した期間に従って値を表示する」を有効にする
「指定した期間に従って値を表示する」の有効化

トレンドを表示できるようになりました

前掲の画面でも登場していましたが、数値ウィジェットの設定項目の「メトリックのトレンドを表示する」にチェックを付けていると、ウィジェット内にトレンドもあわせて表示されます。

終点値90.50%に対して、平均値88.43、差2.06%がトレンドとして示される
トレンドの表示

トレンドは選択期間内の平均値(図中の「Avg 88.43」)と、その平均値と終点の値の差(図中の「+2.06%」)の2つで示されます。

数値だけでは現在の状況が何か変化しているのかしていないのかは判断しづらく、グラフと見比べて把握するというケースも多かったのではないでしょうか。このように変化量が一目で表されることで、状況の見極めの迅速化が期待されます。

数値ウィジェットからグラフの全画面表示を開けるようになりました

こちらは現状では式グラフのみの対応となりますが、ウィジェットの式の右側にボタンが配置されています。これをクリックするとブラウザの新規ウィンドウが開き、式グラフが大きく表示されます。

数値ウィジェットの値のもとになっている式グラフ
全体表示した式グラフ

たとえばSLOのような、式グラフをダッシュボード上に配置するまでもないけれども、必要なときに推移を見たいといった場面で便利でしょう。

MackerelチームのSREの願いに端を発したこの数値ウィジェット機能強化は、現時点では「experimental」とあるとおり実験的機能の位置付けですが、いずれも十分に実用可能な出来となっています。今後完成度を高めて将来は標準の挙動としていく予定ですので、ぜひお試しください!

カスタムダッシュボードのグラフウィジェットで縦軸を固定表示できるようになりました ほか

こんにちは、MackerelチームCREの五十嵐(id:masarasi)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

カスタムダッシュボードのグラフウィジェットで縦軸を固定表示できるようになりました

グラフウィジェットで任意の最小値と最大値の範囲で縦軸を固定表示できるようになりました。loadavg などはメトリックの値によってグラフの最大値が変動するため、異なるホストのグラフを比較しづらいことがありましたが、今回のアップデートでグラフの縦軸を固定表示できるようになりましたので、比較などもしやすくなったと思います。

また、最小値にマイナスの値を設定すると、グラフでマイナス値のメトリックを描画可能になります。これはうれしいユーザーの方もいるのではないでしょうか。

グラフの縦軸固定

縦軸を固定したグラフ

なお、グラフの縦軸固定は全画面表示にしても維持されます。また、グラフウィジェット API による入力にも対応しています。機能が強化されたグラフウィジェットをぜひご活用ください。

Oracle Linux 7/8/9 がサポート対象になりました

新たに Oracle Linux 7/8/9 がサポート対象になりました。以下のヘルプに記載の手順や、新規ホスト登録 画面の CentOS / RedHat の項目にあるインストールコマンドにて mackerel-agent がインストールできます。

mackerel.io

プラグインを利用する場合は別途インストールが必要です。インストール手順については以下のヘルプをご確認ください。

Ubuntu 18.04 のサポートを終了しました

Ubuntu 18.04 のサポートを終了しました。インストール済みの Mackerel エージェントは引き続きご利用いただけますが、不具合などが発生した際にお問い合わせをいただいても、サポートいたしかねる場合がありますのでご了承ください。

現在のサポート対象 OS については、以下のリンクをご確認ください。

mackerel.io

cloudwatch-logs-aggregator で Lambda にタグを付与できるようになりました

cloudwatch-logs-aggregator で動作させる Lambda にタグを付与できるようになりました。

以下のように tags 変数にてタグの指定が可能です。タグの指定は v0.2.0 よりご利用いただけます。

module "cw_logs_aggregator_lambda" {
  ...
  tags = {
   key = "value"
  }
}

アクセシビリティを改善しました

Mackerel の ヘルプAPI ドキュメントお知らせブログ の記事内で、フォーカスされたリンクにフォーカスリングが表示されるようになりました。

「ラベル付きメトリック機能」ベータ版テストの募集を開始しました

現在 Mackerel では、ラベル付きメトリックに対応するための開発を進めていますが、この「ラベル付きメトリック機能」ベータ版テストへの参加お申し込みを開始しました。詳細については下記記事をご覧ください。

mackerel.io

【予告】check-ntservice の仕様変更を行います

Windows 向け mackerel-agent に同梱している check-ntservice が、今後のバージョンアップで次のような仕様変更を行います。

  • --service-name で指定した条件にマッチするサービスが見つからない場合、これまでは監視結果を正常(OK)として扱っていました。今後のアップデートでは、UNKNOWN としてアラートを発報するようになります。
  • --service-name で指定した条件に複数のサービスがマッチする場合、これまでは最後にチェックしたサービスの結果を通知していました。今後のアップデートでは、最初にマッチしたサービスの結果が返されるようになります。
  • 監視結果が正常な場合、結果メッセージはNtService OK:とだけ返っていました。今後のアップデートでは、NtService OK: ServiceName: Caption - Runningのような形式でメッセージが返されます。

仕様変更が完了した際にはあらためてご案内いたします。check-ntservice をご利用中のユーザー様におかれましては、上記について事前にご確認いただき、リリース後に適宜バージョンアップをお願いいたします。

【予告】Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 のサポートを終了します

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 のセキュリティサポートが 2023 年 10 月 10 日で終了します。マイクロソフトによるセキュリティサポートの終了に伴い、Mackerel におきましてもサポートを終了いたします。

なお、マイクロソフトより 拡張セキュリティ更新プログラム が提供されますが、本拡張セキュリティ更新プログラム期間内であっても Mackerel ではサポート対象外となりますのでご了承ください。

グラフアノテーションの一覧を表示・検索できるようになりました ほか

こんにちは、MackerelチームCREの武藤(id:kmuto)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

グラフアノテーションの一覧を表示・検索できるようになりました

サービス配下にあるロールグラフおよびサービスメトリックグラフでは、期間を指定してタイトルや詳細をグラフアノテーションとして記入することができます。

mackerel.io

今回、このグラフアノテーションを一覧で表示および検索する機能を追加しました。「グラフアノテーション一覧」ボタンをクリックすると、アノテーション一覧のウィンドウが開きます。

時間指定の次にあるアノテーション一覧ボタンをクリックするとアノテーション一覧ウィンドウが開き、検索や日時指定ができる
アノテーション一覧の表示

これまでサービスに登録してきたグラフアノテーションのタイトル・ロール名・内容が一覧表示されます。また、検索ボックスではタイトルや内容に基づく絞り込み検索ができ、範囲の日時を指定することも可能です。

たとえばデプロイや障害対応をグラフアノテーションとして記録しておき、後日この一覧から様子をふり返る、といった使い方などいかがでしょうか。

2023年9月1日追記:告知時にご注意事項として「同じ画面内でアノテーションを追加・更新したときに、検索を実行するか画面をリロードするまで一覧が更新されないことがある」とお伝えしておりましたが、2023年9月1日のアップデートでこの問題を修正いたしました。ぜひご活用ください!

監視ルールの検索ボックスおよびボタンが画面上部に固定されるようになりました

監視ルールの画面の検索ボックスおよびボタンの置かれているエリアがスクロールしないように変更しました。監視ルールが多数存在するときに、検索とスクロールを併用して目的の監視ルールを探すのが容易になります。

検索結果をスクロールしても検索ボックスの位置は固定されており、絞り込みやすくなっている
監視ルールの検索ボックスおよびボタンの位置の固定化

監視ルールのメモに入れた改行が、ホスト画面のアラート一覧やメールのアラート情報でもそのとおりに改行されるようになりました

監視ルールのメモには、監視ルールについての補足情報を2,048文字以内で記入できます。たとえばその監視ルール起因のアラートが発生したときの方針を記載しておき、対応の助けとするといった使い方が可能です。

監視ルールのメモは改行を入れて複数行で記入できますが、アラート時にホスト画面のアラート一覧あるいはアラートメール内でそのメモが表示される際に、従来は1行にまとめられてしまっていました。これを修正し、改行が意図どおり表現されるようになりました。

監視ルールのメモに改行を入れたときに、アラート時のメモも同じく改行される
監視ルールのメモの改行が再現された表示

Azureインテグレーションでサブスクリプション単位の設定ができるようになりました

MackerelのAzureインテグレーションは複数のサブスクリプションに対応していますが、対象のサブスクリプションを今まで個別に選択できなかったため、それぞれのサブスクリプションでどのサービスがMackerel上のホストとして提供されるのかを調べるのが困難でした。

この対策として、Azureインテグレーションの設定画面内にサブスクリプション設定を追加いたしました。

2つのサブスクリプションがあり、それぞれのホストの数が示される。サブスクリプションの有効無効を設定できる
Azureインテグレーションのサブスクリプション設定

各サブスクリプションの名前とID、連携しているサービスの種類と数が示され、サブスクリプションの有効化・無効化をチェックボックスで簡単に設定できます。

アクセシビリティを改善しました

  • カスタムダッシュボードの「元に戻す」(undo)の操作をキーボードでもできるようにしました。Ctrlキーを押しながらzキーを押すことで、1つ手順を戻せます。
  • スクリーンリーダーで、グラフの更新ボタンの名前が読み上げられるようになりました。
  • 視差効果を減らす設定を追加しました。画面の点滅などの激しい動きに不快感を覚えるときに、Mackerel全体のアニメーションの動きを軽減できます。「アカウント設定」→「ユーザーインターフェース」→「視差効果を減らす」をオンにすると、グラフの自動更新を表す点滅がなくなり、緑色で示されるのみになります。なお、OS側でアニメーションを抑制する設定を有効にした場合には、「視差効果を減らす」も自動的にオンになります。

アカウント設定/ユーザーインターフェース/視差効果を減らすに設定がある
アカウント設定内にある「視差効果を減らす」設定

Mackerelはアクセシビリティについての改善を日々進めていますが、ユーザーのみなさまからのご意見・ご要望もお待ちしています。MackerelのWebコンソール右上の「サポートチームへ連絡」から、ご意見をぜひお寄せください。

外形監視におけるTLSサポートバージョンの変更について

HTTP暗号化通信に使われるSSL/TLSのうち、TLS1.0およびTLS1.1は深刻な脆弱性が報告されており、2021年3月勧告のRFC 8996で正式に廃止されて使用非推奨となっています。

Mackerelでは、この勧告以降もお客さまのご要望を受けて外形監視でのTLS1.0およびTLS1.1のサポートを継続してきましたが、勧告以来約2年半が経過して多くのOSやブラウザでTLS1.0/TLS1.1は非推奨の扱いとなっており、この通信しかできないサーバーというのもほぼなくなってきていると思われます。

この状況を鑑みて、Mackerelの外型監視サービスでのTLS1.0/1.1サポートは一定の役割を終えたと判断し、2023年8月31日(木)にMackerelの外形監視でのTLS1.0およびTLS1.1のサポートを終了いたします。

この変更以後、該当するサーバーに対する外形監視では、接続できない旨のエラー「tls: server selected unsupported protocol version」が発報されます。

TLS1.2以上の暗号化通信についてはこれまでどおりサポートを継続しておりますので、ご安心ください。

簡易インボイス対応領収書の記載を改善しました

クレジットカード決済でお支払いいただいているお客さま向けの領収書は、今月から適格簡易請求書(簡易インボイス)に対応した形式で発行しております。この表記についてのご意見をいただきまして、来月2023年9月発行の領収書では発行元と請求対象期間の記載を明確にいたします。

発行元と請求対象期間の記載を明確化
2023年9月の発行予定領収書形式

Mackerel Drink Up #10 Tokyoを8月30日(水)に開催します!

先日に本ブログで発表したとおり、日頃Mackerelを盛り上げてくださっているユーザーのみなさまとMackerelチームのメンバーがざっくばらんにプロダクトについて話し合える場として、Mackerel Drink Up #10 Tokyoを8月30日にはてな東京オフィスで開催いたします。

詳細および参加方法については下記リンク先をご覧ください。夏の夜にMackerelの未来を肴に盛り上がりましょう!

mackerel.io

Azureインテグレーションにて、Virtual MachinesのVM可用性メトリックが取得できるようになりました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の須藤(id:do-su-0805)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

Azureインテグレーションにて、Virtual MachinesのVM可用性メトリックが取得できるようになりました

Azureインテグレーションにて、Virtual Machinesを連携している際に取得できるメトリックとして、VM可用性メトリックが新たに取得できるようになりました。 このメトリックを監視いただくことで、mackerel-agentを導入できないような環境でも、VMの可用性の低下を検知できます。

本メトリックは、参照元となる Microsoft Azure 側にてプレビュー扱いのメトリックとなっており、仕様変更などによる挙動が変わることがございます。

Virtual MachinesにおけるVM 可用性メトリックについては、以下Microsoft Azureのドキュメントをご参照ください。
リファレンス: Azure 仮想マシン データの監視 - Azure Virtual Machines | Microsoft Learn

VM可用性メトリックでは正常動作時が1、異常時が0として示される
VM可用性メトリックが表示される様子

サイドバーやオーガニゼーション選択メニューから、各オーガニゼーションのアラート状況を確認しやすくなりました

オーガニゼーションを開いた時 に表示されるサイドバー内「アラート」項目や、サイドバー上部「オーガニゼーションを切替え」メニューから、所属しているオーガニゼーションでのアラート発報状況を確認しやすくなりました。

それぞれの表示にて、CRITICALアラートが存在していれば赤色、WARNINGアラートが存在していれば黄色、UNKNOWNアラートが存在していれば灰色で表示されるようになりました。また、合計のアラート件数も同じ色で表示されるようになりました。

採用される色の順番は、CRITICAL > WARNING > UNKNOWN アラートの順で、オーガニゼーションに存在しているアラートのうち最もレベルが高いものが採用されます。

CRITICAL アラートが発報しておらず、WARNING アラートが1件発報している状態では、以下の画像のように表示されます。

オーガニゼーション表示部分のロゴ表示に覆い被さる形で、黄色で1と表示されている
WARNING アラートが1件発報しているオーガニゼーションの表示例

アクセシビリティの改善を行いました

  • 各種インテグレーション画面にて、連携サービスのアイコン画像に対するaltテキストを空文字にしました。これにより、対象サービスの名前が2回読み上げられることがなくなりました。
  • ダッシュボードやグラフボードからグラフを共有する時に生成される iframe のコードに、title 属性としてグラフタイトルをつけられるようになりました。画像の場合、alt 属性に付与されます。
    • 式グラフを共有する際は、設定したタイトルではなく式の内容が含まれます。
    • 付与される文章は「2023/08/07 18:41:31 から 2023/08/07 19:37:30 までの (設定したグラフタイトル) のメトリクス(単位: (表示されるグラフの単位) )」といった形になります。
  • カスタムダッシュボードにおけるウィジェットのフォーカスの順序が見た目通りの順番になりました。
  • カスタムダッシュボードにおけるアラートステータスウィジェットの読み上げの際に、ホストIDを読まずにホスト名とアラートステータスのみが読み上げられるようになりました。先頭の項目を読み上げる際には、何項目がアラートステータスウィジェットに表示されているかも併せて読み上げられます。

Amazon Linux AMI(通称Amazon Linux 1)のサポートを終了しました

Amazon Linux AMI(通称Amazon Linux 1)のEoL(End of Life、ライフサイクル終了期限)は2023年12月末となっておりますが、当初2023年6月末であり、期限直前に延長されました。この度の延長に関しては、Mackerelとしてこれまでの利用動向などを踏まえ本決定には同調せず、サポートを停止する決定をいたしました。
また、サポートの停止に併せて、Amazon Linux AMI用のyumリポジトリへのリリースも停止いたします。

弊社のテクニカルサポートでも対象外となりますため、ご利用のユーザー様におかれましては、新しいOSへの移行等を推奨いたします。

なお、Amazon Linux 2ならびにAmazon Linux 2023のサポートや、両OS向けのリリースは、本告知以後も継続しておりますので、ご安心ください。

mkr annotations に、description をファイルから受け付ける --description-file オプションが追加されました

mkr annotations createmkr annotations update を利用してグラフアノテーションの作成や更新をする際、表示内容を --description オプションに直接引き渡す必要がありましたが、表示内容をファイルから受け付ける --description-file オプションを追加しました。これにより、複数行の内容をより簡単に指定できます。

例として、以下のような df -h / の結果が result.txt として保存され、この内容をグラフアノテーションとして設定したいとします。

Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvda1      8.0G  5.4G  2.7G  67% /

今までは、mkr annotations につづけて、--description $(cat result.txt)としたり、
--description $'Filesystem Size<中略> on\n/dev/xvda1 8.0G 5.4G 2.7G 67% /'$'string' 構文を利用して改行を指定したりする必要があり、遠回りな対応が必要でした。

今回のアップデートで、--description-file result.txt と指定することで直接ファイルを読み込むようになりました。

また、 --description-file オプションに - を指定することで、df -h / | mkr annotations create <中略> --description-file - のように標準入力から受け取ることも可能です。

本機能は mkr v0.52.0 からご利用いただけます。

お盆期間中におけるサポート窓口対応休業について

Mackerel公式サポート窓口対応(Mackerel にログインしている状態でヘッダー右上に表示されている「サポートチームへ連絡」からのお問い合わせや、support@mackerel.io 宛へのお問い合わせ対応)について、以下の期間中はお休みをさせていただきます。

休業期間:2023年8月11日(金)〜 2023年8月16日(水)

この期間中にいただいたお問い合わせについては、2023年8月17日(木)以降に順次対応させていただきます。ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

Typetalkの不正アクセスによるトークンの強制書き換えの影響について

Typetalkの不正アクセスによる情報漏洩の対策としてTypetalkの一部ユーザーのトークンが強制的に書き換えられたため、MackerelからTypetalkへの通知が停止している可能性がございます。その場合は、通知チャンネルの設定より、トークンつきURLに含まれているトークンを新しいものへ差し替えていただきますようお願いいたします。

詳細につきましては下記記事をご参照ください。

mackerel.io

Mackerelから発行される領収書が適格簡易請求書(簡易インボイス)に対応しました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の戸谷(id:KGA)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

Mackerelから発行される領収書が適格簡易請求書(簡易インボイス)に対応しました

クレジットカード決済による7月ご利用分(8月請求分)から下記内容が領収書に記載されるようになり、適格簡易請求書(簡易インボイス)に対応したものとなります。

  • 適格請求書発行事業者の名称及び登録番号
  • 取引年月
  • 課税表記
  • 課税率

mackerel-agentがDebian 12 bookwormに対応しました

mackerel-agentが、先日新しい安定版としてリリースされました Debian 12 bookwormに対応しました。

ヘルプページに記載のワンライナーやaptコマンド、dpkgコマンドにてインストールいただくことができます。

また、新規ホスト登録画面にもコマンドの記載がございますのでご利用ください。

Ubuntu / Debian でのインストールコマンド

Azureインテグレーションの設定画面において、認証情報の検証でエラーになった際に原因に応じたエラーテキストが表示されるようになりました

これまで、Azureインテグレーションの設定画面においてAzureアカウントの認証に失敗した際に失敗の原因にかかわらず無効と表示されていました。このたび、認証の失敗原因に応じたエラーテキストが表示されるようになりました。

エラーテキストの例(日本語の場合)

  • 認証情報の利用に失敗しました。入力した認証情報を確認してください。
  • 不必要に強い権限が付与されています。必要最低限の権限のみ付与してください。
  • 現在、一時的に認証が行えない状態です。しばらく時間をおいてから再度お試しください。

詳しくはヘルプをご参照ください。

mackerel-sql-metric-collectorがAWS Lambdaのカスタムランタイムで動作するようになりました

Mackerel Labsにて公開しているmackerel-sql-metric-collector*1をAWS Lambdaで動かす際に、これまではGo言語のランタイム上でのみ動作していましたが、カスタムランタイムでも動作するようになりました。これによりmackerel-sql-metric-collectorをAmazon Linux 2で動作させることができます。

mackerel-sql-metric-collectorの利用方法や活用例はこちらの記事をご参照ください。

mackerel.io

Webコンソールにおいてページが正常に表示されない事象が発生していました

こちらの記事でもご報告していましたが、Webコンソールのダッシュボードやアラート詳細画面などにおいて、ページの内容が表示されない事象が発生しておりました。重ねてお詫び申し上げます。

Mackerel Meetup #14を開催しました

先日より告知や連載企画にてお伝えしておりましたMackerel Meetup #14を7/11(火)に開催しました。当日の様子や登壇資料などを開催レポートに掲載していますのでぜひご覧ください。ご来場くださったみなさま、ご登壇いただいたみなさま、ありがとうございました!

mackerel.io

お盆期間中におけるサポート窓口対応休業について

Mackerel公式サポート窓口対応(Mackerel にログインしている状態でヘッダー右上に表示されている「サポートチームへ連絡」からのお問い合わせや、support@mackerel.io 宛へのお問い合わせ対応)について、以下の期間中はお休みをさせていただきます。

休業期間:2023年8月11日(金)〜 2023年8月16日(水)

この期間中にいただいたお問い合わせについては、2023年8月17日(木)以降に順次対応させていただきます。ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

*1:DB からメトリックを収集して Mackerel のサービスメトリックとして投稿する CLI ツールです。

ホスト一覧画面でホスト名による絞り込みに対応しました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の西山(id:tukaelu)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

ホスト一覧画面でホスト名による絞り込みに対応しました

ホスト一覧画面の絞り込みがサービス、ロール、ホストのステータスによる絞り込みに加えて、ホスト名による絞り込みにも対応しました。

ホスト名による絞り込み

管理しているホスト数が多い場合やホストの一括操作を行う場合など、ホスト名でより直感的に素早く絞り込みを行っていただけます。ぜひご活用ください!

URL外形監視のレスポンスタイムグラフの単位がmillisecondsとなるようになりました

URL外形監視で任意のサービスと紐付けた場合にサービスメトリックとして投稿されるレスポンスタイムのグラフには、これまで単位が表示されていませんでしたが、 milliseconds (ms) で表示するように更新しました。

レスポンスタイムの単位がmsになりました

すでに初期値の float から別の単位に変更されている場合は設定済みの単位で表示されます。単位の表示を milliseconds (ms) に変更したい場合は、サービスメトリックのグラフ定義(グラフ右上の歯車のアイコン)から変更できます。

オーガニゼーションの切り替えセレクトボックスでアラート状況の視認性を向上しました

Webコンソールの左上にあるオーガニゼーションを切り替えるセレクトボックスで、これまではアラートのレベルに関わらず一律赤色でアラート件数を表示していましたが、WarningやUnknownのアラートのみが発生している場合は、アラートレベルに応じた色で件数を表示するようになりました。

アラート件数が発生しているアラートレベルに応じて変わります

複数のアラートレベルが発生している場合は、Critical(赤色)、Warning(黄色)、Unknown(灰色)の順で、アラートレベルが高い色で表示されます。

Azureインテグレーションの改善を進めています

Azureインテグレーションによって連携されるメトリックにおいて、欠損が生じるようなケースを確認しており、この問題の改善に向けて次のような対策を進めています。

  • Azureインテグレーションで使用しているSDKのアップデート
  • Azureからメトリックを取得する処理の最適化

Azureインテグレーションをご利用の中でもしお気づきの点がございましたら、サポート窓口までお知らせください。

Mackerel Meetup #14 はいよいよ来週開催です!

4年ぶりの開催となる Mackerel Meetup #14 の開催が来週に迫ってまいりました!Mackerelの開発状況の共有や情報交換だけでなく、Mackerelユーザーによるご講演もあります。

まだ参加枠に若干の余裕がありますので、Mackerelをご利用中のユーザーで参加申し込みがまだの方は、ぜひお申し込みいただければと思います!

mackerelio.connpass.com

またMeetup開催にあわせたブログの連載も引き続き行っています。こちらの記事もあわせてご覧くださいませ!

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ホスト一括操作機能を強化しました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の五十嵐(id:masarasi)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

ホスト一括操作機能を強化しました

これまでホスト一括操作機能では退役しかできませんでしたが、新たに以下のことができるようになりました。

  • ステータスの一括変更
  • ロールの一括付与および一括除去

また、ホスト一括操作でできることが増えたため、デザイン面でも「退役」という文字が目立つようにして、ホスト一括退役時のモーダルのボタンを「OK」から「退役」に変更しました。

さらに便利になったホスト一括操作機能をぜひご活用ください!

ホスト一括操作

各種モーダル

ホスト情報に custom_identifier が表示されるようになりました

AWS, Azure, GCP などのクラウドサービスのホストには、custom_identifier という一意の識別子が付与されます(※)。 この識別子を利用することで、異なるホストで実行したメトリックプラグインやチェック監視の結果を、指定した識別子のホストへ投稿することが可能です。

これまで custom_identifier は ホスト情報の取得 API で確認する必要がありましたが、ホスト詳細画面のホスト情報で確認できるようになりました。

ホスト情報

custom_identifier の利用方法については以下のヘルプをご確認ください。

※custom_identifier は AWS, Azure, GCP 以外のクラウドサービスやオンプレサーバのホストでは利用できません。

プラグインのヘルプを公開しました

プラグインに関するお問い合わせをよくいただくのですが、インストール方法や設定方法といった基本的な内容のヘルプはあっても、特定のプラグインについて詳しく書かれたヘルプはほとんどない状態でした。

そこで我々 CRE チームでは、お問い合わせの多いプラグインに関してヘルプの公開を進めてきました。このたび、ひとまず予定していたヘルプの公開が完了したので、ユーザーのみなさまのお役に立てば幸いです!

現在ヘルプが公開されているプラグインは以下のプラグイン一覧ページに「ヘルプ」リンクがあるものになります。

まだヘルプが公開されていないプラグインに関しても引き続き検討し、公開したいと思います!

mackerel-agent.conf を UTF-8 (BOM 付き)で保存してもエラーにならなくなりました

古いバージョンの Windows のメモ帳では、mackerel-agent.conf の文字コードが UTF-8 (BOM 付き)で保存されてしまうことがあります。UTF-8 (BOM 付き)で保存されてしまうとエラーになり mackerel-agent の起動ができなかったのですが、mackerel-agent バージョン 0.77.0 以降ではエラーにならなくなりました。

【補足情報】mackerel-agent バージョン 0.77.0 未満をご利用の場合

mackerel-agent.conf が UTF-8 (BOM 付き)で保存されている場合、mackerel-agent の起動時に下記のエラーがイベントログに出力されます。

failed to load config: failed to load the config file: toml: line 1: expected '.' or '=', but got '\ufeff' instead

また、mackerel-agent configtest(mackerel-agent.conf のシンタックスチェック)でも同様のエラーが出力されます。

上記のエラーが発生した場合は、mackerel-agent を最新バージョンにアップデートすることで回避できます。
バージョンアップが難しい場合は、UTF-8(BOM 無し)で保存できるテキストエディタを使用して mackerel-agent.conf を保存し直すことでも回避できます。

ダッシュボード画面を印刷する際にダッシュボードのエリアのみ印刷されるようになりました

ダッシュボード画面をブラウザで印刷する際、これまではメニューやヘッダなどのエリアも印刷範囲に含まれていましたが、ダッシュボードのエリアのみ印刷されるようになりました。ダッシュボード画面を印刷して利用する際の利便性が向上しました。

アクセシビリティを改善しました

オーガニゼーションの 設定 画面において、メール設定、アクセス可能な認証方式、強制2段階認証の要素が、スクリーンリーダーによる読み上げに対応しました。

Azure のシークレットキーの有効期限にご注意ください

最近、Azure インテグレーションに使用するシークレットキーの有効期限切れについてのお問い合わせをよくいただきます。シークレットキーの有効期限が切れると、Azure インテグレーションによるメトリックの連携が停止してしまいます。

シークレットキーの有効期限が切れている場合、Azure インテグレーション設定画面の Azure アカウントに「無効」と表示されます。「無効」と表示されている場合は新しいシークレットキーを入力し、「有効」になったことを確認したうえで設定を更新してください。

Azure アカウント

シークレットキーの有効期限は Azure の現在の仕様で最大でも 2 年となっています。Azure インテグレーションをお使いのみなさまにおかれましては有効期限にご注意ください。

Mackerel Meetup #14 を 7 月 11 日(火)にオフラインで開催します!

4 年ぶりとなる Mackerel Meetup をオフラインで開催します!

Mackerel Meetupは、Mackerelをご利用中のユーザーのみなさまとMackerelの開発者を交えた情報交換やシステム運用に関する知見の交換、Mackerelの開発状況を知っていただき開発チームへのフィードバックもいただける場として企画しています。

ユーザーのみなさまによる発表や、Mackerel プロデューサーによる発表、懇親会、限定ノベルティの配布などもあります!イベントの概要については以下のエントリをご覧ください。みなさまのご参加をお待ちしています!

mackerel.io