ホスト一括操作機能を強化しました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の五十嵐(id:masarasi)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

ホスト一括操作機能を強化しました

これまでホスト一括操作機能では退役しかできませんでしたが、新たに以下のことができるようになりました。

  • ステータスの一括変更
  • ロールの一括付与および一括除去

また、ホスト一括操作でできることが増えたため、デザイン面でも「退役」という文字が目立つようにして、ホスト一括退役時のモーダルのボタンを「OK」から「退役」に変更しました。

さらに便利になったホスト一括操作機能をぜひご活用ください!

ホスト一括操作

各種モーダル

ホスト情報に custom_identifier が表示されるようになりました

AWS, Azure, GCP などのクラウドサービスのホストには、custom_identifier という一意の識別子が付与されます(※)。 この識別子を利用することで、異なるホストで実行したメトリックプラグインやチェック監視の結果を、指定した識別子のホストへ投稿することが可能です。

これまで custom_identifier は ホスト情報の取得 API で確認する必要がありましたが、ホスト詳細画面のホスト情報で確認できるようになりました。

ホスト情報

custom_identifier の利用方法については以下のヘルプをご確認ください。

※custom_identifier は AWS, Azure, GCP 以外のクラウドサービスやオンプレサーバのホストでは利用できません。

プラグインのヘルプを公開しました

プラグインに関するお問い合わせをよくいただくのですが、インストール方法や設定方法といった基本的な内容のヘルプはあっても、特定のプラグインについて詳しく書かれたヘルプはほとんどない状態でした。

そこで我々 CRE チームでは、お問い合わせの多いプラグインに関してヘルプの公開を進めてきました。このたび、ひとまず予定していたヘルプの公開が完了したので、ユーザーのみなさまのお役に立てば幸いです!

現在ヘルプが公開されているプラグインは以下のプラグイン一覧ページに「ヘルプ」リンクがあるものになります。

まだヘルプが公開されていないプラグインに関しても引き続き検討し、公開したいと思います!

mackerel-agent.conf を UTF-8 (BOM 付き)で保存してもエラーにならなくなりました

古いバージョンの Windows のメモ帳では、mackerel-agent.conf の文字コードが UTF-8 (BOM 付き)で保存されてしまうことがあります。UTF-8 (BOM 付き)で保存されてしまうとエラーになり mackerel-agent の起動ができなかったのですが、mackerel-agent バージョン 0.77.0 以降ではエラーにならなくなりました。

【補足情報】mackerel-agent バージョン 0.77.0 未満をご利用の場合

mackerel-agent.conf が UTF-8 (BOM 付き)で保存されている場合、mackerel-agent の起動時に下記のエラーがイベントログに出力されます。

failed to load config: failed to load the config file: toml: line 1: expected '.' or '=', but got '\ufeff' instead

また、mackerel-agent configtest(mackerel-agent.conf のシンタックスチェック)でも同様のエラーが出力されます。

上記のエラーが発生した場合は、mackerel-agent を最新バージョンにアップデートすることで回避できます。
バージョンアップが難しい場合は、UTF-8(BOM 無し)で保存できるテキストエディタを使用して mackerel-agent.conf を保存し直すことでも回避できます。

ダッシュボード画面を印刷する際にダッシュボードのエリアのみ印刷されるようになりました

ダッシュボード画面をブラウザで印刷する際、これまではメニューやヘッダなどのエリアも印刷範囲に含まれていましたが、ダッシュボードのエリアのみ印刷されるようになりました。ダッシュボード画面を印刷して利用する際の利便性が向上しました。

アクセシビリティを改善しました

オーガニゼーションの 設定 画面において、メール設定、アクセス可能な認証方式、強制2段階認証の要素が、スクリーンリーダーによる読み上げに対応しました。

Azure のシークレットキーの有効期限にご注意ください

最近、Azure インテグレーションに使用するシークレットキーの有効期限切れについてのお問い合わせをよくいただきます。シークレットキーの有効期限が切れると、Azure インテグレーションによるメトリックの連携が停止してしまいます。

シークレットキーの有効期限が切れている場合、Azure インテグレーション設定画面の Azure アカウントに「無効」と表示されます。「無効」と表示されている場合は新しいシークレットキーを入力し、「有効」になったことを確認したうえで設定を更新してください。

Azure アカウント

シークレットキーの有効期限は Azure の現在の仕様で最大でも 2 年となっています。Azure インテグレーションをお使いのみなさまにおかれましては有効期限にご注意ください。

Mackerel Meetup #14 を 7 月 11 日(火)にオフラインで開催します!

4 年ぶりとなる Mackerel Meetup をオフラインで開催します!

Mackerel Meetupは、Mackerelをご利用中のユーザーのみなさまとMackerelの開発者を交えた情報交換やシステム運用に関する知見の交換、Mackerelの開発状況を知っていただき開発チームへのフィードバックもいただける場として企画しています。

ユーザーのみなさまによる発表や、Mackerel プロデューサーによる発表、懇親会、限定ノベルティの配布などもあります!イベントの概要については以下のエントリをご覧ください。みなさまのご参加をお待ちしています!

mackerel.io