外形監視でOKと判定するHTTPステータスコードを選択可能にしました ほか

こんにちは!Mackerel チーム CRE の戸谷(id:KGA)です。早いものでもう12月ですね。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

外形監視でOKと判定するHTTPステータスコードを選択可能にしました

外形監視ではこれまで200番台か300番台のステータスコードの場合にOKと判定されていましたが、OKと判定されるステータスコードを選択できるようになりました。

外形監視の設定画面の「ステータスコードのチェック」の項目から期待するステータスコードを選択してください。

ステータスコードのチェック

メール配信停止リンクを非表示に設定できるようにしました

アラートやホストの登録・退役などの通知メールの本文の末尾に、メール配信停止リンクを表示していますが、この度Webコンソールのオーガニゼーション設定からこのメール配信停止リンクを非表示にできるようにしました。アラートの通知先をメーリングリストにしているなど、誤ってメール配信を停止してしまう可能性がある場合にご利用ください。

メール配信停止リンクの非表示

Mackerelに関するメタデータを取得できるAPIを公開しました

Mackerelに関するメタデータをJSON形式で取得できるAPIを公開しました。現在はMackerelが使用するIPアドレスの範囲が取得できます。詳しくは以下のヘルプをご参照ください。

Mackerelに関するメタデータAPI - Mackerel ヘルプ

分散トレーシングVaxilaやラベル付きメトリック(OpenTelemetryメトリック)に関する機能の改善を進めています

VaxilaがよりMackerelに近づきました。機能の改善も進んでいます

ヘッダーやサービスカラー、faviconなどをMackerelに合わせ、より違和感なく使っていただけるように変更を行なっているほか、以下のようなTraces画面の動作の改善をしました。

  • トレースを検索するときにServiceを選択したらすぐにトレース一覧を表示するようになりました
  • Filter -> Filter ByからAttributesを選択するときに自動的に候補が表示されるようになりました

Mackerelにより近づいたVaxila

メトリックエクスプローラー、ラベル付きメトリックのクエリグラフの改善

テーブル形式でラベル付きメトリックを一覧できるようになりました

service.nameで絞り込むことでメトリックの一覧が表示されます。さらにメトリック名での絞り込みをしたり、そのメトリックがどのようなラベルと値を持つかを表示することができます。

メトリックエクスプローラーのテーブル表示

メトリックエクスプローラーからクエリグラフを直接追加できるようになりました

グラフの右上にあるメニューから「ダッシュボードに追加」を選ぶことで、クエリグラフを直接カスタムダッシュボードに追加できるようになりました。

メトリックエクスプローラーから直接クエリグラフを追加できます

クエリグラフのクエリを書く際の補完情報を増やしました

クエリを書く際に単位、データ型、説明を表示するようにしました。これによりメトリックの情報を確認しつつクエリを書くことができます。

クエリグラフの補完

通常のグラフと同様にクエリグラフでも通知チャンネルに投稿したりグラフを共有できるようになりました

クエリグラフの全画面表示にて通常のグラフと同様に通知チャンネルに投稿したりグラフを共有できるようになりました。詳細は以下のヘルプをご参照ください。

毎年恒例 Mackerel Advent Calendar 2024 開催中!

Mackerelに関するTipsやノウハウ、利用事例、やってみた、などをみんなで書いて盛り上がりましょう! Advent Calendar への参加、購読は以下URLからどうぞ⛄️🎅

Mackerel Advent Calendar 2024 に投稿された記事の発信をX公式アカウント @mackerelio_jp にて行います。ぜひフォローして更新をチェックしてください!

年末年始期間中におけるサポート窓口対応の休業のお知らせ

以下の期間はサポート窓口の対応をお休みいたします。

休業期間:2024年12月28日(土)〜 2025年1月6日(月)

この期間中にいただいたお問い合わせについては、2025年1月7日(火)以降に順次対応いたします。 また、2024年12月27日(金)までにいただいたお問い合わせも、1月7日(火)以降の対応になる場合がございます。

ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

アラート通知やアラート詳細画面のグラフにおいて、アラートの発生原因となったメトリックのみが表示されるようになりました ほか

こんにちは!Mackerel チーム CRE の五十嵐(id:masarasi)です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

アラート通知やアラート詳細画面のグラフにおいて、アラートの発生原因となったメトリックのみが表示されるようになりました

アラート通知やアラート詳細画面にはアラートに関連するメトリックのグラフが表示されますが、これまではそのグラフに投稿されているメトリックがすべて表示されていたため、メトリックが多数投稿されているグラフの場合に、アラートの発生原因となったメトリックの様子を確認しづらいことがありました。

今回のアップデートで初期状態ではアラートの発生原因となったメトリックのみが表示されるようになり、アラートの発生原因となったメトリックの様子がよりスピーディーに確認できるようになりました。なお、アラート詳細画面においては、グラフ下の凡例をクリックすることで他のメトリックの表示と非表示を切り替えられます。

アラート通知のグラフ

グラフを全画面にした際に、指定していた期間が引き継がれて表示されるようになりました

ホスト詳細画面などでグラフの表示期間を指定した状態で全画面表示に切り替えた際に、これまでは表示期間がリセットされてしまい再度指定し直す必要がありましたが、今回のアップデートで、指定した表示期間を引き継いだまま全画面表示されるようになりました。

カスタムダッシュボードおまかせ生成機能に関するアップデート

カスタムダッシュボードおまかせ生成 機能に関して、以下のアップデートを行いました。

  • Aurora の VolumeBytesUsed のグラフが生成されるようになりました。
  • CPU 使用率のグラフに 100% の補助線が表示されるようになりました。
    • 以下のグラフが対象です。
      • cpu.{user,system}(システムメトリック)
      • custom.ec2.cpu.used(Amazon EC2)
      • custom.rds.cpu.used(Amazon RDS)

CPU 100% の補助線

Mackerel のステータス情報を Slack と Microsoft Teams に通知できるようになりました

Mackerel のステータス情報 を新たに Slack と Microsoft Teams に通知できるようになりました。ページの右上にある「SUBSCRIBE」ボタンから Slack の Incomin Webhook や、Microsoft Teams のワークフローを通知先として設定できます。

ステータス情報ページ

Slack

Microsoft Teams

Mackerel Tech Day - モニタリング・オブザーバビリティの変遷とこれからの展望!を開催しました!

2024年10月22日に Mackerel Tech Day - モニタリング・オブザーバビリティの変遷とこれからの展望!を開催し、多くの方にご参加いただきました。あらためて御礼申し上げます。

当日ご参加いただけなかった方も、下記の開催レポートページにてアーカイブを視聴いただけますので、ぜひご覧ください。

mackerel.io

2024年9月17日で正式リリースから10周年を迎えた Mackerel は、今後も Mackerel はオブザーバビリティプラットフォームを目指して進化を続けていきます!

AWSインテグレーションがAmazon Athenaに対応しました ほか6件のお知らせ

こんにちは、MackerelチームCREの id:kmuto です。Mackerelの10周年を記念したMackerel Tech Dayはいよいよ来週10月22日に開催。オフラインでもオンラインでもご参加お待ちしております! では、今回のアップデート内容をお知らせいたします。

AWSインテグレーションがAmazon Athenaに対応しました

AWSのS3データクエリサービスである「Amazon Athena」のメトリックを、AWSインテグレーションで取得できるようになりました。取得可能なメトリックについては、以下のヘルプドキュメントをご参照ください。

mackerel.io

1ワークグループあたり1マイクロホストとして扱われます。データ操作やスキーマ/オブジェクト操作の実行に関係する時間、あるいは処理バイト数などを、メトリックとして取得できます。

カスタムダッシュボードおまかせ生成機能がAmazon EC2、Amazon CloudFront、NLB、CLB、AWS Lambdaに対応しました

前回のリリースブログで発表した「カスタムダッシュボードおまかせ生成機能」、すでにお使いになりましたか?

mackerel.io

新たにAmazon EC2、Amazon CloudFront、NLB(Elastic Load BalancingのNetwork Load Balancer)、CLB(Elastic Load BalancingのClassic Load Balancer)、AWS Lambdaについても、ロール内にそのホストがある場合に適切なウィジェットが自動生成されるようになりました。Web/App/DBの三層の各ロールで対応するサービスの詳細については、以下のヘルプドキュメントにまとめられています。

mackerel.io

また、三層構造テンプレートで3つのロールの全部を選択しなくても、カスタムダッシュボードを生成できるようになりました。まずは三層に関係なく適当なロールからでもぜひお試しください!

Vaxilaの機能強化を進めています

OpenTelemetry対応の分散トレーシングを担う「Vaxila」の機能拡充を進めています。以下に今回リリースした機能をご紹介します!

MackerelのAPIキーでVaxilaを利用できるようになりました

これまでVaxilaに投稿するAPIキーは、MackerelのWebコンソールではなくVaxilaのSettings画面で調べる必要がある固有のものになっていました。このたび、MackerelのAPIキーで「Write」の権限が付いたものであれば、どれでもVaxilaへ投稿できるようになりました。

なお、MackerelのVaxilaをすでにご利用されていたオーガニゼーションでは、従来のVaxila向けAPIキーが「Vaxila」という名前でMackerelのAPIキー一覧に追加されています。

トレースのグラフに日付を表示するようになりました

数日にわたるような長期間のトレースを表示する際、時刻だけではわかりにくいというご意見をいただき、日付も表示するように変更しました。

サービス名が補完で表示されるようになりました

サービス名を事前に把握していないとトレースを表示できないという問題があったため、「Service」の入力ボックスをクリックしたときに投稿記録のあるサービス名を一覧表示および補完できるようにしました。

トレースのスパンにホバーしたときに、スパンの名前がツールチップで表示されるようになりました

トレースのスパンが短い場合、スパン名が一部省略された形で表示されます。マウスカーソルを上に当てたときに、その完全なスパン名をツールチップとして表示するようにしました。

Vaxilaは現在、Mackerelのユーザーであれば無料で体験できます。詳細につきましては、過去のブログ記事もご覧ください。

mackerel.io

mackerel.io

mackerel-plugin-mysqlがMySQL 8.4に対応しました

MySQLサーバー向けのメトリックプラグインmackerel-plugin-mysqlがMySQL 8.4に対して動作しなくなっていた問題を修正しました。

更新したmackerel-plugin-mysqlプラグインは、mackerel-agent-pluginsバージョン0.86.0に収録しています。

cloudwatch-logs-aggregatorのTerraform moduleで利用していた非推奨な設定を置き換えました

terraform-provider-awsバージョン5.68.0からinline_policyを使った設定が「deprecated」扱いとなったため、cloudwatch-logs-aggregatorのTerraformファイルでも、aws_iam_role_policyを使う設定に変更しました。

mackerel-monitoring-modulesバージョン0.4.0のモジュールをご利用いただくことで、新しいterraform-provider-awsと組み合わせても、terraform plan実行時にwarningが表示されなくなります。この変更により、terraform plan実行時に差分が発生することがありますが、実際のIAMリソースへの変化はありません。

github.com

cloudwatch-logs-aggregatorはMackerelが提供するAWS Lambdaで動作する関数で、CloudWatch Logsに出力されたログを集計し、その結果をMackerelにサービスメトリックとして投稿できます。このLambda関数はユーザーのAWSアカウント上で構築され、そのためのTerraformモジュールが付属しています。下記のブログもご参照ください。

mackerel.io

【予告】LINEへの通知機能を2025年4月1日に終了します

LINE Notifyの2025年3月31日でのサービス終了(LINEヤフー株式会社さまからの発表)に伴いまして、Mackerelの通知チャンネルで現在提供しているLINEへの通知機能も2025年4月1日に終了し、通知対象から削除させていただきます。

LINEへの通知の代替手段の提供についてはチーム内で検討いたしましたが、このたび用意はしないという判断となりました。ご愛用されていたユーザーの皆さまにはご不便をおかけいたしますが、メールなど別の通知方法への移行をご検討ください。

Mackerel Tech Day、いよいよ来週10月22日に開幕!

ゲストによる登壇のほか、モニタリングやオブザーバビリティに関する書籍の翻訳や執筆、登壇に携わっているパネリスト陣によるパネルディスカッションもあります! 皆さまのご来場、お待ちしております。

mackerelio.connpass.com

カスタムダッシュボードおまかせ生成機能をリリースしました ほか6件のお知らせ

こんにちは!Mackerel チーム CRE の須藤(id:do-su-0805)です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

カスタムダッシュボードおまかせ生成機能をリリースしました

Mackerel上の情報をまとめたダッシュボードを作成できるカスタムダッシュボードにて、Mackerelで用意されたテンプレートをもとにしたダッシュボードを自動生成できるようになりました。

カスタムダッシュボード作成時に「カスタムダッシュボードおまかせ生成」を選択することで作成画面に遷移します。なお、「任意で作成する」をクリックすることで、従来どおりのカスタムダッシュボード作成が行えます。

ダッシュボード作成時の選択項目の様子

タイトルを入力後、必要に応じてメモやカスタムURLを編集し、テンプレートを選択します。現在は「三層構造テンプレート」のみを提供しております。

「カスタムダッシュボードおまかせ生成」クリック後の作成画面

三層構造テンプレートでは、ApacheやNginxなどが稼働するWebロール、goやjvmでのアプリケーションが稼働するAppロール、MySQLやPostgreSQLが稼働するDBロールの三層で構成された環境にてご利用いただけるテンプレートとなっており、それぞれに対応するMackerel上でのロールを選択します。

「三層構造テンプレート」選択時のロール選択画面

「作成」を押下すると、以下のように選択したロールのメトリックを表示するダッシュボードが作成されます。

カスタムダッシュボードおまかせ生成機能で作成されたダッシュボードの様子

現在、各ロールでは以下のようなMackerel公式メトリックプラグインやクラウドインテグレーションによるメトリックが投稿されている場合に、自動でウィジェットが生成されます。
対応メトリックプラグインや対応クラウドインテグレーションについては、今後拡充を予定しております。

また、各ロールにてmackerel-agentやmackerel-container-agentによってシステムメトリックが投稿されている場合、システムメトリックを確認できるウィジェットが作成されます。

どういったダッシュボードを作成したらよいだろうかとお悩みのケースなどに、まずベースとしてご利用いただけば幸いです。

また、先日 Mackerelはオブザーバビリティプラットフォームとして進化していきます - Mackerel ブログ #mackerelio にて告知させていただきました通り、2024年8月26日よりFreeプランでご利用いただける機能が拡張され、いままでFreeプランではご利用いただけなかったカスタムダッシュボードを1つまでご利用いただけるようになっております。この機会にぜひお試しください!

そのほか、カスタムダッシュボードに関する詳細は カスタムダッシュボードを利用する - Mackerel ヘルプ を参照ください。

Microsoft Teams 通知チャンネルへの通知方式を変更しました

7月ご利用分より領収書がオーナー宛にメールで送付されるようになり、再発行もできるようになりました ほか1件のお知らせ - Mackerel ブログ #mackerelio にて予告していた通り、Microsoft Teams の Incoming Webhook コネクタの廃止への対応のため、通知方式を変更いたしました。

通知設定手順である Microsoft Teamsにアラートを通知する - Mackerel ヘルプ を変更後の通知形式に変更しておりますため、参照の上切り替えをお願いいたします。ご利用中のMicrosoft Teams向け通知チャンネルは、手順に記載された方法で発行されたURLに差し替えるだけで引き続き動作いたします。

本変更に際して、Adaptive Card形式に変更したことにより、通知内容に一部Markdown記法が反映されるようになったほか、<at>****@****.onmicrosoft.com</at> のようにユーザー識別子を指定することでメンションを送ることが可能となっております。 併せて、Adaptive Card形式に変更による見た目上の変化がございます。あらかじめご了承くださいませ。

なお、旧方式にて作成された Incoming Webhook コネクタに対する配信は、Microsoft Teams側にて廃止されるまで引き続きご利用可能となっております。

コンソールからミュート中の監視ルールの更新時にミュート状態が継続するようになりました

いままではコンソールからミュート中の監視ルールを更新する際にミュートが解除される仕様となっておりましたが、ミュート中の監視ルールを更新した場合はミュート状態が継続するようになりました。

更新のタイミングでミュートが外れてしまうことにより、ミュートを再設定することになるというご意見をもとにした改修となります。以後はコンソールからの監視ルール更新の際にミュート状態が解除されなくなるため、ご留意くださいませ。

なお、APIを利用した更新の挙動はいままでどおりisMute の内容に従った更新がされ、未指定の場合はミュートしない状態がデフォルトになっております。 詳しくは以下をご参照ください。

監視ルール - Mackerel API ドキュメント (v0)

status.mackerel.ioで示す機能コンポーネントを変更しました

Mackerelの障害発生時にはstatus.mackerel.ioにて状況をお知らせしていますが、どの機能に障害が発生しているかを表す機能コンポーネントを、実際のMackerelの運用に合わせて変更しました。新しい機能コンポーネントは以下のとおりです。

コンポーネント名 影響範囲
Dashboard Webコンソールでのカスタムダッシュボード・ホスト詳細・サービス詳細などの画面の閲覧
Org Management Webコンソールでのオーガニゼーション情報の閲覧と操作・プラン・料金
Account Management ユーザー情報の閲覧と操作
Metrics APIでのメトリック投稿・取得、Webコンソールでのグラフの閲覧
Monitoring Webコンソール・APIでの監視設定の操作、監視・アラート発報(外形監視・ロール内異常検知を除く)
Notification Webコンソール・APIでの通知チャンネルの操作、通知の送信
Host Management Web コンソール・API でのサービス・ロール・ホストの操作
AWS Integration AWSインテグレーションに関係する、Webコンソール・APIでのインテグレーション設定の操作、ホスト登録、メトリック投稿
Azure Integration Azureインテグレーションに関係する、Webコンソールでのインテグレーション設定の操作、ホスト登録、メトリック投稿
GoogleCloud Integration Google Cloudインテグレーションに関係する、Webコンソールでのインテグレーション設定の操作、ホスト登録、メトリック投稿
External URL Monitoring 外形監視、およびそれに関係するメトリック投稿
Anomaly Detection for roles ロール内異常検知におけるモデルの学習、監視
Mackerel for KCPS KDDIクラウドプラットフォームサービス(KCPS)環境とMackerelサーバー間通信
Documents ブランドサイト、ヘルプ、APIドキュメント、FAQの閲覧

Mackerelのセキュリティチェックシートを公開しました

昨今のセキュリティ意識の高まりに伴って、お客さまからMackerelのセキュリティへの取り組みに関するお問い合わせをいただく機会が増えています。

MackerelというSaaS型クラウドサービスを安心してご選定・ご利用いただけるよう、このたび経済産業省による「クラウドサービスレベルのチェックリスト」およびIPA(独立行政法人情報処理推進機構)による「安全なウェブサイトの作り方 改訂第7版」に準拠したセキュリティチェックシートを公開いたしました。

下記リンク、またはブランドサイトページ下部の「サービス情報」>「セキュリティチェックシート」からダウンロードいただけます。

ja.mackerel.io

MackerelがSAML連携に対応します

先般ブログ記事にて概要をお伝えしていましたが、2024年10月1日、MackerelのSAML連携機能を正式にリリースします。

mackerel.io

このSAML連携機能を利用することにより、Microsoft Entra ID、OktaなどのSAML認証に対応した任意のIdP(Identity Provider)と連携してMackerelのユーザーの認証が可能になるほか、SAMLでの認証の必須有無の設定、属性マッピングによる各オーガニゼーションへの参加・権限付与も制御できます。

特に多数のユーザーやオーガニゼーションを運用し、ユーザーの棚卸しやセキュリティに課題を感じているお客さまには心強いソリューションとなるでしょう。

このSAML連携機能は、通常の料金プランとは別の、オプション料金のプランとして提供いたします。詳細につきましては、当社営業担当者またはサポート窓口までお問い合わせください。

10/22(木) モニタリング・オブザーバビリティの変遷とこれからの展望! - Mackerel Tech Day開催!

ゲストによる登壇のほか、モニタリングやオブザーバビリティに関する書籍の翻訳や執筆、登壇に携わっているパネリスト陣によるパネルディスカッションもあります! 皆さまのご来場、お待ちしております。

mackerelio.connpass.com

7月ご利用分より領収書がオーナー宛にメールで送付されるようになり、再発行もできるようになりました ほか1件のお知らせ

こんにちは!Mackerel チーム CRE の戸谷(id:KGA)です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

2024年7月ご利用分より領収書がオーナー宛にメールで送付されるようになり、再発行もできるようになりました

2024年7月ご利用分(8月ご請求分)から以下の通り領収書に関する改善を行いました。

オーガニゼーションのオーナー宛にメールで送付されるようになりました

これまでは Mackerel の Web コンソールの「支払履歴」より領収書をダウンロードいただいていましたが、同様の内容がオーガニゼーションのオーナーのメールアドレスにも送付されるようになりました。

2024年7月ご利用分以降の領収書が Web コンソールから再発行できるようになりました

これまでは過去の領収書を再発行する場合にサポートへご連絡いただいておりましたが、Web コンソールから再発行できるようになりました。

オーナーのメールアドレスを入力することにより再発行できます

Microsoft Teams 通知チャンネルへの通知方式を変更します

以前の告知にも記載していましたが、Microsoft Teams の Incoming Webhook コネクタの廃止への対応として通知の方式を変更いたします。後日更新いたしますヘルプページをご参照の上、 Incoming Webhook コネクタを用いた方式から Teams の Workflow アプリまたは Power Automate を用いた方式への設定変更をお願いいたします。(ヘルプページでは Workflow アプリからの設定方法を記載しています。)

メールの配信解除や配信再開ページで現在の配信設定が表示されるようになりました ほか6件のアップデートのお知らせ

こんにちは、MackerelチームCREの五十嵐(id:masarasi)です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

メールの配信解除や配信再開ページで現在の配信設定が表示されるようになりました

メールの配信設定については、Mackerel にアカウント登録されたメールアドレスであればアカウント設定の メール通知 から確認できますが、アカウント登録していないメールアドレスの配信設定については、これまで確認する方法がありませんでした。

今回のアップデートで、メールの配信解除や配信再開ページで現在の配信設定が表示されるようになりましたので、アカウント登録されていないメールアドレスであっても、該当するページにアクセスすることで現在の設定を確認したり、設定を変更したりできます。

メール配信解除画面

メールの配信解除や配信再開ページへは下記の方法でアクセス可能です。

  • メール配信解除
    • アラート通知メールなどに記載の「配信停止はこちら」のリンク
  • メール配信再開
    • メールの配信解除を行った際に送信される「メール通知の停止を受け付けました」という件名のメールに記載の「配信再開はこちら」のリンク

メールアドレスがバウンス登録された場合にオーナーへ通知されるようになりました

ユーザーのメールアドレスがバウンス登録された場合に、オーガニゼーションのオーナーに通知されるようになりました。バウンス登録の有無は 30 分間隔でチェックしており、新たにバウンス登録されたメールアドレスのみ通知されます。なお、バウンス登録の解除につきましては、お問い合わせフォームからサポートチームへご連絡ください。

注意点

  • 通知チャンネルの通知の送信先で「特定のユーザー」に指定したメールアドレス(Mackerel に登録されていないユーザー)に関しては通知されません
  • オーナーのメールアドレスがバウンス登録された場合は通知を受け取れません

グラフ共有の際に Markdown や Cosense(Scrapbox)形式でリンクをコピーできるようになりました

グラフ右上の共有ボタンをクリックすると表示されるモーダルにおいて、新たに Markdown や Cosense(Scrapbox)形式でリンクをコピーできるようになりました。グラフのリンクをドキュメントなどに記載する際に、対応する形式へ加工する手間が減って便利になるかと思います。なお、現時点ではカスタムダッシュボードや、ラベル付きメトリック向けのエクスプローラー(β 版機能)に表示されるグラフのみ対応していますが、その他のグラフについても順次対応予定となっています。

グラフを共有ボタン

グラフ共有モーダル

terraform-provider-mackerel で死活監視のアラート発生時のステータスを指定できるようになりました

ホスト死活監視は、オプションでアラート発生時のステータスを Critical か Warning のどちらにするか指定できます。terraform-provider-mackerel ではこれまでその指定に対応していなかったのですが、terraform-provider-mackerel v0.4.0 以降で alert_status_on_gone パラメータによる指定が可能になりました。ドキュメント にも記載していますのであわせてご覧ください。

こちらのアップデートは handlename さんに コントリビュート いただきました。ありがとうございます!

terraform-provider-mackerel でダッシュボードにクエリグラフを作成できるようになりました

現在 β 版機能として提供しているラベル付きメトリックに関するアップデートとなりますが、terraform-provider-mackerel v0.4.0 以降で、カスタムダッシュボードにクエリグラフのグラフウィジェットを作成できるようになりました。指定するパラメータについては ドキュメント をご覧ください。

mackerel-plugin-php-fpm に slow_requests の差分を投稿する slow_requests_delta メトリックを追加しました

mackerel-plugin-php-fpm では slow_requests というメトリックが投稿されますが、こちらは単調増加する値であるため、前回投稿時からの差分を表示する場合は、グラフ定義から差分値を有効にするという手間が必要でした。今回のアップデートで、差分値を投稿する slow_requests_delta というメトリックを追加しました。

slow_requests_delta は mackerel-agent-plugin 0.84.0 以降で投稿されるようになります。なお、slow_requests とは別のメトリックとして投稿されますので、ホストのメトリック数が増加する点にはご留意ください。

mackerel-agent の Docker イメージのベース OS を更新しました

Docker 上で動作する mackerel-agent の Docker イメージ について、ベース OS を debian:buster-slim から debian:bookworm-slim に更新しました。新しいベース OS の Docker イメージは v0.82.0 以降となります。

CentOS 7、Debian 10、CentOS Stream 8 のサポートを終了しました

先日のお知らせ で予告した通り、CentOS 7、Debian 10、CentOS Stream 8 のサポートを終了しました。現在のサポート OS については 対応環境 をご覧ください。

Microsoft Teams のコネクタ廃止に関わる対応について

Mackerel から Teams への通知には Teams の Incoming Webhook コネクタを利用していますが、Teams のコネクタは今年の8月15日以降に新規作成ができなくなり、10月1日以降は利用もできなくなる予定となっています。

先日より、Teams への通知に以下のようなメッセージが含まれるようになっていますが、こちらは Teams のコネクタ廃止に関連する内容となっています。

Action Required: O365 connectors within Teams will be deprecated and notifications from this service will stop. Learn more about the timing and how the Workflows app provides a more flexible and secure experience. If you want to continue receiving these types of messages, you can use a workflow to post messages from a webhook request. Set up workflow

Mackerel チームでは現在、コネクタ廃止後も継続して Teams への通知が利用できるように対応を検討しています。対応についてはまたあらためてご案内しますので、Teams への通知をご利用のユーザーのみなさまは、今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。

お盆休み期間中のサポート窓口休業について

以下の期間中はサポート窓口をお休みいたします。

休業期間:2024年8月13日(火)〜 2024年8月16日(金)

この期間中にいただいたお問い合わせについては、弊社翌営業日の2024年8月19日(月)以降に順次対応いたします。

ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

2024年8月以降(2024年7月ご利用分以降)、領収書をメールでも送付いたします ほか4件のアップデートのお知らせ

こんにちは、MackerelチームCREの武藤( id:kmuto )です。夏本番が近づく中、Mackerelも熱量を上げて開発を進めています。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

【予告】2024年8月以降(2024年7月ご利用分以降)、領収書をメールでも送付いたします

Mackerelのご利用分としてクレジットカードでお支払いいただいた領収書は、決済完了メールやMackerel Webコンソールのリンクからダウンロードすることができます。しかし、外部決済サービスの仕様変更に伴いダウンロードできる期間が30日に限られてしまうようになったことで、ユーザーの皆さまには長らくご不便をおかけしておりました。

2024年8月以降(2024年7月ご利用分・2024年8月1日決済)、これまでMackerelから送付していた決済完了メールに加えて、クレジットカードによりお支払いいただいたMackerel利用料の領収書を、外部決済サービスのStripeからメールで送信します。これまでダウンロードできた領収書と同様に、適格簡易請求書(簡易インボイス)対応のものとなります。

領収書メールは、receipts+acct_1DCHTLK8x8YyOOGH@stripe.com というメールアドレスから、オーガニゼーションのオーナー権限を持つユーザーの方のみに対して発送されます。オーガニゼーション設定のメール設定に追加した課金関連のメールアドレスへはこれまでどおりの決済完了メールが送信されますが、この領収書メールは送信されません。

クエリグラフのPromQLクエリ言語でincrease()関数を利用できるようになりました

MackerelはOpenTelemetry形式のメトリックを受け付け、それをカスタムダッシュボードや監視ルールにおいてPromQLクエリ言語で抽出したクエリグラフとして表示あるいは監視できます。

このたび、MackerelでサポートするPromQLの機能としてincrease()関数を追加しました。increase()関数は、範囲ベクトルの個々の時系列のカウンター(単調増加するメトリック)の値の指定時間範囲での増加量を返します。

以下のPromQLクエリは、メトリックapp.frontend.requestsのうちラベル名statusの値が500のメトリックを表します。

app.frontend.requests{status="500"}

上記では単調増加で増分がわかりにくいため、increase()関数を使って5分(5m)範囲での増加量を求めてみます。

increase(app.frontend.requests{status="500"}[5m])

現在MackerelがサポートしているPromQLの機能については、以下のドキュメントをご参照ください。

mackerel.io

mkrのorgサブコマンドでも--jqオプションを利用できるようになりました

MackerelのCLIツールであるmkrを使うと、Mackerelのさまざまな情報をJSON形式で取得できます。さらにmkrはJSONフィルタの事実上の標準であるjq文法でこの結果を加工できる仕組みも内包しており、--jqオプションを使ってこれを利用できます。

mkr orgはオーガニゼーションの名前や管理名を取得するサブコマンドですが、取得用サブコマンドの中で唯一--jqオプションをサポートしていませんでした。mkr v0.58.0(Windowsではmackerel-agent v0.82.0に内包)でこれを修正し、mkr org--jqオプションが利用できるようになりました。

$ mkr org
{
    "name": "mackerel-bizdemo",
    "displayName": "Mackerel🐟デモ環境"
}
$ mkr org --jq '.name'
mackerel-bizdemo
$ mkr org --jq '.displayName'
Mackerel🐟デモ環境

jq文法を使いこなすことで、別途プログラムを作らずともMackerelの情報をさまざまに加工できるので、ぜひmkrの--jqオプションをご活用ください!

mackerel-plugin-mailqおよびcheck-mailqにおいて、キュー内の滞留件数が1件のときに検出されない問題を修正しました

メールサーバー内のキューの滞留を監視するプラグインとして、メトリックで表すmackerel-plugin-mailqと、存在をチェックするcheck-mailqがあります。キュー内に滞留しているメールの数が1通だけだった場合に0と数えられてしまう(check-mailqの場合はアラートが発報されない)不具合があったため、正しく1と数えられるように修正いたしました。

mackerel-plugin-mailqはmackerel-agent-plugins v0.83.0、check-mailqはmackerel-check-plugins v0.47.0にて対応しています。

こちらの修正はyongjiajunさんにコントリビュートいただきました、ありがとうございます!

check-redisのreachableサブコマンドの失敗時応答をUNKNOWNではなくCRITICALで返すように変更しました

Redisのチェック監視プラグインのcheck-redisには、Redisサーバーに到達しているかどうかを確認するreachableサブコマンドがありますが、これまでは到達成功時にOK、到達失敗時にUNKNOWNを返していました。MackerelにおいてUNKNOWNは監視できていないという意味であり、到達性のチェック監視結果として違和感は否めません。

mackerel-check-plugins v0.47.0にてcheck-redisのreachableサブコマンドの挙動を変更し、ほかのチェック監視同様に失敗時にはCRITICALを返すようになりました。従来の挙動(OK/UNKNOWNの返答)を前提に運用されていた場合はご注意ください。

AWS Summit Japan 2024でのMackerelブースへのご来場、ありがとうございました!

6月20日・21日に幕張メッセで開催されたAWS Summit Japan 2024にMackerelもブース出展し、多くの方に訪れていただきました。改めて御礼申し上げます。

すでにMackerelをご利用されている、あるいは過去にご利用されていたユーザーさまからは、激励や今後の機能拡充要望のお言葉を多数いただきました。ご期待に応えられるよう、価値を提供する機能開発を引き続き進めて参ります!