カスタムダッシュボードおまかせ生成機能をリリースしました ほか6件のお知らせ

こんにちは!Mackerel チーム CRE の須藤(id:do-su-0805)です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

カスタムダッシュボードおまかせ生成機能をリリースしました

Mackerel上の情報をまとめたダッシュボードを作成できるカスタムダッシュボードにて、Mackerelで用意されたテンプレートをもとにしたダッシュボードを自動生成できるようになりました。

カスタムダッシュボード作成時に「カスタムダッシュボードおまかせ生成」を選択することで作成画面に遷移します。なお、「任意で作成する」をクリックすることで、従来どおりのカスタムダッシュボード作成が行えます。

ダッシュボード作成時の選択項目の様子

タイトルを入力後、必要に応じてメモやカスタムURLを編集し、テンプレートを選択します。現在は「三層構造テンプレート」のみを提供しております。

「カスタムダッシュボードおまかせ生成」クリック後の作成画面

三層構造テンプレートでは、ApacheやNginxなどが稼働するWebロール、goやjvmでのアプリケーションが稼働するAppロール、MySQLやPostgreSQLが稼働するDBロールの三層で構成された環境にてご利用いただけるテンプレートとなっており、それぞれに対応するMackerel上でのロールを選択します。

「三層構造テンプレート」選択時のロール選択画面

「作成」を押下すると、以下のように選択したロールのメトリックを表示するダッシュボードが作成されます。

カスタムダッシュボードおまかせ生成機能で作成されたダッシュボードの様子

現在、各ロールでは以下のようなMackerel公式メトリックプラグインやクラウドインテグレーションによるメトリックが投稿されている場合に、自動でウィジェットが生成されます。
対応メトリックプラグインや対応クラウドインテグレーションについては、今後拡充を予定しております。

また、各ロールにてmackerel-agentやmackerel-container-agentによってシステムメトリックが投稿されている場合、システムメトリックを確認できるウィジェットが作成されます。

どういったダッシュボードを作成したらよいだろうかとお悩みのケースなどに、まずベースとしてご利用いただけば幸いです。

また、先日 Mackerelはオブザーバビリティプラットフォームとして進化していきます - Mackerel ブログ #mackerelio にて告知させていただきました通り、2024年8月26日よりFreeプランでご利用いただける機能が拡張され、いままでFreeプランではご利用いただけなかったカスタムダッシュボードを1つまでご利用いただけるようになっております。この機会にぜひお試しください!

そのほか、カスタムダッシュボードに関する詳細は カスタムダッシュボードを利用する - Mackerel ヘルプ を参照ください。

Microsoft Teams 通知チャンネルへの通知方式を変更しました

7月ご利用分より領収書がオーナー宛にメールで送付されるようになり、再発行もできるようになりました ほか1件のお知らせ - Mackerel ブログ #mackerelio にて予告していた通り、Microsoft Teams の Incoming Webhook コネクタの廃止への対応のため、通知方式を変更いたしました。

通知設定手順である Microsoft Teamsにアラートを通知する - Mackerel ヘルプ を変更後の通知形式に変更しておりますため、参照の上切り替えをお願いいたします。ご利用中のMicrosoft Teams向け通知チャンネルは、手順に記載された方法で発行されたURLに差し替えるだけで引き続き動作いたします。

本変更に際して、Adaptive Card形式に変更したことにより、通知内容に一部Markdown記法が反映されるようになったほか、<at>****@****.onmicrosoft.com</at> のようにユーザー識別子を指定することでメンションを送ることが可能となっております。 併せて、Adaptive Card形式に変更による見た目上の変化がございます。あらかじめご了承くださいませ。

なお、旧方式にて作成された Incoming Webhook コネクタに対する配信は、Microsoft Teams側にて廃止されるまで引き続きご利用可能となっております。

コンソールからミュート中の監視ルールの更新時にミュート状態が継続するようになりました

いままではコンソールからミュート中の監視ルールを更新する際にミュートが解除される仕様となっておりましたが、ミュート中の監視ルールを更新した場合はミュート状態が継続するようになりました。

更新のタイミングでミュートが外れてしまうことにより、ミュートを再設定することになるというご意見をもとにした改修となります。以後はコンソールからの監視ルール更新の際にミュート状態が解除されなくなるため、ご留意くださいませ。

なお、APIを利用した更新の挙動はいままでどおりisMute の内容に従った更新がされ、未指定の場合はミュートしない状態がデフォルトになっております。 詳しくは以下をご参照ください。

監視ルール - Mackerel API ドキュメント (v0)

status.mackerel.ioで示す機能コンポーネントを変更しました

Mackerelの障害発生時にはstatus.mackerel.ioにて状況をお知らせしていますが、どの機能に障害が発生しているかを表す機能コンポーネントを、実際のMackerelの運用に合わせて変更しました。新しい機能コンポーネントは以下のとおりです。

コンポーネント名 影響範囲
Dashboard Webコンソールでのカスタムダッシュボード・ホスト詳細・サービス詳細などの画面の閲覧
Org Management Webコンソールでのオーガニゼーション情報の閲覧と操作・プラン・料金
Account Management ユーザー情報の閲覧と操作
Metrics APIでのメトリック投稿・取得、Webコンソールでのグラフの閲覧
Monitoring Webコンソール・APIでの監視設定の操作、監視・アラート発報(外形監視・ロール内異常検知を除く)
Notification Webコンソール・APIでの通知チャンネルの操作、通知の送信
Host Management Web コンソール・API でのサービス・ロール・ホストの操作
AWS Integration AWSインテグレーションに関係する、Webコンソール・APIでのインテグレーション設定の操作、ホスト登録、メトリック投稿
Azure Integration Azureインテグレーションに関係する、Webコンソールでのインテグレーション設定の操作、ホスト登録、メトリック投稿
GoogleCloud Integration Google Cloudインテグレーションに関係する、Webコンソールでのインテグレーション設定の操作、ホスト登録、メトリック投稿
External URL Monitoring 外形監視、およびそれに関係するメトリック投稿
Anomaly Detection for roles ロール内異常検知におけるモデルの学習、監視
Mackerel for KCPS KDDIクラウドプラットフォームサービス(KCPS)環境とMackerelサーバー間通信
Documents ブランドサイト、ヘルプ、APIドキュメント、FAQの閲覧

Mackerelのセキュリティチェックシートを公開しました

昨今のセキュリティ意識の高まりに伴って、お客さまからMackerelのセキュリティへの取り組みに関するお問い合わせをいただく機会が増えています。

MackerelというSaaS型クラウドサービスを安心してご選定・ご利用いただけるよう、このたび経済産業省による「クラウドサービスレベルのチェックリスト」およびIPA(独立行政法人情報処理推進機構)による「安全なウェブサイトの作り方 改訂第7版」に準拠したセキュリティチェックシートを公開いたしました。

下記リンク、またはブランドサイトページ下部の「サービス情報」>「セキュリティチェックシート」からダウンロードいただけます。

ja.mackerel.io

MackerelがSAML連携に対応します

先般ブログ記事にて概要をお伝えしていましたが、2024年10月1日、MackerelのSAML連携機能を正式にリリースします。

mackerel.io

このSAML連携機能を利用することにより、Microsoft Entra ID、OktaなどのSAML認証に対応した任意のIdP(Identity Provider)と連携してMackerelのユーザーの認証が可能になるほか、SAMLでの認証の必須有無の設定、属性マッピングによる各オーガニゼーションへの参加・権限付与も制御できます。

特に多数のユーザーやオーガニゼーションを運用し、ユーザーの棚卸しやセキュリティに課題を感じているお客さまには心強いソリューションとなるでしょう。

このSAML連携機能は、通常の料金プランとは別の、オプション料金のプランとして提供いたします。詳細につきましては、当社営業担当者またはサポート窓口までお問い合わせください。

10/22(木) モニタリング・オブザーバビリティの変遷とこれからの展望! - Mackerel Tech Day開催!

ゲストによる登壇のほか、モニタリングやオブザーバビリティに関する書籍の翻訳や執筆、登壇に携わっているパネリスト陣によるパネルディスカッションもあります! 皆さまのご来場、お待ちしております。

mackerelio.connpass.com