AWSインテグレーションがAmazon Athenaに対応しました ほか6件のお知らせ

こんにちは、MackerelチームCREの id:kmuto です。Mackerelの10周年を記念したMackerel Tech Dayはいよいよ来週10月22日に開催。オフラインでもオンラインでもご参加お待ちしております! では、今回のアップデート内容をお知らせいたします。

AWSインテグレーションがAmazon Athenaに対応しました

AWSのS3データクエリサービスである「Amazon Athena」のメトリックを、AWSインテグレーションで取得できるようになりました。取得可能なメトリックについては、以下のヘルプドキュメントをご参照ください。

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1ワークグループあたり1マイクロホストとして扱われます。データ操作やスキーマ/オブジェクト操作の実行に関係する時間、あるいは処理バイト数などを、メトリックとして取得できます。

カスタムダッシュボードおまかせ生成機能がAmazon EC2、Amazon CloudFront、NLB、CLB、AWS Lambdaに対応しました

前回のリリースブログで発表した「カスタムダッシュボードおまかせ生成機能」、すでにお使いになりましたか?

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新たにAmazon EC2、Amazon CloudFront、NLB(Elastic Load BalancingのNetwork Load Balancer)、CLB(Elastic Load BalancingのClassic Load Balancer)、AWS Lambdaについても、ロール内にそのホストがある場合に適切なウィジェットが自動生成されるようになりました。Web/App/DBの三層の各ロールで対応するサービスの詳細については、以下のヘルプドキュメントにまとめられています。

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また、三層構造テンプレートで3つのロールの全部を選択しなくても、カスタムダッシュボードを生成できるようになりました。まずは三層に関係なく適当なロールからでもぜひお試しください!

Vaxilaの機能強化を進めています

OpenTelemetry対応の分散トレーシングを担う「Vaxila」の機能拡充を進めています。以下に今回リリースした機能をご紹介します!

MackerelのAPIキーでVaxilaを利用できるようになりました

これまでVaxilaに投稿するAPIキーは、MackerelのWebコンソールではなくVaxilaのSettings画面で調べる必要がある固有のものになっていました。このたび、MackerelのAPIキーで「Write」の権限が付いたものであれば、どれでもVaxilaへ投稿できるようになりました。

なお、MackerelのVaxilaをすでにご利用されていたオーガニゼーションでは、従来のVaxila向けAPIキーが「Vaxila」という名前でMackerelのAPIキー一覧に追加されています。

トレースのグラフに日付を表示するようになりました

数日にわたるような長期間のトレースを表示する際、時刻だけではわかりにくいというご意見をいただき、日付も表示するように変更しました。

サービス名が補完で表示されるようになりました

サービス名を事前に把握していないとトレースを表示できないという問題があったため、「Service」の入力ボックスをクリックしたときに投稿記録のあるサービス名を一覧表示および補完できるようにしました。

トレースのスパンにホバーしたときに、スパンの名前がツールチップで表示されるようになりました

トレースのスパンが短い場合、スパン名が一部省略された形で表示されます。マウスカーソルを上に当てたときに、その完全なスパン名をツールチップとして表示するようにしました。

Vaxilaは現在、Mackerelのユーザーであれば無料で体験できます。詳細につきましては、過去のブログ記事もご覧ください。

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mackerel-plugin-mysqlがMySQL 8.4に対応しました

MySQLサーバー向けのメトリックプラグインmackerel-plugin-mysqlがMySQL 8.4に対して動作しなくなっていた問題を修正しました。

更新したmackerel-plugin-mysqlプラグインは、mackerel-agent-pluginsバージョン0.86.0に収録しています。

cloudwatch-logs-aggregatorのTerraform moduleで利用していた非推奨な設定を置き換えました

terraform-provider-awsバージョン5.68.0からinline_policyを使った設定が「deprecated」扱いとなったため、cloudwatch-logs-aggregatorのTerraformファイルでも、aws_iam_role_policyを使う設定に変更しました。

mackerel-monitoring-modulesバージョン0.4.0のモジュールをご利用いただくことで、新しいterraform-provider-awsと組み合わせても、terraform plan実行時にwarningが表示されなくなります。この変更により、terraform plan実行時に差分が発生することがありますが、実際のIAMリソースへの変化はありません。

github.com

cloudwatch-logs-aggregatorはMackerelが提供するAWS Lambdaで動作する関数で、CloudWatch Logsに出力されたログを集計し、その結果をMackerelにサービスメトリックとして投稿できます。このLambda関数はユーザーのAWSアカウント上で構築され、そのためのTerraformモジュールが付属しています。下記のブログもご参照ください。

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【予告】LINEへの通知機能を2025年4月1日に終了します

LINE Notifyの2025年3月31日でのサービス終了(LINEヤフー株式会社さまからの発表)に伴いまして、Mackerelの通知チャンネルで現在提供しているLINEへの通知機能も2025年4月1日に終了し、通知対象から削除させていただきます。

LINEへの通知の代替手段の提供についてはチーム内で検討いたしましたが、このたび用意はしないという判断となりました。ご愛用されていたユーザーの皆さまにはご不便をおかけいたしますが、メールなど別の通知方法への移行をご検討ください。

Mackerel Tech Day、いよいよ来週10月22日に開幕!

ゲストによる登壇のほか、モニタリングやオブザーバビリティに関する書籍の翻訳や執筆、登壇に携わっているパネリスト陣によるパネルディスカッションもあります! 皆さまのご来場、お待ちしております。

mackerelio.connpass.com