AWSインテグレーションにてAmazon ElastiCacheの自動退役に対応しました、ほか5件のアップデートのお知らせ

こんにちは、MackerelチームCREの須藤( id:do-su-0805 ) です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

AWSインテグレーションにてAmazon ElastiCacheの自動退役に対応しました

AWSインテグレーションではAmazon EC2,Amazon RDSを対象に、Mackerelに登録されているホストがAWS上から確認できなくなった際に自動で退役する自動退役機能が実装されています。

今回、Amazon ElastiCacheでも自動退役に対応いたしました。 ElastiCacheではEC2やRDS同様にオートスケールを利用できるため、いままではスケールインした際に手動で退役する必要がありましたが、本設定を利用することで自動的に退役されるようになります。

AWSインテグレーション設定画面におけるElastiCache自動退役設定の様子

設定方法については、以下ドキュメント内「自動退役を設定する」をご確認ください。
AWSインテグレーション - Mackerel ヘルプ

通知メールを配信停止したことを伝えるメールから、配信を再開できるようになりました

ホストの登録・退役やアラートなどの通知メール末尾に記載の配信停止リンクより配信停止を設定した場合、オーガニゼーションに所属するユーザに対する配信メールであれば、ユーザ設定から配信再開を設定できました。しかし、メール通知チャンネルの設定にて「任意のメールアドレスを追加」を利用して追加されたオーガニゼーションに所属していないメールアドレスへの配信停止解除には、サポート窓口へご連絡いただく必要がありました。

今回のアップデートで、配信停止をクリックしたのちに配信停止をお知らせするメールに、配信を再開するためのリンクを追加しました。

本機能によって、メーリングリストに対してアラートメールを配信している際に意図しない配信停止がされてしまったケース等において、サポート窓口にご連絡いただく必要なくユーザ自身でメール通知の再開ができます。 また、Mackerelユーザに対する配信停止解除の際にユーザ設定を開くことなくメールからワンクリックでできるようになっておりますため、ぜひご活用ください。

メール配信停止をお知らせするメールにて、メール配信再開のリンクが記載されている様子

サービス詳細画面上からグラフアノテーションの追加がしやすくなりました

特定の時間に対して記録を残すことができるグラフアノテーション機能ですが、いままではグラフ下部の時刻が表示されている領域をクリックしないと作成できませんでした。 今回のアップデートで、サービス詳細を開いた際のロール一覧やサービスメトリック画面にて「グラフアノテーションを追加」ボタンが表示されるようになり、追加しやすくなりました。

このボタンを押した際のグラフアノテーションの対象期間の初期値は、表示されているグラフでの時間軸中央となります。

「グラフアノテーションを追加」ボタンの様子と、押下した際の対象期間の初期値の様子

縮小表示されている場合は、下記のようにボタンのみが表示されるようになっています。

グラフ縮小表示時にグラフアノテーションボタンが表示されている様子

グラフを通知チャンネルに投稿した際に、どのオーガニゼーションからの投稿かが表示されるようになりました

「グラフをチャンネルに投稿」機能を使ってグラフを投稿する際に、 いままではオーガニゼーション名が表示されていなかったため、複数のオーガニゼーションをご利用されている場合に判別ができない状況でした。

今回のアップデートにて、投稿内容にオーガニゼーション名が含まれるようになったため、どのオーガニゼーションのグラフなのかが分かるようになりました。 オーガニゼーションに管理名を付けている場合は、管理名も併せて表示されます。

Slackへグラフを投稿した際のオーガニゼーション名ならびに管理名が表示されている様子

カスタムメトリックを対象としたグラフ定義をAPIから削除できるようになりました

カスタムメトリックを投稿する際、グラフの表示に関する設定はグラフ定義として保存され、任意でカスタマイズできます。

もう確認することがないメトリックを表示させたくない場合や、グラフ定義の作成試験を実施している際にグラフ定義を削除するといった場合に、いままでは画面上から1件ずつ削除する必要がありました。

今回のアップデートで、APIからも削除できるようになったため、1件ずつという制約はあるものの削除しやすくなったり、APIを用いた削除に統一することで誤操作を減らすことができるようになりました。

ご利用方法については以下APIドキュメントをご確認ください。
ホストメトリック - Mackerel API ドキュメント (v0)

AWSインテグレーションのAmazon RDS連携にて、Amazon RDSのマルチソースレプリケーションに関するメトリックが取得できるようになっています

前回の告知の再掲となりますが、RDS連携にてAmazon RDSやAmazon Auroraを連携した際に取得できるメトリックが増えています。

このうちAmazon RDSを連携した際のマルチソースレプリケーションに関するメトリックは、取得要望が多かったため再度ご案内させていただきます。
custom.rds.replication_channel_lag.CHANNEL_NAME のように、チャンネルごとのメトリックが取得できるようになっております。

詳しくは、以下ヘルプをご確認ください。
AWSインテグレーション - RDS - Mackerel ヘルプ

【再掲】2024年6月11日(火) 13:00~16:00にてメンテナンスのためシステムを一時停止します

先月に告知させていただきましたが、再掲となります。
明日、2024年6月11日(火) 13:00~16:00 (JST)にてメンテナンスのためMackerelのシステムが一時停止いたします。
ご利用の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。

詳しくは、以下告知エントリをご参照ください。

2024年6月11日(火)にメンテナンスのためシステムを一時停止します - Mackerel ブログ #mackerelio

【予告】CentOS 7, Debian 10ならびにCentOS Stream 8のサポートを終了いたします

CentOS 7ならびにDebian 10につきまして、2024年6月30日にサポート終了となることから、Mackerelにおきましてもサポートを終了いたします。
同様に、2024年5月31日にサポートが終了したCentOS Stream 8につきましてもMackerelにおけるサポートを終了いたします。

ラベル付きメトリックのクエリグラフでも積み重ねグラフを選択できるようになりました、ほか5件のアップデートのお知らせ

こんにちは、MackerelチームCREの戸谷( id:KGA )です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

ラベル付きメトリックのクエリグラフでも積み重ねグラフを選択できるようになりました

2024年3月よりパブリックベータとなりましたラベル付きメトリックをカスタムダッシュボードでクエリグラフとして表示する際の表示形式として、積み重ねグラフも選択できるようになりました。

クエリグラフの設定で積み重ねグラフが選択できます

ラベル付きメトリック(Mackerel の OpenTelemetry 対応)については以下の記事をご覧いただき、ぜひご利用ください。

mackerel.io

オーガニゼーションの管理名が Slack などへのアラート通知やブラウザのタイトルにも表示されるようになりました

オーガニゼーションの管理名が以下のスクリーンショットのように、Slack や Chatwork、Microsoft Temas などへのアラート通知やブラウザのタイトルにも表示されるようになりました。アラート通知を受け取った場合や、タブを複数開いている場合などに、オーガーニゼーションを認識しやすくなりました。

Slack へのアラート通知に管理名が表示されるようになりました
タイトルに管理名が表示されるようになりました

オーガニゼーションの管理名については以下の告知記事をご覧ください。

ユーザーをオーガニゼーションに招待した際の期限を7日に延ばしました

これまで、ユーザーをオーガニゼーションに招待した際の期限は3日となっており、招待されたユーザーが招待に気づいていない場合などに期限が切れることが多くなっていました。この期限を3日から7日に延ばし、余裕をもってオーガニゼーションに参加いただけるようになりました。

他のユーザーをオーガニゼーションに招待する方法は以下のヘルプをご覧ください。

mackerel.io

AWS インテグレーションの RDS, Aurora 連携で取得するメトリックが増えました

AWS インテグレーションの RDS, Aurora 連携において、以下の表の通り取得するメトリックが増えました。これにより、1つのホストにおいてデフォルトで取得されるメトリック数がホストメトリックの上限を超過する場合がありますのでご注意ください。メトリック超過時の料金換算については以下のページをご覧ください。

今回新規に取得するようになったものを含め、RDS, Aurora で取得できるメトリックの詳細は以下のヘルプをご覧ください。

また、AWS インテグレーションの新規メトリックの自動追加の有効・無効を選択する設定もございますので、あわせてご利用ください。

RDS, Aurora 共通で新規に取得するようになったメトリック

グラフ名 メトリック Mackerel上のメトリック名
Checkpoint Lag CheckpointLag rds.checkpoint_lag.lag
Connection Attempts ConnectionAttempts rds.connection_attempts.count
CPU Surplus Credits CPUSurplusCreditBalance
CPUSurplusCreditsCharged
rds.cpu_surplus_credits.balance
rds.cpu_surplus_credits.charged
EBS Balance EBSByteBalance%
EBSIOBalance%
rds.ebs_balance.byte
rds.ebs_balance.io
Log Volume Disk Queue DiskQueueDepthLogVolume rds.log_volume_disk_queue.depth
Log Volume Free Storage Space FreeStorageSpaceLogVolume rds.log_volume_disk.free
Log Volume IOPS ReadIOPSLogVolume
WriteIOPSLogVolume
rds.log_volume_iops.read
rds.log_volume_iops.write
Log Volume Latency ReadLatencyLogVolume
WriteLatencyLogVolume
rds.log_volume_latency.read
rds.log_volume_latency.write
Log Volume Throughput ReadThroughputLogVolume
WriteThroughputLogVolume
rds.log_volume_throughput.read
rds.log_volume_throughput.write

RDS で新規に取得するようになったメトリック

メトリック名のCHANNEL_NAMEにはレプリケーションチャンネル名が入ります。

グラフ名 メトリック Mackerel上のメトリック名
Replication Channel Lag ReplicationChannelLag rds.replication_channel_lag.CHANNEL_NAME

RDS でのみ取得していたが Aurora でも取得するようになったメトリック

グラフ名 メトリック Mackerel上のメトリック名
Disk IOPS ReadIOPS
WriteIOPS
rds.diskiops.read
rds.diskiops.write

Windows 版の mackerel-agent でファイルシステムの情報の読み取りに失敗した場合に、全てのファイルシステムの情報が取得できない問題を修正しました

これまで Windows 版の mackerel-agent でファイルシステムの情報の読み取りに1つでも失敗した場合に、全てのファイルシステムの情報が取得できていませんでしたが、この動作を改善し情報やメトリックの取得に失敗したファイルシステムをスキップして他のファイルシステムの情報を取得するようになりました。

mackerel-agent v0.81.0 よりご利用いただけます。

mackerel-plugin-redis, mackerel-plugin-snmp を更新しました

  • mackerel-plugin-redis
    • Redis へ接続する際の username パラメータを指定できるようになりました。
    • こちらのアップデートはユーザーの方からコントリビュートいただきました!ありがとうございます!
  • mackerel-plugin-snmp
    • SNMP のメトリックを文字列として受け取った時に数値としてもパースもするようになりました。

いずれも mackerel-agent-plugins v0.82.0 よりご利用いただけます。

Markdownウィジェットで文字の装飾や画像の埋め込みができるようになりました ほか

こんにちは、MackerelチームCREの五十嵐( id:masarasi )です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

Markdownウィジェットで文字の装飾や画像の埋め込みができるようになりました

Markdownウィジェット

カスタムダッシュボードの Markdown ウィジェットにて、任意の要素の style 属性で以下のプロパティが利用できるようになりました。文字色や背景色、下線などの装飾が可能になっています。

  • color
  • background-color
  • text-decoration

また、外部画像の埋め込みも可能になりました。Markdown 記法や <img> タグで外部の画像 URL を指定することで画像を表示できます。

今回のアップデートで、文字を目立たせたり、構成図などの画像を表示したりできるようになり、カスタムダッシュボードの活用の幅がさらに広がりました。すでにカスタムダッシュボードをご利用中のユーザーのみなさまにはさらに便利にご利用いただき、まだご利用でないユーザーのみなさまにも、これを機にカスタムダッシュボードの活用をはじめていただけるとうれしいです!

オーガニゼーション管理名が表示される場所が増えました

前回のアップデートで可能になったオーガニゼーション管理名の設定について、今回のアップデートで管理名が表示される場所が拡大し、以下の場所にも管理名が表示されるようになりました。

  • サイドバーの一番上にあるオーガニゼーション名
  • 概要ダッシュボード

mkrコマンドでオーガニゼーション管理名が取得できるようになりました

前項に関連して、mkr コマンドでオーガニゼーション管理名が取得できるようになりました。

コマンド

mkr org

実行結果

{
    "name": "organization name",
    "displayName": "オーガニゼーション管理名"
}

この機能は以下のバージョンで利用可能になります。

  • Linux
    • mkr 0.57.0 以上
  • Windows
    • mackerel-agent 0.80.0 以上

グラフコントローラーのデザインを変更しました

Mackerel の Web コンソールには定期的にグラフ画面を自動更新する機能がありますが、自動更新の ON/OFF の状態がわかりやすいように改善しました。自動更新の ON/OFF を切り替えるトグルボタンと、自動更新が ON であることを表す緑のランプがカスタムダッシュボードやグラフ画面上部に配置されています。

また、カスタムダッシュボードにおいては、グラフスライダーの表示を切り替えるアイコンが先頭に表示されるようになっています。

旧グラフコントローラー

新グラフコントローラー

Arm64 CPUのモデル名が表示されるようになりました

これまでは Arm64 CPU を搭載したホストの場合、CPU のモデル名が表示されませんでしたが、今回のアップデートで表示されるようになりました。CPU の情報はホスト詳細画面やロールグラフ下のホスト情報に表示されます(mackerel-agent 0.79.0 / mackerel-container-agent 0.10.0 以上)。

ホスト詳細画面

ロールグラフ

mackerel-plugin-windows-server-sessionsをWMICに依存しないように改修しました

mackerel-plugin-windows-server-sessions は WMIC によって取得した情報をメトリックとして投稿するプラグインですが、WMIC は廃止が予定されていることから、WMIC に依存しないように改修を行いました(mackerel-agent 0.79.0 以上)。

Mackerel の Windows 向けプラグインには WMIC を利用しているものが他にもありますが、順次 WMIC に依存しないように改修を行っていく予定です。
WMIC に依存したプラグインは mackerel-plugin-windows-server-sessions のみでした。訂正してお詫び申し上げます。

ゴールデンウィーク期間中におけるサポート窓口対応の休業のお知らせ

Mackerel サポートにお問い合わせいただいた対応につきまして、以下の期間中はお休みをさせていただきます。

ゴールデンウィーク休業期間:2024年4月27日(土)〜2024年5月7日(火)

この期間中にいただいたお問い合わせについては、2024年5月8日(水)以降に順次対応させていただきます。ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

オーガニゼーションに任意の管理名を付けられるようになりました ほか

こんにちは、MackerelチームCREの武藤( id:kmuto )です。春の訪れとともにMackerelにもまた便利で新しい機能が加わりました! 今回のアップデート内容をお知らせいたします。

オーガニゼーションに任意の管理名を付けられるようになりました

複数のオーガニゼーションをお持ちでその名前付けや管理に頭を悩ませているユーザーの皆さまに朗報です!

Mackerelのオーガニゼーション名は英数字とハイフンのみに制限されていますが、任意の別名を「管理名」としてオーガニゼーションに設定できるようになりました。

オーガニゼーション名と管理名が併記されている
オーガニゼーションページでの管理名表示
オーガニゼーションの切り替えで管理名が表示されている
オーガニゼーションの切り替えでの管理名表示
アラートメールに管理名が表示されている
アラートメールでの管理名表示

日本語や絵文字を含む任意の名前をオーガニゼーション名とは別に設定でき、Webコンソールやアラートメールといったユーザーの目に触れる場面で使われます(APIの操作では従来のオーガニゼーション名を使用します)。

管理名の設定は、オーガニゼーションの新規作成時またはオーガニゼーションの設定の画面で行います。

設定画面で管理名を入力する
管理名の設定

なお、オーガニゼーションのアイコンは、Gravatarというサービスでメールアドレスに紐付けたアバター画像を利用しています。

AWSインテグレーションがAmazon OpenSearch Serviceに対応しました

Amazon OpenSearch Serviceは、旧称ではAmazon Elasticsearch Serviceと呼ばれていた検索・分析エンジンです。

MackerelのAWSインテグレーションは従来Amazon Elasticsearch Serviceのみの対応となっており、Amazon OpenSearch Serviceについては同じようにメトリックを取得できるものの、Amazon OpenSearch Serviceで拡張されたメトリックについては対象にできませんでした。

このたび、MackerelのAWSインテグレーション対象の「Elasticsearch Service」を「OpenSearch Service」に変更し、Amazon OpenSearch Serviceで拡張されたメトリックも取得するようにいたしました。

これに伴い、Amazon OpenSearch Serviceをご利用の場合に最大で取得されるメトリック数は従来の72から129に増加しています。取得できるメトリックについては、以下のヘルプをご参照ください。

mackerel.io

多くの有益なメトリックを取得できますが、マイクロホストのメトリック数の超過課金にもつながりますので、「Elasticsearch Service」を使ってAmazon OpenSearch ServiceをMackerelで監視されていたユーザーの皆さまには、ご注意のほどよろしくお願い申し上げます。

取得するメトリックは、AWSインテグレーションの「OpenSearch Service」にある「取得するメトリックを指定する」内のチェックボックスを使って取捨選択できます。

メトリック名とチェックボックスが表示されている
Amazon OpenSearch Serviceのメトリック取得設定

また、以前の告知にてご案内したとおり、「新規メトリックを自動的に追加する」をオフにすることで、以降機能追加されるメトリックを自動取得対象にしないようにできます。

表示する系列を維持したグラフを共有できるようになりました

Mackerelでグラフをほかのユーザーに見せたいとき、リンク、埋め込み、そしてURLによるグラフ公開といった共有方法を利用できます。しかし、グラフが複数の系列で込み入っていると、共有されたグラフから今どの系列を見るべきなのかというのが瞬時にわかりにくいことがあります。

この解決手段として、複数の系列を含むグラフにおいて特定の系列だけを表示した状態で共有できるようになりました。リンク共有・埋め込み共有(iframeのみ)・公開共有(iframeのみ)で利用できます。

現時点での仕様上、系列を選択した共有は、全画面表示からの操作となります。共有したいグラフを全画面表示にした上で、表示したい系列を選択してください。「グラフを共有」ボタンをクリックして、共有方法の中の「選択した系列を維持する」にチェックを付けると、その時点で選択されている系列だけのグラフとして共有されます。

グラフ右側に全画面表示ボタンがある
グラフの全画面表示ボタン
「選択した系列を維持する」にチェックを付ける
表示したい系列を選択しておき、グラフを共有ボタンをクリックして、「選択した系列を維持する」にチェック
選択された系列のみがグラフに表示されている
選択された系列のみ表示されているグラフ

必要な情報だけを抽出して一目でわかる状態で伝達しやすくなるので、ぜひご利用ください。

アカウント設定で、オーガニゼーションごとの通知購読管理ができるようになりました

これまでお伝えしているとおり、アラートなどの通知メールには配信停止リンクやワンクリック購読解除を用意しています。このたび、現在の通知購読状況を一覧および設定できるメニューをアカウント設定に追加いたしました。

アカウント設定の「メール通知」メニューで、通知の一括拒否あるいは個々のオーガニゼーションについて受け取り可否を設定できます。

一括とオーガニゼーション一覧が表示され、通知の受け取り可否を設定する
通知の受け取り可否設定

メール通知を拒否にしているときに、チャンネル画面でその状態が示されるようになりました

前項に関連して、現在のオーガニゼーションについてメール通知を拒否している場合は、チャンネル画面に「〜さんのアラートメール通知受信設定は無効です。」と明示するようになりました。

メール通知を拒否している旨のメッセージがチャンネル画面に表示されている
メール通知を拒否しているオーガニゼーションでのチャンネル画面メッセージ

カスタムダッシュボードのグラフスライダーをキーボードで操作できるようになりました

以前の告知でカスタムダッシュボードでグラフスライダーが利用できるようになったことをご紹介しましたが、このグラフスライダーにキーボードフォーカスが当たっているときにはキーボードでグラフの移動ができるように改良いたしました。

グラフスライダーにキーボードフォーカスが当たっている状態
グラフスライダーにキーボードフォーカスが当たっているときにキーボードで操作できる

なお、カスタムダッシュボードのグラフスライダーの表示・非表示は以前の告知から変更され、ダッシュボードの上部のボタンの一番左側に「移動」という名前で配置されています。

キー操作は以下のとおりです。

  • →または↑:スライダーの値を増加(先の時間に移動)
  • ←または↓:スライダーの値を減少(前の時間に移動)
  • Home:スライダーの最初に移動(範囲内で最も古い時間に移動)
  • End:スライダーの最後に移動(範囲内で最も新しい時間に移動)

mackerel-sql-metric-collectorのコンテナイメージをAmazon ECR Public Galleryで提供するようになりました

各種のデータベースからクエリした結果をMackerelのメトリックとして投稿できるmackerel-sql-metric-collectorのコンテナイメージを、Amazon ECR Public Galleryで提供開始しました(v0.2.1)。

gallery.ecr.aws

ECSやDockerなどで、ビルドする手間なくすぐにmackerel-sql-metric-collectorをご利用いただけます。

mackerel-sql-metric-collectorの利用例については、以下の記事をご覧ください。

mackerel.io

mackerel-plugin-redisがRedisへのTLS接続をサポートしました

Redisのメトリックを取得するmackerel-plugin-redisプラグインが、経路暗号化のためのTLS接続をサポートするようになりました(mackerel-agent-pluginsバージョン0.80.0に収録)。

デフォルトはTLSなしですが、-tlsオプションを付けるとTLSで接続します。自己署名証明書などを使っていて証明書の検証を無視したいときにはさらに-tls-skip-verifyオプションも指定してください。

mkrコマンドのdashboardsおよびmonitorサブコマンドでJSONファイルを取り込む際、BOM付きのファイルを許容するようになりました

MackerelのCLIツールであるmkrコマンドにはさまざまなサブコマンドがありますが、JSON形式で記述された設定ファイルをMackerelサーバーに送って反映させるものとして、次の2つがあります。

  • mkr dashboards push -F ファイル:ダッシュボードの設定を送る
  • mkr monitors push -F ファイル:監視ルールの設定を送る

いずれもUTF-8エンコーディングのJSON形式ファイルを指定するのですが、ファイルの先頭に「BOM」と呼ばれる不可視データが含まれていると従来は奇妙なエラーで失敗していました。BOMは特にWindowsアプリケーションでは暗黙に付けることがあり、これをユーザーが意識しなければならないのは不便です。

mkrバージョン0.55.0(Windowsではmackerel-agentバージョン0.79.0に内包)で、JSON形式ファイルの先頭にBOMがあっても正常に送信できるように修正しました。

(訂正)Mackerelを開発・運用する株式会社はてなテクノロジーソリューション本部第1グループが情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格「ISO27001」認証を取得しました

前回の告知でご案内しておりました、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格「ISO27001」認証の取得につきまして、一部訂正がございました。詳細については下記記事をご参照ください。

ja.mackerel.io

通知メールを配信停止したことを伝えるメールが送られるようになりました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE 須藤(id:do-su-0805)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

通知メールの配信停止をメールでお知らせするようになりました

前回の告知で、アラートやホストの登録・退役などの通知メールの本文末尾に、配信停止リンクを追加した旨をお伝えしましたが、 この機能を利用してメールの配信停止を行った際に、配信停止したことを伝えるメールが送られるようになりました。

アラートメールの配信先にメーリングリストを利用している場合、メーリングリストを購読しているユーザ全員が配信停止を設定できてしまいますが、そのような意図せぬ配信停止が起きてしまった際に気づけるようになっています。

配信停止後に送られるメール例

また、List-Unsubscribe ヘッダーに対応したため、対応したメーラーで確認すると、配信停止ボタンが表示されるようになりました。
Gmailの場合は、以下のように「メーリングリストの登録解除」と表示されます。

Gmailにおける配信停止ボタン表示例

各種メモ欄などに記載されたURLがリンクで開けるようになりました

アラート詳細画面や監視ルール一覧、ダッシュボードのメモ欄にURLを記載している場合、いままではクリックしようとしても編集画面になってしまいクリックできませんでしたが、 こちらをクリックできるようになりました。 アラートのクローズ理由や、アラート画面に表示される監視ルールのメモも対象です。

アラート詳細画面におけるメモやクローズ理由でのリンク表示例

アラートやダッシュボードのメモ欄は、クリックすることで編集することができましたが、今回の変更で「編集」ボタンをクリックして編集するように変わっています。

ダッシュボードのメモにおける編集ボタン表示の様子

監視ルールのメモにRunbookのリンクやアラートのメモに障害対応手順のリンクを貼るなどすると、アラート対応などで便利にお使いいただけます。

監視ルールやアラート画面のページタイトルに含まれる情報が増えました

いままで監視ルールやアラートを表示した際のページタイトルに含まれていた情報は、その監視ルールやアラートを指し示すような情報が足りていませんでした。 今回の変更で、監視ルール画面では監視ルール名が、アラート画面では表示時点でのアラートステータスや監視ルール名、監視ルールに合わせた詳細情報が含まれるようになりました。

監視ルールの詳細ページでのタイトル表示例

グラフをマウスオーバーしたときに、横の線も表示されるようになりました

グラフを全画面表示した際やカスタムダッシュボードにてグラフにマウスを合わせた際に、いままでは時間がわかる縦軸線が表示されていましたが、数値もわかるように十字線を表示されるようになりました。

グラフで山が2つある際に、どちらのほうが大きいか比べたいときなど、視覚的に判断したい際に便利になりました。

以下の例では、18:00 ごろの山が、02:00 や 20:00 ごろの山より小さく、ほかの山よりは大きそうであることが分かります。

グラフ全画面表示時の横線表示例

AWSインテグレーションのメトリック追加は事後のお知らせになるため、自動追加設定のご確認をお願いいたします

以前の告知 でご案内した通り、AWSインテグレーションにて新規メトリックが追加された際に、自動で取得開始するかどうか選択できるようになりました。

いままでは意図せぬ費用増が発生する可能性があったため、AWSインテグレーションにて取得メトリックが増える際には事前に予告したうえで追加しておりましたが、自動で取得開始するかどうかを設定できるようになったため、以後はメトリックを追加後に本告知にてご紹介するようになります。

本機能はデフォルトで有効になっているため、いま一度設定内容が意図したものになっているかご確認をお願いいたします。

AWSインテグレーションにおける新規メトリックの自動追加設定

ユーザーの皆さまに素早く機能を届けるためのポリシー変更となりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。

cloudwatch-logs-aggregatorにてrule作成時の利用方法が変わります

mackerel-monitoring-modules/cloudwatch-logs-aggregatorにて、rule作成時の引数からregionが廃止されました。この変更に伴い、ご利用時はAWS Providerをご自身で宣言いただく必要がございます。

いままでは複数のルールをfor_eachなどを利用して設定する際にエラーになってしまいましたが、この変更によって複数のルールを定義しやすくなりました。

この変更はv0.3.0より反映されます。

情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格「ISO27001」認証を取得しました

サーバー監視に関連した重要な情報を取り扱うサービスとしてMackerelの情報セキュリティ管理への深いコミットメントを証明するため、開発を担当する株式会社はてな テクノロジーソリューション本部第1グループにて取得のための申請を行い、このたび認証されました。
詳しくは、以下をご覧ください。

Mackerelを開発・運用するテクノロジーソリューション本部第1グループが情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格「ISO27001」認証を取得 - Mackerel(マカレル): 新世代のサーバー管理・監視サービス

今後も情報セキュリティ管理体制のさらなる向上を図り、より一層安心してご利用いただけるサービスを提供していきます。

カスタムダッシュボードでもスライダーによってグラフの表示範囲の移動や拡大・縮小ができるようになりました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の戸谷(id:KGA)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

カスタムダッシュボードでもスライダーによってグラフの表示範囲の移動や拡大・縮小ができるようになりました

ユーザーの皆さまにはすでに便利にお使いにいただいていることと思いますが、ホスト詳細画面やサービスメトリック、グラフボードのグラフの下には表示範囲の移動や拡大・縮小ができるスライダーが配置されています。今回、カスタムダッシュボードでもスライダーを表示して利用できるようになりました。

グラフスライダーを表示 / Show Graph Slider を選択するとグラフの下にスライダーが表示されます

カスタムダッシュボードでもスライダーによって表示範囲を操作できるようになったことで、より統一された方法でグラフの表示を操作できるようになりました。ぜひご活用ください。

Webコンソールのホスト一覧でロールが紐づいていないホストを絞り込んで検索できるようになりました

これまでホスト一覧画面では特定のサービスやロールが紐づいたホストを絞り込んで検索することができました。今回、ロールが紐づかないホストも絞り込んで検索できるようになりました。

ロールなし / No Roles を選択することでロールが紐づいていないホストを絞り込むことができます

ロールへの紐付けが漏れてしまったホストを探したい場合などに便利にお使いいただけますので、ぜひご活用ください。

通知メールに配信停止リンクが付きました

アラートやホストの登録・退役などの通知メールの本文の末尾に、配信停止リンクを追加しました。

「配信停止はこちら」というリンクからメールの配信が停止できます

この配信停止リンクをクリックし、配信停止の操作を行うと、そのメールを送信したオーガニゼーションからの通知メールは以降送信されなくなります。通知メールの受け取りを再開したい場合は、サポート窓口までご連絡ください。

Yammer との連携を廃止しました

以前告知しました通り、Microsoft によって提供されている Yammer のブランド廃止に伴い、これまで Mackerel で提供していた以下の連携機能を廃止しました。

  • 新規アカウントのサインアップ
  • サインイン
  • 通知チャンネル

mackerel.io

また、通知チャンネルの一覧画面に既存の Yammer 連携が無効状態で表示されていますが、こちらも順次表示されなくなります。

Yammer 連携をご利用いただいていた場合は、他の認証方式でのログインや通知チャンネルの設定など代替手段をご利用ください。

カスタムダッシュボードのグラフウィジェットにグラフアノテーションが表示できるようになりました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の西山(id:tukaelu)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

カスタムダッシュボードのグラフウィジェットにグラフアノテーションが表示できるようになりました

これまでグラフアノテーションは、ロールグラフとサービスメトリックのグラフで設定と表示が可能でした。
今回、カスタムダッシュボードのグラフコントローラー上で指定したサービス、ロールに設定されているグラフアノテーションがグラフウィジェットに表示できるようになりました。

選択したサービス・ロールに設定されているグラフアノテーションが表示されます。

カスタムダッシュボードでふりかえりを行う際など、とても便利ですのでぜひご活用ください!

サービスメトリックの途切れ監視を閾値の指定なく設定できるように修正しました

サービスメトリック監視では、オプションを有効にすることでメトリック投稿の途切れを監視できますが、途切れ監視のみを行いたい場合でも閾値の指定が必須となってしまっておりました。
今回の修正で「途切れ監視を設定する」のチェックが有効な場合は、閾値が空欄でも監視ルールの追加・更新が可能です。

サービスメトリック監視の閾値が空でも、途切れ監視の設定ができるようになりました。

AWSインテグレーションとGoogle Cloudインテグレーションの設定画面を改善しました

AWSインテグレーションとGoogle Cloudインテグレーションの設定画面をAzureインテグレーションにあわせて、次のような導線で統一してわかりやすく設定いただけるように改善しました。

  • インテグレーションに関する基本設定
  • クラウドインテグレーションの認証情報の設定
  • メトリックを収集するサービスの設定
  • タグ・ラベルによる絞り込み設定

今後もよりわかりやすくお使いいただけるよう、改善を進めてまいります。

Webhook通知のJSONに監視ルールの種別とアラートメッセージのプロパティを追加しました

Webhookによって通知されるJSONに、以下のプロパティを追加しました。

  • 監視ルールの種別(type
  • アラートのメッセージ(message

Webhookの通知から上記の情報を得るには、これまでは通知されたアラートIDをもとにアラート取得APIを実行して情報取得する必要がありました。今回の改善でそのような対応が不要となり、通知に含まれるプロパティを直接参照できるので、より便利にお使いいただけます。

詳しくはWebhookのヘルプページをご確認ください。

mackerel.io

通知チャンネルのサスペンド状況がAPI・mkrで取得できるように対応しました

通知が連続で失敗すると、その通知先への通知はサスペンド(一時停止)となり、これまではWebコンソールでのみサスペンドの状況が確認できました。 今回、通知チャンネルを取得するAPIのレスポンスに、サスペンドとなった日時の項目 suspendedAt を追加しました。

mackerel.io

この項目の追加に合わせて v0.54.0 以降の mkr で、mkr channels による suspendedAt の取得ができます。

2023年12月27日追記

Windows環境でご利用の場合、v0.78.3 以降の mackerel-agent へのアップデートが必要となります。

Yammerとの連携を今後廃止する予定です

Microsoftによって提供されているYammerのブランド廃止に伴い、これまでMackerelで提供していた以下の連携を1月中を目処に廃止する予定です。

  • 新規アカウントのサインアップ
  • サインイン
  • 通知チャンネル

Yammerとの連携をご利用いただいている場合は、以下について早めのご対応をお願いいたします。

  • Yammerアカウントとの連携でログインしている方は、アカウント設定から、他の認証方式でのログインが可能か確認し、必要に応じて代替のログイン手段を設定してください。
  • Yammerの通知チャンネルを利用している方は、通知を受け取る代替手段をご用意ください。

なおYammerとの連携機能を廃止後は、Yammerの通知チャンネルは非表示となります。

年末年始のサポートならびにサポート対応のガイドラインに関するお知らせ

前回の告知でもお知らせしてますが、サポート窓口は以下の期間中はお休みとさせていただきます。

  • 年末年始休業期間:2023年12月28日(木)〜2024年1月4日(木)

この期間中にいただいたお問い合わせについては、2024年1月5日(金)以降に順次対応させていただきます。

また、サポート対応に関するガイドラインを更新しております。こちらもあわせてご確認ください。

Mackerelのテクニカルサポートについて – Mackerel Support

Mackerelアドベントカレンダー、完走いたしました!

昨日12月25日に無事にMackerelアドベントカレンダーを完走いたしました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
Mackerelや監視に関する事例など、貴重な情報が盛りだくさんですので、年末年始にぜひご確認ください。

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