Mackerel Tech Day - モニタリング・オブザーバビリティの変遷とこれからの展望!を開催しました!

こんにちは! Mackerel CRE の id:masarasi です。

2024年10月22日(火)に「Mackerel Tech Day - モニタリング・オブザーバビリティの変遷とこれからの展望!」を開催しました。本記事ではイベントのレポートをお届けします!

Mackerel Tech Day - モニタリング・オブザーバビリティの変遷とこれからの展望!

Mackerel Tech Day - モニタリング・オブザーバビリティの変遷とこれからの展望!とは

2024年9月17日で正式リリースから10周年を迎えたMackerel は、今後オブザーバビリティ分野にも力を入れ、始めやすくて奥深いオブザーバビリティプラットフォームとして進化していくということを先日ブログでも発表しました。

mackerel.io

今回このイベントは、モニタリングとオブザーバビリティに関する技術的な変遷や現場での実践の様子を登壇者の方にお話いただいたり、オブザーバビリティプラットフォームとしてこれからのMackerelがどのように変わっていくのかをお話しする場として開催しました。

アーカイブの視聴はこちら

当日はオフライン参加の他にもライブ配信を行い、多くの方にご参加いただきました。

当日ご参加いただけなかった方も、アーカイブを視聴いただけますので、ぜひご覧ください。

www.youtube.com ハッシュタグ #mackerel_tech によるXでの実況も盛り上がりました。動画と合わせてTogetterのまとめもご覧ください。

togetter.com

トークセッション

「オブサーバビリティの展望」(グーグル合同会社 山口能迪 様)

グーグル合同会社 山口能迪(やまぐち よしふみ) 様

最初のセッションでは、グーグル合同会社の山口様より、時代とともに移り変わるシステムの様相と、それに伴う監視手法の変遷、そして今後のオブザーバビリティの展望やオブザーバビリティツールに求められるものなどについて発表していただきました。

「ストレージコストを削減するためのサンプリングは解決策ではなくワークアラウンドである」という言葉は後のパネルディスカッションでも話題に挙がっており、印象的でしたね!

配信アーカイブの該当部分は、7分38秒からです。

「ヌーラボの組織とモニタリングの変遷」(株式会社ヌーラボ 二橋宣友 様)

株式会社ヌーラボ 二橋宣友(ふたはし ひさとも) 様

続くセッションでは、株式会社ヌーラボの二橋様より、事業成長に伴うシステム運用における課題を、組織やプロダクトのアーキテクチャを変化させることで対応していった事例についてのお話がありました。また、オブザーバビリティを高めて信頼性を向上していきたいというお話もあり、ヌーラボ様のオブザーバビリティへの取り組みに対する意気込みが感じられる発表でした。Mackerelがヌーラボ様の組織変化の支えになっていたというお言葉もあり、Mackerelチーム一同うれしく思っています!

配信アーカイブの該当部分は、40分18秒からです。

関連書籍の訳者・執筆者が集結!パネルディスカッションで迫るモニタリング・オブザーバビリティ今昔

パネルディスカッションでは、セッション登壇者の山口 能迪 様、株式会社ヘンリー 松木 雅幸 様、株式会社はてな 古川 雅大(id:masayoshi)にパネリストとしてご登壇いただき、モデレーターには合同会社 Have Fun Tech 代表社員 曽根 壮大 様を迎えました。

それぞれがモニタリングやオブザーバビリティに関する書籍の翻訳や執筆、登壇のご経験があり(詳しくは 登壇者の方々を紹介したエントリをご参照ください)、モニタリングやオブザーバビリティを取り巻く状況が変化していく中で、それぞれの視点でそれをどう見ていたか、これからどのように変わっていくのかといったことをお話していただきました。

また、参加者の方からの「オブザーバビリティを始めるにはまずどういったことをすればよいか」、「モニタリングの発展の余地」、「ログのデータ量からくるコストの削減方法」、といったご質問にも回答していただきました。同じ想いを抱えている方はぜひアーカイブをご視聴いただけたらと思います!

パネルディスカッション

配信アーカイブの該当部分は、1時間10分30秒からです。

「Mackerelが取り組むオブザーバビリティ」(株式会社はてな 井上 幸亨郎)

株式会社はてな 井上 幸亨郎(いのうえ さちろう)

speakerdeck.com

最後のセッションではMackerel開発チームテックリードの井上 幸亨郎(id:ne-sachirou)より、Mackerelの開発方針やロードマップについての発表がありました。当初プロデューサーの渡辺が登壇予定でしたが、あいにく当日の参加が難しくなったため、代打を立てての発表になりました。

現在Mackerelはオブザーバビリティ領域の開発に力を入れており、いよいよ今年の11月1日にはラベル付きメトリック(OpenTelemetryメトリック)機能の正式リリースを迎えます。また、2025年前半にAPM機能(OpenTelemetryトレーシング)を正式リリースすることを発表いたしました。それに先駆けて、分散トレーシングサービスVaxilaがMackerelの機能としてご利用可能となっており、機能強化を進めています。

その他にも、今年の10月1日にはSAML機能がリリースされたり、最近ではカスタムダッシュボードおまかせ生成機能がリリースされたりと、OpenTelemetryだけでなくモニタリングツールとしての機能強化も進んでいます。

今後もMackerelはオブザーバビリティプラットフォームを目指して進化を続けていきます!

配信アーカイブの該当部分は、1時間58分32秒からです。

懇親会も盛り上がりました!

最後は恒例の懇親会です。今後のMackerelへの期待などをお聞きできたり、参加者の方同士での会話が盛り上がっていたりと、楽しい雰囲気が感じられました。

懇親会

今回ご来場いただいた皆さまには厚く御礼申し上げるとともに次回またお会いできることを、都合がつかなかったけれども本記事をご覧いただいて「今度は参加してみようかな」と思われた方々にはぜひ次回お目にかかれることを、Mackerelチーム一同、願っています!