AWSインテグレーションにてAmazon ElastiCacheの自動退役に対応しました、ほか5件のアップデートのお知らせ

こんにちは、MackerelチームCREの須藤( id:do-su-0805 ) です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

AWSインテグレーションにてAmazon ElastiCacheの自動退役に対応しました

AWSインテグレーションではAmazon EC2,Amazon RDSを対象に、Mackerelに登録されているホストがAWS上から確認できなくなった際に自動で退役する自動退役機能が実装されています。

今回、Amazon ElastiCacheでも自動退役に対応いたしました。 ElastiCacheではEC2やRDS同様にオートスケールを利用できるため、いままではスケールインした際に手動で退役する必要がありましたが、本設定を利用することで自動的に退役されるようになります。

AWSインテグレーション設定画面におけるElastiCache自動退役設定の様子

設定方法については、以下ドキュメント内「自動退役を設定する」をご確認ください。
AWSインテグレーション - Mackerel ヘルプ

通知メールを配信停止したことを伝えるメールから、配信を再開できるようになりました

ホストの登録・退役やアラートなどの通知メール末尾に記載の配信停止リンクより配信停止を設定した場合、オーガニゼーションに所属するユーザに対する配信メールであれば、ユーザ設定から配信再開を設定できました。しかし、メール通知チャンネルの設定にて「任意のメールアドレスを追加」を利用して追加されたオーガニゼーションに所属していないメールアドレスへの配信停止解除には、サポート窓口へご連絡いただく必要がありました。

今回のアップデートで、配信停止をクリックしたのちに配信停止をお知らせするメールに、配信を再開するためのリンクを追加しました。

本機能によって、メーリングリストに対してアラートメールを配信している際に意図しない配信停止がされてしまったケース等において、サポート窓口にご連絡いただく必要なくユーザ自身でメール通知の再開ができます。 また、Mackerelユーザに対する配信停止解除の際にユーザ設定を開くことなくメールからワンクリックでできるようになっておりますため、ぜひご活用ください。

メール配信停止をお知らせするメールにて、メール配信再開のリンクが記載されている様子

サービス詳細画面上からグラフアノテーションの追加がしやすくなりました

特定の時間に対して記録を残すことができるグラフアノテーション機能ですが、いままではグラフ下部の時刻が表示されている領域をクリックしないと作成できませんでした。 今回のアップデートで、サービス詳細を開いた際のロール一覧やサービスメトリック画面にて「グラフアノテーションを追加」ボタンが表示されるようになり、追加しやすくなりました。

このボタンを押した際のグラフアノテーションの対象期間の初期値は、表示されているグラフでの時間軸中央となります。

「グラフアノテーションを追加」ボタンの様子と、押下した際の対象期間の初期値の様子

縮小表示されている場合は、下記のようにボタンのみが表示されるようになっています。

グラフ縮小表示時にグラフアノテーションボタンが表示されている様子

グラフを通知チャンネルに投稿した際に、どのオーガニゼーションからの投稿かが表示されるようになりました

「グラフをチャンネルに投稿」機能を使ってグラフを投稿する際に、 いままではオーガニゼーション名が表示されていなかったため、複数のオーガニゼーションをご利用されている場合に判別ができない状況でした。

今回のアップデートにて、投稿内容にオーガニゼーション名が含まれるようになったため、どのオーガニゼーションのグラフなのかが分かるようになりました。 オーガニゼーションに管理名を付けている場合は、管理名も併せて表示されます。

Slackへグラフを投稿した際のオーガニゼーション名ならびに管理名が表示されている様子

カスタムメトリックを対象としたグラフ定義をAPIから削除できるようになりました

カスタムメトリックを投稿する際、グラフの表示に関する設定はグラフ定義として保存され、任意でカスタマイズできます。

もう確認することがないメトリックを表示させたくない場合や、グラフ定義の作成試験を実施している際にグラフ定義を削除するといった場合に、いままでは画面上から1件ずつ削除する必要がありました。

今回のアップデートで、APIからも削除できるようになったため、1件ずつという制約はあるものの削除しやすくなったり、APIを用いた削除に統一することで誤操作を減らすことができるようになりました。

ご利用方法については以下APIドキュメントをご確認ください。
ホストメトリック - Mackerel API ドキュメント (v0)

AWSインテグレーションのAmazon RDS連携にて、Amazon RDSのマルチソースレプリケーションに関するメトリックが取得できるようになっています

前回の告知の再掲となりますが、RDS連携にてAmazon RDSやAmazon Auroraを連携した際に取得できるメトリックが増えています。

このうちAmazon RDSを連携した際のマルチソースレプリケーションに関するメトリックは、取得要望が多かったため再度ご案内させていただきます。
custom.rds.replication_channel_lag.CHANNEL_NAME のように、チャンネルごとのメトリックが取得できるようになっております。

詳しくは、以下ヘルプをご確認ください。
AWSインテグレーション - RDS - Mackerel ヘルプ

【再掲】2024年6月11日(火) 13:00~16:00にてメンテナンスのためシステムを一時停止します

先月に告知させていただきましたが、再掲となります。
明日、2024年6月11日(火) 13:00~16:00 (JST)にてメンテナンスのためMackerelのシステムが一時停止いたします。
ご利用の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。

詳しくは、以下告知エントリをご参照ください。

2024年6月11日(火)にメンテナンスのためシステムを一時停止します - Mackerel ブログ #mackerelio

【予告】CentOS 7, Debian 10ならびにCentOS Stream 8のサポートを終了いたします

CentOS 7ならびにDebian 10につきまして、2024年6月30日にサポート終了となることから、Mackerelにおきましてもサポートを終了いたします。
同様に、2024年5月31日にサポートが終了したCentOS Stream 8につきましてもMackerelにおけるサポートを終了いたします。