年末年始期間中におけるサポート窓口対応の休業のお知らせ ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の五十嵐(id:masarasi)です。今回の内容はお知らせが中心となります。

年末年始期間中におけるサポート窓口対応の休業のお知らせ

Mackerel にログインしている状態でヘッダー右上に表示されている「サポートチームへ連絡」からのお問い合わせへの対応について、以下の年末年始期間中はお休みさせていただきます。

年末年始休業期間:2023年12月28日(木)〜2024年1月4日(木)

この期間中にいただいたお問い合わせについては、2024年1月5日(金)以降に順次対応させていただきます。

Mackerel アドベントカレンダー 2023 開催中!激レアノベルティのプレゼントもあります!

毎年恒例 Mackerel アドベントカレンダーが今年も開催中です。毎日いい記事が公開されていますので、ぜひご覧ください。これから公開される記事にも期待が高まりますね!

qiita.com

また、先日お知らせしましたが 12/19(火)までにアドベントカレンダーを書いていただいた方には、過去に制作した Mackerel ノベルティのうち貴重なデッドストックとなっていたものをプレゼントします!詳しくは以下の記事をご確認ください。まだ間に合いますのでぜひご登録ください!

mackerel.io

Mackerel Meetup #15 Tokyo を12月19日(火)にオフラインで開催します!

今年 2 回目となる Mackerel Meetup #15 Tokyo の開催日が近づいてきました!まだまだ参加者募集中ですので、ご都合が合う方はお気軽にお越しください。開催概要や参加方法については以下の記事でご案内しています。

mackerel.io

また、前回の Mackerel Meetup #14 Tokyo の開催レポートも公開中です。当日の様子が気になる方はぜひこちらもご覧ください。

mackerel.io

動作を改善しました

  • Linux の cpu iowait メトリックの値が稀にオーバーフローする問題を修正しました(mackerel-agent 0.78.2 以降)
  • 一部のリージョン下にある S3 バケットにおいて、Web コンソールのホスト一覧で S3 である旨の表示が出なかったり、ホスト詳細画面の上部にメタデータが表示されなかったりする問題を修正しました

AWSインテグレーションに新たに追加されるメトリックの自動取得有無を選択できるようになりました ほか

こんにちは、MackerelチームCREの武藤( id:kmuto )です。急に寒くなり、2023年も残すところあと1ヶ月少々となりましたが、Mackerelの新機能開発・改善はまだまだ続いています。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

AWSインテグレーションに新たに追加されるメトリックの自動取得有無を選択できるようになりました

Mackerelには、AWSクラウド製品をMackerelのホストとして管理し、メトリック監視などができるようになる「AWSインテグレーション」という機能があります。

AWSクラウド製品のサービス更新やユーザーからのご要望に基づいて、MackerelのAWSインテグレーションで取得するメトリックを新たに追加することがありますが、これまでもそのような追加の際には事前に本ブログにてご案内しておりました。

ただ、ホストあたりのメトリックの数が規定の上限を超過した場合には超過ホストとして課金対象となるというMackerelの課金体系上、取得メトリックが自動で追加されたことで超過ホストになってしまう可能性はあり得ます。これが望ましくないケースもあるというユーザーの声を受けて、今後新たに追加されるメトリックについてデフォルトで取得対象にするかどうか設定するオプションを、AWSインテグレーションに導入しました。

AWSインテグレーションの設定画面の「新規メトリックを自動的に追加する」がその設定です。

  • 「新規メトリックを自動的に追加する」がオン(デフォルト):利用対象のAWSクラウド製品に対して新たにメトリックが追加されたときに、そのメトリックが自動で取得対象(チェックが付いた状態)になります。
  • 「新規メトリックを自動的に追加する」がオフ:利用対象のAWSクラウド製品に対して新たにメトリックが追加されても、そのメトリックの取得チェックは付きません。取得したいときには明示的にチェックする必要があります。

詳細については以下のヘルプの「新規メトリックの自動追加を設定する」をご参照ください。

mackerel.io

なお、現時点ではこの設定機能はAWSインテグレーションのみとなります。

アラートステータスの配色を変更しました

前回の告知でアラートステータスの配色の変更をお伝えしておりましたが、Unknownが紫色、Closedが灰色という新しい配色表示に切り替え済みです。

Unknownはそもそも監視が機能していない状況を表していますので、ご利用のオーガニゼーションで発生している場合には監視が再開するようご対応されることをお勧めいたします。Unknownの解決にどのように対応したらよいかお困りの際には、サポート窓口までお気軽にご相談ください!

mackerel.io

Amazon S3サービスとのAWSインテグレーションにおいて、一部のメトリックの取得に失敗しても、ほかの取得には影響がないように改善しました

AWSのオブジェクトストレージサービスAmazon S3をMackerelのAWSインテグレーションで監視する際、対象のS3のうちのある1つのバケットがAWSインテグレーション側からのアクセスを制限(たとえばIPアドレス制限)していると、それ以外の制限していないバケットも含めたすべてのメトリックが取得できない状態になっていました。

このたびAWSインテグレーションを改修し、制限されたバケットをスキップして、それ以外のバケットのメトリックは継続して取得するようにいたしました。

サービス一覧のStarをサービス名の前に移動しました

小さな修正となりますが、サービス一覧を表示したときに、お気に入りを示すStarが従来はサービス名の後ろにあったのを、サービス名の前に移動しました。位置が整ったことで、見やすくかつ操作しやすくなっています。ぜひご活用ください。

チェックプラグインを更新しました:check-logのUTF-16 Little Endian対応の修正、check-tcpのステータス上書き機能追加

チェックプラグイン集のmackerel-check-pluginsに収録しているcheck-logとcheck-tcpを更新し、v0.46.1としてリリースいたしました(Windows版ではmackerel-agent v0.78.1に内包)。

check-logチェックプラグインの更新

check-logチェックプラグインにおいて、UTF-16 Little Endian文字エンコーディングで記述されたログの文字列マッチに失敗することがある問題に対応しました。特にWindows PowerShellの出力ログの監視でお困りになっていた方々にはお待たせいたしました。

check-logのデフォルト文字エンコーディングはUTF-8のため、UTF-16 Little Endian文字エンコーディングを明示指定するオプション--encoding UTF-16leを付けてください(「LE」ではなく「le」となることにご注意ください)。

command = ["check-log", "--encoding", "UTF-16le", ……]

check-tcpチェックプラグインの更新

check-tcpチェックプラグインには--status-asオプションが導入されました。このオプションは、UnknownやWarningなどのチェック結果の返却ステータスを上書きします。たとえば何らかの理由でUnknownアラートを無視するには、以下のように指定します。

command = ["check-tcp", "--status-as", "unknown=ok", ……]

この返却ステータス上書き機能はチェックプラグインの支援ユーティリティであるcheckersに新たに実装導入されたもので、今後ほかのチェックプラグインについても、ご要望に基づいて導入していく予定です。

check-mackerel-metricに--versionオプションと--status-asオプションを追加しました

mackerelio-labsで公開しているcheck-mackerel-metricチェックプラグインをバージョン1.3.0に更新し、--version--status-asのオプションを追加しました。

--versionを指定すると、プラグインのバージョンを表示できます。

$ /opt/mackerel-agent/plugins/bin/check-mackerel-metric
version 1.3.0 (rev 8e7575e)

既存のcheck-mackerel-metricプラグインは、mkr plugin install --upgrade check-mackerel-metricで更新できます(新規インストールの場合はmkr plugin install check-mackerel-metric)。

--status-asは前述のとおりチェック結果の返却ステータスを上書きするオプションです。たとえばWarningアラートではなく常にCriticalアラートを発報するには、以下のように指定します。

command = ["check-mackerel-metric", "-H", "HOST_ID", "-n", "METRIC_NAME", "-w", "30", "-c", "60", "--status-as", "warning=critical"]

Warningアラートを出さずにCriticalアラートを発報するのは--critical--warningに同一の分数を指定することでも同様、かつ簡単に実現できますので、現時点で--status-asを使う場面は少ないでしょう。今回はcheck-tcpチェックプラグインと同じように--status-asを導入した参考例となります。

Mackerel Drink Up #13 Tokyo「今更聞けないAWSインテグレーション」、いよいよ来週開催!

恒例のオフライン開催イベントMackerel Drink Up Tokyo、第13回は「今更聞けないAWSインテグレーション」です。

最初のトピックで触れたように、「AWSインテグレーション」はAWSクラウド製品とMackerelを結び付けて、AWSクラウド製品の監視を実現する機能です。各種のAWSクラウド製品のメトリック取得にとどまらず、EC2やRDSの自動退役、AWSのタグ機能による監視対象の除外設定、連携されたホストに対するサービスやロールの自動割り当てなど、ユーザーの利便性を高める多くの付加価値機能も拡充しています。

今回は、そんなAWSインテグレーションの機能を深掘りしながら、AWS環境の監視のコツやMackerelの活用方法などについても解決できるような機会になっておりますので、ぜひ下記リンクよりお申し込みください!

mackerelio.connpass.com

Azureインテグレーションにて、Azure Databaseのフレキシブルサーバーに対応しました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の須藤(id:do-su-0805)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

Azureインテグレーションにて、Azure Databaseのフレキシブルサーバーに対応しました

Microsoft Azureが提供するAzure Database for PostgreSQLならびにAzure Database for MySQLについて、Azureインテグレーションではシングルサーバーのみ対応しておりましたが、このたびフレキシブルサーバーに対応いたしました。

フレキシブルサーバーを連携した際に取得できるメトリックは、シングルサーバーを連携した時に取得できるメトリックと異なります。詳しくは以下ヘルプをご確認ください。

Database for MySQL Flexible Serverで取得できるようになったメトリックの表示例

Azureインテグレーションの設定では、今まではDatabase for PostgreSQLとDatabase for MySQLが表示されておりました。既存の設定はDatabase for PostgreSQL Single ServerとDatabase for MySQL Single Serverの設定としてそれぞれ引き継がれ、新たにDatabase for PostgreSQL Flexible ServerとDatabase for MySQL Flexible Serverの二つが増えた形になります。

Azureインテグレーションをご利用中のユーザにおかれましては、自動的にフレキシブルサーバの連携は有効にならないため、必要に応じて有効化をお願いいたします。

Azureインテグレーション設定画面におけるシングルサーバーとフレキシブルサーバーへの連携設定表示

アラート一覧画面上のアラートメモに記載されているURLがリンクとしてクリック可能になりました

アラート一覧画面に表示されているアラートのメモにURLが含まれている際、いままではリンクにならずクリックすることができませんでしたが、URLが存在する場合にクリック可能になりました。

アラート一覧でのURLを含むメモの表示例

これまでは、アラート一覧でURLが確認できてもクリックできないため、一度コピーしてアドレスバーに貼り付けないと遷移できませんでしたが、クリック可能になったことで遷移が簡単になりました。ぜひ、ご活用いただければと思います。

【予告】一部アラートステータスの配色が変更となります

Mackerelの画面上におけるアラートやアラート数の表現において、今まではUnknownは灰色を、Closedは紫色で表現しておりました。この配色を、視認性の向上のため、Unknownを紫色に、Closedを灰色に変更いたします。

また、サイドバー内のオーガニゼーション名の横やアラートタブの横に表示されるアラート数や、ブラウザで表示されるfaviconの配色については、いままでは発報中のアラートのうちCritical>Warning>Unknownの順で優先的に配色や表示する数を決定しておりましたが、この順序をUnknown>Critical>Warningに変更いたします。

変更の意図としてUnknownは、メトリックの取得やチェック監視の実行に失敗しているといった、監視ができていないことを表現していることから、最も気づきやすいステータスであるべきと見直したためとなります。

本変更については、2023/11/6週にリリース予定となっております。あらかじめ、ご承知おきくださいませ。

サイドバーのオーガニゼーション名横に、赤色でCriticalアラートの数が9つ以上であることが記載されている。オーガニゼーションのアラート一覧は、Critical、Warning、Unknownの順でアラート数が表示されており、Unknownのアラート数は黒色で記載されているサイドバーのオーガニゼーション名横に、紫色でUnknownアラートの数が9つ以上であることが記載されている。オーガニゼーションのアラート一覧は、Unknown、Critical、Warningの順でアラート数が表示されており、Unknownのアラート数は紫色で記載されている
変更前後のオーガニゼーショントップ表示

灰色に白抜きでUnknownと表示され、紫色に白抜きでClosed Manuallyと表示されている紫色に白抜きでUnknownと表示され、灰色に白抜きでClosed Manuallyと表示されている
変更前後のアラート一覧におけるUnknown/Closedステータス表示

Alertsと表示されている横に、紫色に白抜きで9+と表示されている
変更後のサイドバー表示におけるアラート数表示

変更後のGoogle Chromeにおけるオーガニゼーション名横の表示とfaviconの表示対応

Windows Serverへのサポートを長期サービスチャネル(LTSC)のみとしました

Windows Serverには、長期サービスチャネル(LTSC)と年間チャネル(AC)の2種類が存在しますが、MackerelではLTSCのみをサポートするようにしました。

現在、Microsoft社のサポート対象となっているLTSCに属するWindows Serverは、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022の3種類となり、Mackerelではこの3種類のOSをサポートいたします。

数値ウィジェットで期間に応じた値の表示をデフォルトにしました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の戸谷(id:KGA)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

数値ウィジェットで期間に応じた値の表示をデフォルトにしました

こちらの記事でご案内しました数値ウィジェットの期間に応じた表示をデフォルトとし、新規に作成された数値ウィジェットでは選択した期間に応じた値が表示されるようになりました。

mackerel.io

また、これまでは期間を選択した場合に、選択期間の範囲によって値の粒度が変わり丸められた値が表示されていましたが、選択した期間内で最新の値が表示されるよう改善を行いました。

従来通りの数値ウィジェットをお使いになりたい場合は、ウィジェットの設定から変更することができます。

アクセシビリティ、ユーザーインターフェースの改善を行いました

アラート表示のコントラスト比を改善し文字を読み取りやすくしました

黄色い背景に白い文字でWarning, Criticalと書かれている黄色い背景に黒い文字でWarning, Criticalと書かれている
before/after: Warning/Criticalの表記と監視ルール名のコントラスト比を改善しました

これまで、アラート一覧やアラート詳細画面、ホスト詳細画面のアラートの表示において、文字の色と背景色のコントラスト比が低いため文字が読み取りづらいことがありました。文字の色と背景色を変更することによりコントラスト比を改善し読み取りやすくなるようアクセシビリティの改善を行いました。

ダッシュボード画面の表示を改善しました

ダッシュボード画面にて概要(Overview)とカスタムダッシュボードの一覧の項目を分け、カスタムダッシュボードの一覧では左サイドメニューと同様に Star の表示を先頭に移動しました。

プラグインの改善、仕様変更を行いました

Windows 向け check-ntservice プラグインの仕様を変更しました

先日告知いたしました通り、Windows 向け check-ntservice プラグインの仕様を変更しました。以下のバージョンより仕様が変更されています。

  • mackerel-agent v0.78.0 (Windows 版のみ同梱)
  • go-check-plugins v0.45.0

詳細は先日の告知記事check-ntservice のヘルプページをご覧ください。

check-tcp プラグインでポートが閉じているどうかを監視できるようになりました

check-tcp プラグインで、-C, --expect-closed オプションをご利用いただくことで、指定したポートが閉じているかどうかを監視できるようになりました。このオプションは以下のバージョンよりご利用いただけます。

  • mackerel-agent v0.78.0 (Windows 版のみ同梱)
  • go-check-plugins v0.45.0

詳細は check-tcp のヘルプページをご覧ください。

mackerelio-labs で check-mackerel-metric プラグインを公開しました

メトリックが一定期間投稿されていないことを検出するために、サービスメトリックの途切れ監視機能を以前より Mackerel で提供していますが、ホストメトリックについては同等の機能がありませんでした。

この対案として、mackerelio-labs にて、ホストメトリックおよびサービスメトリックの途切れ監視を実現するチェックプラグイン「check-mackerel-metric」を公開しました。

github.com

check-mackerel-metric は、任意のホストメトリックおよびサービスメトリックに対して、最長1日前までの期間でメトリック投稿の有無をチェックし、期間内に投稿がなければアラートを発行します。

チェックプラグインの性質上 mackerel-agent とセットで実行する必要はありますが、これまで途切れ監視が難しかったクラウドインテグレーションのメトリックなど、さまざまな対象の監視にご活用いただけます。

mackerelio-labs の GitHub Organization では、Mackerelチームの新しい取り組みから生まれたソフトウェアを公開しています(check-mackerel-metric は CRE の取り組みで誕生しました!)。

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 のサポートを終了しました

先日告知していましたとおり、Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 のサポートを終了しました。

Mackerel Drink Up #12 Tokyo を10月25日(水)に開催します!

今月も株式会社はてな 東京オフィスのセミナールームにおいて Mackerel Drink Up を開催します。今回は「運用に役立つダッシュボードの作り方」と題しまして、Mackerel 開発チーム SRE の id:taxintt から Mackerel 開発チームでのカスタムダッシュボードの活用例をご説明するのに加えて、Mackerelを使いこなされているユーザさまから LT 発表をいただきます。参加のお申込みは、以下のconnpassのページからお願いいたします。

mackerelio.connpass.com

みなさまとお会いできることをお待ちしています!

グラフアノテーションの追加がわかりやすくなりました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の西山(id:tukaelu)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

グラフアノテーションの追加がわかりやすくなりました

サービスメトリックとロールのグラフに任意の情報を書き残すことができる、グラフアノテーションはご存知でしょうか。

名前は知りつつも、どこから設定できるのか迷ってしまうこともしばしばあったのではないかと思いますが、今回のアップデートでグラフアノテーションが設定可能な位置にカーソルオーバーさせると、以下のようなグラフアノテーションのアイコンを表示するように改善しました。

グラフアノテーションアイコン

実際のWebコンソール上では次のように表示がされるので、より設定しやすくなったかと思います!

アイコンが表示されてグラフアノテーションが設定しやすくなりました

グラフアノテーションは、グラフをベースに振り返る際などにとても便利な機能です!ヘルプを参考に、ぜひご活用ください。

mackerel.io

通知チャンネルの一覧でChatworkのAPI Tokenを表示しないようにしました

通知チャンネルの一覧で、これまでは登録されているChatworkのチャンネルには Room ID と API Token が表示されていましたが、セキュリティの観点から API Token については表示しないように改善しました。

少しでも安心・快適にお使いいただけるよう、引き続き改善を進めてまいります。

mackerel-plugin-dockerでコンテナ再起動時にCPU使用率が一時的に急上昇する問題を修正しました

mackerel-plugin-dockerプラグインの監視対象のDockerコンテナが再起動された際に、実際のCPU使用率と異なりグラフ上でCPU使用率が一時的に急上昇したように表現される問題がありました。 今回の修正 (v0.78.4) で再起動によるカウンタのリセットを検知して、適切なメトリックを取得するように改善しています。

詳しくはプルリクエストをご確認ください。

github.com

URL外形監視のTLSサポートバージョンがTLS1.2以上に変更になりました

MackerelのURL外形監視がサポートするTLSのバージョンを1.2以上に変更いたしました。

以前に告知したとおり、TLS1.0およびTLS1.1には深刻な脆弱性が報告されており、2021年3月勧告のRFC 8996で正式に廃止されて使用非推奨となっています。

多くのOSやブラウザにおいても、TLS1.0およびTLS1.1については非推奨の扱いとなっているため、Mackerelでも同様の対応をいたしました。

TLS1.2以上の暗号化通信については、これまでどおりサポートを継続しておりますのでご安心ください。

Mackerel Drink Up #11 Tokyo を9月26日(火)に開催します!

先日にお知らせをしておりましたが、いよいよ来週9月26日(火)に「Mackerel 徹底使いこなし術」をテーマにDrink Up #11を開催します。

Mackerelチームから、実際にMackerelを開発しているアプリケーションエンジニアと、元々SREとして活躍していたCREメンバーの2名が登壇いたします。

イベントにご参加いただくには、Mackerelをご利用いただいている必要がありますが、Freeプランでのご利用でも大歓迎です! Mackerelの導入を検討している、どのようなサービスか少し気になるという方も、ぜひFreeプランにご登録の上でご参加ください。

なお参加のお申込みは、以下のconnpassのページからお願いいたします。

mackerelio.connpass.com

数値ウィジェットを強化し、期間に従った表示やトレンド表示ができるようになりました

こんにちは、MackerelチームCREの武藤( id:kmuto )です。昨日もアップデート内容をお送りしたばかりですが、本日もご報告したい大きなアップデートがありましたので、お知らせいたします。

今回のアップデートで新たに加わった機能は、はてなリモートインターンシップに参加した学生の皆さんに実装していただきました!

hatena.co.jp

数値ウィジェットを強化し、期間に従った表示やトレンド表示ができるようになりました

カスタムダッシュボードに配置できる数値ウィジェットに、次の3つの機能が加わりました。

  • 選択している期間に応じた値が表示されるようになりました
  • トレンドを表示できるようになりました
  • 数値ウィジェットからグラフの全画面表示を開けるようになりました

以下それぞれご紹介いたします。

選択している期間に応じた値が表示されるようになりました

数値ウィジェットは、任意のメトリックあるいは式の結果を見やすい数字としてカスタムダッシュボード上に配置でき、メトリックの値や、式を使って求めた可用性やレイテンシーといったSLIを示すのに便利です。

ただし、ダッシュボード上で期間を設定した際、グラフのほうはそれに応じて正しく追従されるのに対し、数値ウィジェットは期間と無関係に「その時点での最新の値」を示してしまうという制約がありました。

このたび、数値ウィジェットが期間の選択に応じて正しくその期間の値を表示するよう、機能改善を行いました。

グラフ側で期間を範囲選択すると数値ウィジェットの値も変化する
値が期間の選択に追従

ウィジェットには、選択期間での終点の値(移動平均や線形回帰の場合はこの終点をもとに算出)が表示されるようになります。

従来の数値ウィジェットの挙動から変わるため、現時点では以下のように数値ウィジェットの設定項目の「指定した期間に従って値を表示する」にチェックを付けたときのみ、この機能改善が有効化されます(以降でご紹介するほかの機能も、このチェックが必須です)。

ウィジェット編集画面の「指定した期間に従って値を表示する」を有効にする
「指定した期間に従って値を表示する」の有効化

トレンドを表示できるようになりました

前掲の画面でも登場していましたが、数値ウィジェットの設定項目の「メトリックのトレンドを表示する」にチェックを付けていると、ウィジェット内にトレンドもあわせて表示されます。

終点値90.50%に対して、平均値88.43、差2.06%がトレンドとして示される
トレンドの表示

トレンドは選択期間内の平均値(図中の「Avg 88.43」)と、その平均値と終点の値の差(図中の「+2.06%」)の2つで示されます。

数値だけでは現在の状況が何か変化しているのかしていないのかは判断しづらく、グラフと見比べて把握するというケースも多かったのではないでしょうか。このように変化量が一目で表されることで、状況の見極めの迅速化が期待されます。

数値ウィジェットからグラフの全画面表示を開けるようになりました

こちらは現状では式グラフのみの対応となりますが、ウィジェットの式の右側にボタンが配置されています。これをクリックするとブラウザの新規ウィンドウが開き、式グラフが大きく表示されます。

数値ウィジェットの値のもとになっている式グラフ
全体表示した式グラフ

たとえばSLOのような、式グラフをダッシュボード上に配置するまでもないけれども、必要なときに推移を見たいといった場面で便利でしょう。

MackerelチームのSREの願いに端を発したこの数値ウィジェット機能強化は、現時点では「experimental」とあるとおり実験的機能の位置付けですが、いずれも十分に実用可能な出来となっています。今後完成度を高めて将来は標準の挙動としていく予定ですので、ぜひお試しください!

カスタムダッシュボードのグラフウィジェットで縦軸を固定表示できるようになりました ほか

こんにちは、MackerelチームCREの五十嵐(id:masarasi)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

カスタムダッシュボードのグラフウィジェットで縦軸を固定表示できるようになりました

グラフウィジェットで任意の最小値と最大値の範囲で縦軸を固定表示できるようになりました。loadavg などはメトリックの値によってグラフの最大値が変動するため、異なるホストのグラフを比較しづらいことがありましたが、今回のアップデートでグラフの縦軸を固定表示できるようになりましたので、比較などもしやすくなったと思います。

また、最小値にマイナスの値を設定すると、グラフでマイナス値のメトリックを描画可能になります。これはうれしいユーザーの方もいるのではないでしょうか。

グラフの縦軸固定

縦軸を固定したグラフ

なお、グラフの縦軸固定は全画面表示にしても維持されます。また、グラフウィジェット API による入力にも対応しています。機能が強化されたグラフウィジェットをぜひご活用ください。

Oracle Linux 7/8/9 がサポート対象になりました

新たに Oracle Linux 7/8/9 がサポート対象になりました。以下のヘルプに記載の手順や、新規ホスト登録 画面の CentOS / RedHat の項目にあるインストールコマンドにて mackerel-agent がインストールできます。

mackerel.io

プラグインを利用する場合は別途インストールが必要です。インストール手順については以下のヘルプをご確認ください。

Ubuntu 18.04 のサポートを終了しました

Ubuntu 18.04 のサポートを終了しました。インストール済みの Mackerel エージェントは引き続きご利用いただけますが、不具合などが発生した際にお問い合わせをいただいても、サポートいたしかねる場合がありますのでご了承ください。

現在のサポート対象 OS については、以下のリンクをご確認ください。

mackerel.io

cloudwatch-logs-aggregator で Lambda にタグを付与できるようになりました

cloudwatch-logs-aggregator で動作させる Lambda にタグを付与できるようになりました。

以下のように tags 変数にてタグの指定が可能です。タグの指定は v0.2.0 よりご利用いただけます。

module "cw_logs_aggregator_lambda" {
  ...
  tags = {
   key = "value"
  }
}

アクセシビリティを改善しました

Mackerel の ヘルプAPI ドキュメントお知らせブログ の記事内で、フォーカスされたリンクにフォーカスリングが表示されるようになりました。

「ラベル付きメトリック機能」ベータ版テストの募集を開始しました

現在 Mackerel では、ラベル付きメトリックに対応するための開発を進めていますが、この「ラベル付きメトリック機能」ベータ版テストへの参加お申し込みを開始しました。詳細については下記記事をご覧ください。

mackerel.io

【予告】check-ntservice の仕様変更を行います

Windows 向け mackerel-agent に同梱している check-ntservice が、今後のバージョンアップで次のような仕様変更を行います。

  • --service-name で指定した条件にマッチするサービスが見つからない場合、これまでは監視結果を正常(OK)として扱っていました。今後のアップデートでは、UNKNOWN としてアラートを発報するようになります。
  • --service-name で指定した条件に複数のサービスがマッチする場合、これまでは最後にチェックしたサービスの結果を通知していました。今後のアップデートでは、最初にマッチしたサービスの結果が返されるようになります。
  • 監視結果が正常な場合、結果メッセージはNtService OK:とだけ返っていました。今後のアップデートでは、NtService OK: ServiceName: Caption - Runningのような形式でメッセージが返されます。

仕様変更が完了した際にはあらためてご案内いたします。check-ntservice をご利用中のユーザー様におかれましては、上記について事前にご確認いただき、リリース後に適宜バージョンアップをお願いいたします。

【予告】Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 のサポートを終了します

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 のセキュリティサポートが 2023 年 10 月 10 日で終了します。マイクロソフトによるセキュリティサポートの終了に伴い、Mackerel におきましてもサポートを終了いたします。

なお、マイクロソフトより 拡張セキュリティ更新プログラム が提供されますが、本拡張セキュリティ更新プログラム期間内であっても Mackerel ではサポート対象外となりますのでご了承ください。