AWSインテグレーションに新たに追加されるメトリックの自動取得有無を選択できるようになりました ほか

こんにちは、MackerelチームCREの武藤( id:kmuto )です。急に寒くなり、2023年も残すところあと1ヶ月少々となりましたが、Mackerelの新機能開発・改善はまだまだ続いています。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

AWSインテグレーションに新たに追加されるメトリックの自動取得有無を選択できるようになりました

Mackerelには、AWSクラウド製品をMackerelのホストとして管理し、メトリック監視などができるようになる「AWSインテグレーション」という機能があります。

AWSクラウド製品のサービス更新やユーザーからのご要望に基づいて、MackerelのAWSインテグレーションで取得するメトリックを新たに追加することがありますが、これまでもそのような追加の際には事前に本ブログにてご案内しておりました。

ただ、ホストあたりのメトリックの数が規定の上限を超過した場合には超過ホストとして課金対象となるというMackerelの課金体系上、取得メトリックが自動で追加されたことで超過ホストになってしまう可能性はあり得ます。これが望ましくないケースもあるというユーザーの声を受けて、今後新たに追加されるメトリックについてデフォルトで取得対象にするかどうか設定するオプションを、AWSインテグレーションに導入しました。

AWSインテグレーションの設定画面の「新規メトリックを自動的に追加する」がその設定です。

  • 「新規メトリックを自動的に追加する」がオン(デフォルト):利用対象のAWSクラウド製品に対して新たにメトリックが追加されたときに、そのメトリックが自動で取得対象(チェックが付いた状態)になります。
  • 「新規メトリックを自動的に追加する」がオフ:利用対象のAWSクラウド製品に対して新たにメトリックが追加されても、そのメトリックの取得チェックは付きません。取得したいときには明示的にチェックする必要があります。

詳細については以下のヘルプの「新規メトリックの自動追加を設定する」をご参照ください。

mackerel.io

なお、現時点ではこの設定機能はAWSインテグレーションのみとなります。

アラートステータスの配色を変更しました

前回の告知でアラートステータスの配色の変更をお伝えしておりましたが、Unknownが紫色、Closedが灰色という新しい配色表示に切り替え済みです。

Unknownはそもそも監視が機能していない状況を表していますので、ご利用のオーガニゼーションで発生している場合には監視が再開するようご対応されることをお勧めいたします。Unknownの解決にどのように対応したらよいかお困りの際には、サポート窓口までお気軽にご相談ください!

mackerel.io

Amazon S3サービスとのAWSインテグレーションにおいて、一部のメトリックの取得に失敗しても、ほかの取得には影響がないように改善しました

AWSのオブジェクトストレージサービスAmazon S3をMackerelのAWSインテグレーションで監視する際、対象のS3のうちのある1つのバケットがAWSインテグレーション側からのアクセスを制限(たとえばIPアドレス制限)していると、それ以外の制限していないバケットも含めたすべてのメトリックが取得できない状態になっていました。

このたびAWSインテグレーションを改修し、制限されたバケットをスキップして、それ以外のバケットのメトリックは継続して取得するようにいたしました。

サービス一覧のStarをサービス名の前に移動しました

小さな修正となりますが、サービス一覧を表示したときに、お気に入りを示すStarが従来はサービス名の後ろにあったのを、サービス名の前に移動しました。位置が整ったことで、見やすくかつ操作しやすくなっています。ぜひご活用ください。

チェックプラグインを更新しました:check-logのUTF-16 Little Endian対応の修正、check-tcpのステータス上書き機能追加

チェックプラグイン集のmackerel-check-pluginsに収録しているcheck-logとcheck-tcpを更新し、v0.46.1としてリリースいたしました(Windows版ではmackerel-agent v0.78.1に内包)。

check-logチェックプラグインの更新

check-logチェックプラグインにおいて、UTF-16 Little Endian文字エンコーディングで記述されたログの文字列マッチに失敗することがある問題に対応しました。特にWindows PowerShellの出力ログの監視でお困りになっていた方々にはお待たせいたしました。

check-logのデフォルト文字エンコーディングはUTF-8のため、UTF-16 Little Endian文字エンコーディングを明示指定するオプション--encoding UTF-16leを付けてください(「LE」ではなく「le」となることにご注意ください)。

command = ["check-log", "--encoding", "UTF-16le", ……]

check-tcpチェックプラグインの更新

check-tcpチェックプラグインには--status-asオプションが導入されました。このオプションは、UnknownやWarningなどのチェック結果の返却ステータスを上書きします。たとえば何らかの理由でUnknownアラートを無視するには、以下のように指定します。

command = ["check-tcp", "--status-as", "unknown=ok", ……]

この返却ステータス上書き機能はチェックプラグインの支援ユーティリティであるcheckersに新たに実装導入されたもので、今後ほかのチェックプラグインについても、ご要望に基づいて導入していく予定です。

check-mackerel-metricに--versionオプションと--status-asオプションを追加しました

mackerelio-labsで公開しているcheck-mackerel-metricチェックプラグインをバージョン1.3.0に更新し、--version--status-asのオプションを追加しました。

--versionを指定すると、プラグインのバージョンを表示できます。

$ /opt/mackerel-agent/plugins/bin/check-mackerel-metric
version 1.3.0 (rev 8e7575e)

既存のcheck-mackerel-metricプラグインは、mkr plugin install --upgrade check-mackerel-metricで更新できます(新規インストールの場合はmkr plugin install check-mackerel-metric)。

--status-asは前述のとおりチェック結果の返却ステータスを上書きするオプションです。たとえばWarningアラートではなく常にCriticalアラートを発報するには、以下のように指定します。

command = ["check-mackerel-metric", "-H", "HOST_ID", "-n", "METRIC_NAME", "-w", "30", "-c", "60", "--status-as", "warning=critical"]

Warningアラートを出さずにCriticalアラートを発報するのは--critical--warningに同一の分数を指定することでも同様、かつ簡単に実現できますので、現時点で--status-asを使う場面は少ないでしょう。今回はcheck-tcpチェックプラグインと同じように--status-asを導入した参考例となります。

Mackerel Drink Up #13 Tokyo「今更聞けないAWSインテグレーション」、いよいよ来週開催!

恒例のオフライン開催イベントMackerel Drink Up Tokyo、第13回は「今更聞けないAWSインテグレーション」です。

最初のトピックで触れたように、「AWSインテグレーション」はAWSクラウド製品とMackerelを結び付けて、AWSクラウド製品の監視を実現する機能です。各種のAWSクラウド製品のメトリック取得にとどまらず、EC2やRDSの自動退役、AWSのタグ機能による監視対象の除外設定、連携されたホストに対するサービスやロールの自動割り当てなど、ユーザーの利便性を高める多くの付加価値機能も拡充しています。

今回は、そんなAWSインテグレーションの機能を深掘りしながら、AWS環境の監視のコツやMackerelの活用方法などについても解決できるような機会になっておりますので、ぜひ下記リンクよりお申し込みください!

mackerelio.connpass.com