Azureインテグレーションにて、Azure Databaseのフレキシブルサーバーに対応しました ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の須藤(id:do-su-0805)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

Azureインテグレーションにて、Azure Databaseのフレキシブルサーバーに対応しました

Microsoft Azureが提供するAzure Database for PostgreSQLならびにAzure Database for MySQLについて、Azureインテグレーションではシングルサーバーのみ対応しておりましたが、このたびフレキシブルサーバーに対応いたしました。

フレキシブルサーバーを連携した際に取得できるメトリックは、シングルサーバーを連携した時に取得できるメトリックと異なります。詳しくは以下ヘルプをご確認ください。

Database for MySQL Flexible Serverで取得できるようになったメトリックの表示例

Azureインテグレーションの設定では、今まではDatabase for PostgreSQLとDatabase for MySQLが表示されておりました。既存の設定はDatabase for PostgreSQL Single ServerとDatabase for MySQL Single Serverの設定としてそれぞれ引き継がれ、新たにDatabase for PostgreSQL Flexible ServerとDatabase for MySQL Flexible Serverの二つが増えた形になります。

Azureインテグレーションをご利用中のユーザにおかれましては、自動的にフレキシブルサーバの連携は有効にならないため、必要に応じて有効化をお願いいたします。

Azureインテグレーション設定画面におけるシングルサーバーとフレキシブルサーバーへの連携設定表示

アラート一覧画面上のアラートメモに記載されているURLがリンクとしてクリック可能になりました

アラート一覧画面に表示されているアラートのメモにURLが含まれている際、いままではリンクにならずクリックすることができませんでしたが、URLが存在する場合にクリック可能になりました。

アラート一覧でのURLを含むメモの表示例

これまでは、アラート一覧でURLが確認できてもクリックできないため、一度コピーしてアドレスバーに貼り付けないと遷移できませんでしたが、クリック可能になったことで遷移が簡単になりました。ぜひ、ご活用いただければと思います。

【予告】一部アラートステータスの配色が変更となります

Mackerelの画面上におけるアラートやアラート数の表現において、今まではUnknownは灰色を、Closedは紫色で表現しておりました。この配色を、視認性の向上のため、Unknownを紫色に、Closedを灰色に変更いたします。

また、サイドバー内のオーガニゼーション名の横やアラートタブの横に表示されるアラート数や、ブラウザで表示されるfaviconの配色については、いままでは発報中のアラートのうちCritical>Warning>Unknownの順で優先的に配色や表示する数を決定しておりましたが、この順序をUnknown>Critical>Warningに変更いたします。

変更の意図としてUnknownは、メトリックの取得やチェック監視の実行に失敗しているといった、監視ができていないことを表現していることから、最も気づきやすいステータスであるべきと見直したためとなります。

本変更については、2023/11/6週にリリース予定となっております。あらかじめ、ご承知おきくださいませ。

サイドバーのオーガニゼーション名横に、赤色でCriticalアラートの数が9つ以上であることが記載されている。オーガニゼーションのアラート一覧は、Critical、Warning、Unknownの順でアラート数が表示されており、Unknownのアラート数は黒色で記載されているサイドバーのオーガニゼーション名横に、紫色でUnknownアラートの数が9つ以上であることが記載されている。オーガニゼーションのアラート一覧は、Unknown、Critical、Warningの順でアラート数が表示されており、Unknownのアラート数は紫色で記載されている
変更前後のオーガニゼーショントップ表示

灰色に白抜きでUnknownと表示され、紫色に白抜きでClosed Manuallyと表示されている紫色に白抜きでUnknownと表示され、灰色に白抜きでClosed Manuallyと表示されている
変更前後のアラート一覧におけるUnknown/Closedステータス表示

Alertsと表示されている横に、紫色に白抜きで9+と表示されている
変更後のサイドバー表示におけるアラート数表示

変更後のGoogle Chromeにおけるオーガニゼーション名横の表示とfaviconの表示対応

Windows Serverへのサポートを長期サービスチャネル(LTSC)のみとしました

Windows Serverには、長期サービスチャネル(LTSC)と年間チャネル(AC)の2種類が存在しますが、MackerelではLTSCのみをサポートするようにしました。

現在、Microsoft社のサポート対象となっているLTSCに属するWindows Serverは、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022の3種類となり、Mackerelではこの3種類のOSをサポートいたします。