こんにちは、MackerelチームCREの戸谷( id:KGA )です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。
- ラベル付きメトリックのクエリグラフでも積み重ねグラフを選択できるようになりました
- オーガニゼーションの管理名が Slack などへのアラート通知やブラウザのタイトルにも表示されるようになりました
- ユーザーをオーガニゼーションに招待した際の期限を7日に延ばしました
- AWS インテグレーションの RDS, Aurora 連携で取得するメトリックが増えました
- Windows 版の mackerel-agent でファイルシステムの情報の読み取りに失敗した場合に、全てのファイルシステムの情報が取得できない問題を修正しました
- mackerel-plugin-redis, mackerel-plugin-snmp を更新しました
ラベル付きメトリックのクエリグラフでも積み重ねグラフを選択できるようになりました
2024年3月よりパブリックベータとなりましたラベル付きメトリックをカスタムダッシュボードでクエリグラフとして表示する際の表示形式として、積み重ねグラフも選択できるようになりました。
ラベル付きメトリック(Mackerel の OpenTelemetry 対応)については以下の記事をご覧いただき、ぜひご利用ください。
オーガニゼーションの管理名が Slack などへのアラート通知やブラウザのタイトルにも表示されるようになりました
オーガニゼーションの管理名が以下のスクリーンショットのように、Slack や Chatwork、Microsoft Temas などへのアラート通知やブラウザのタイトルにも表示されるようになりました。アラート通知を受け取った場合や、タブを複数開いている場合などに、オーガーニゼーションを認識しやすくなりました。
オーガニゼーションの管理名については以下の告知記事をご覧ください。
ユーザーをオーガニゼーションに招待した際の期限を7日に延ばしました
これまで、ユーザーをオーガニゼーションに招待した際の期限は3日となっており、招待されたユーザーが招待に気づいていない場合などに期限が切れることが多くなっていました。この期限を3日から7日に延ばし、余裕をもってオーガニゼーションに参加いただけるようになりました。
他のユーザーをオーガニゼーションに招待する方法は以下のヘルプをご覧ください。
AWS インテグレーションの RDS, Aurora 連携で取得するメトリックが増えました
AWS インテグレーションの RDS, Aurora 連携において、以下の表の通り取得するメトリックが増えました。これにより、1つのホストにおいてデフォルトで取得されるメトリック数がホストメトリックの上限を超過する場合がありますのでご注意ください。メトリック超過時の料金換算については以下のページをご覧ください。
今回新規に取得するようになったものを含め、RDS, Aurora で取得できるメトリックの詳細は以下のヘルプをご覧ください。
また、AWS インテグレーションの新規メトリックの自動追加の有効・無効を選択する設定もございますので、あわせてご利用ください。
RDS, Aurora 共通で新規に取得するようになったメトリック
グラフ名 | メトリック | Mackerel上のメトリック名 |
---|---|---|
Checkpoint Lag | CheckpointLag | rds.checkpoint_lag.lag |
Connection Attempts | ConnectionAttempts | rds.connection_attempts.count |
CPU Surplus Credits | CPUSurplusCreditBalance CPUSurplusCreditsCharged |
rds.cpu_surplus_credits.balance rds.cpu_surplus_credits.charged |
EBS Balance | EBSByteBalance% EBSIOBalance% |
rds.ebs_balance.byte rds.ebs_balance.io |
Log Volume Disk Queue | DiskQueueDepthLogVolume | rds.log_volume_disk_queue.depth |
Log Volume Free Storage Space | FreeStorageSpaceLogVolume | rds.log_volume_disk.free |
Log Volume IOPS | ReadIOPSLogVolume WriteIOPSLogVolume |
rds.log_volume_iops.read rds.log_volume_iops.write |
Log Volume Latency | ReadLatencyLogVolume WriteLatencyLogVolume |
rds.log_volume_latency.read rds.log_volume_latency.write |
Log Volume Throughput | ReadThroughputLogVolume WriteThroughputLogVolume |
rds.log_volume_throughput.read rds.log_volume_throughput.write |
RDS で新規に取得するようになったメトリック
メトリック名のCHANNEL_NAME
にはレプリケーションチャンネル名が入ります。
グラフ名 | メトリック | Mackerel上のメトリック名 |
---|---|---|
Replication Channel Lag | ReplicationChannelLag | rds.replication_channel_lag.CHANNEL_NAME |
RDS でのみ取得していたが Aurora でも取得するようになったメトリック
グラフ名 | メトリック | Mackerel上のメトリック名 |
---|---|---|
Disk IOPS | ReadIOPS WriteIOPS |
rds.diskiops.read rds.diskiops.write |
Windows 版の mackerel-agent でファイルシステムの情報の読み取りに失敗した場合に、全てのファイルシステムの情報が取得できない問題を修正しました
これまで Windows 版の mackerel-agent でファイルシステムの情報の読み取りに1つでも失敗した場合に、全てのファイルシステムの情報が取得できていませんでしたが、この動作を改善し情報やメトリックの取得に失敗したファイルシステムをスキップして他のファイルシステムの情報を取得するようになりました。
mackerel-agent v0.81.0 よりご利用いただけます。
mackerel-plugin-redis, mackerel-plugin-snmp を更新しました
- mackerel-plugin-redis
- Redis へ接続する際の
username
パラメータを指定できるようになりました。 - こちらのアップデートはユーザーの方からコントリビュートいただきました!ありがとうございます!
- Redis へ接続する際の
- mackerel-plugin-snmp
- SNMP のメトリックを文字列として受け取った時に数値としてもパースもするようになりました。
いずれも mackerel-agent-plugins v0.82.0 よりご利用いただけます。