Mackerel 10周年!開発とエンジニアの”ワクワク”を支え続けた歴代PdMからのメッセージをリリース変遷を添えてお届けします #mackerel10th

いつもMackerelをご利用くださりありがとうございます。 おかげさまで、Mackerelは2024年9月17日で10周年を迎えました。

日本製サーバー監視サービス Mackerel の誕生は遡ること11年前の2013年、はてな社内で行われた事業プランコンテストがきっかけでした。*1

2014年9月17日の正式リリースからたくさんの方々にご利用いただいてきたMackerelそして監視・運用の技術を取り巻く潮流は変化し続けており、Mackerelもいま、これまでの「サーバー監視・管理」の領域から「オブザーバビリティ」領域の開発へと、さらなる進化の転換期になっています。

今回は、激しく変わっていく世の中でもMackerel が変わらず大切にしている「エンジニアを”ワクワク”させること」を支え、Mackerel のプロダクト開発をリードしてきた歴代のプロダクトマネージャーから、10周年を迎えたMackerelにメッセージをお寄せいただきました。Mackerelの10年の変遷と当時のできごとを添えてお届けします。

10/22(火) 霞が関プラザホールにて特別イベントも開催予定です。こちらもよければご参加ください。 mackerelio.connpass.com

歴代PdMからのメッセージ

田中 慎司 さん(id:stanaka

2006年はてなに入社。2010年より執行役員CTOとして技術全般を統括、並行して事業責任者等も兼務。2013年に社内事業プランコンテストで提出した「クラウド制御サービス」案を元にMackerelを立ち上げ、2013年11月〜2015年8月の間プロデューサーを担当。

10周年おめでとうございます! Mackerelは、10年前の当時、クラウド型のオブザーバビリティサービスが台頭し始めた頃に立ち上げたサービスでした。 サービス名は、サーバー→鯖→Mackerelという連想で命名したのですが、これを話すと「なるほどね」という納得と「ベタだな」という苦笑が入りまじった反応を受けたことを懐かしく思い出します。

始めたころは、最低限の機能でどれだけ売上を上げられるかで日々精一杯でしたが、今では10年も続くビジネス/サービスとなり、非常に感慨深いです。 世の中の変化は激しいですが、それをうまく乗りこなして、20周年、30周年と続いていくのを楽しみにしています。

はてな 大坪 弘尚(id:motemen

2008年のはてな新卒入社後より様々なサービスにアプリケーションエンジニアとして関わり、2014年よりMackerelディレクター、2016年よりCTOに就任。

Mackerelは、自分が初めてチームマネージャに就いたチームでした。当時のCTOであったid:stanakaの下チーム結成から関わり、ベータ公開、正式リリース後も毎週リリースを継続するなど勢いのある開発は、立ち上げ期ならではの経験でした。今では事業もチームも成長し、Mackerelとしての挑戦も大きく様変わりしているのを感じています。

今はチームを離れていますが、CTOという立場でこの後の10年の進化を見守りたいです。

杉山 広通 さん(id:sugiyama88

インフラエンジニアとして大規模環境でのネットワークやサーバーインフラの設計~運用に従事。OSSやSaaSシステムの活用、ITILベースのサービスマネジメント経験を活かし、はてなでは2015年9月〜2018年3月までの間Mackerel事業責任者を担当。現在はコンサルティングファームに所属。

10周年おめでとうございます🎉

初期のビジネス拡大期にプロデューサー兼プロダクトマネジャーとして、ビジネスプランやプロダクトロードマップなどを主導させていただきました。

私は、はてなが自社サービスで培った優れたインフラ哲学をMackerelを通して体現していること、優秀なチーム(エンジニア/デザイナー/マーケター/セールス/サポート)が活躍し、Webサービスやクラウド事業者などの先進的なお客様やコミュニティからの貴重なフィードバックを糧にサービスと共に成長していく姿を誇りに感じていました。

次のObservability(※OpenTelemetry*2)サポートは、分散システムのみならず、将来的にはOTやIIoTなどより広範な活用が期待される、重要な一手と捉えています。

関係者の皆様の絶え間ない努力に敬服しつつ、これから10年のさらなる飛躍も応援しています。

2017年のできごと

松木 雅幸 さん(id:Songmu

SIerからカヤックを経て、2014年のはてな入社時からMackerelの開発に関わり、2017年2月〜2019年5月までの間Mackerelのプロダクトマネージャーを担当。2019年にNatureのCTOに就く。2021年にICとしてLaunchableに転職し、2023年より株式会社ヘンリー。現在はVPoEを務める。

私がはてな社に入社したのは、実はMackerelの正式リリースの月でした。そこから5年間、業務としての関連OSSの開発、スクラムマスターからプロダクトマネージャーまで、プロダクトの成長とともに様々な経験を積めたのは本当に幸運でした。

初期は営業にも赴き、最初の数万円の売上に喜んでいたのも懐かしい思い出です。そこから10年経ち、Mackerelがはてなの事業の柱の一つにまで成長したことは感動的です。コンテナの普及、メトリクス監視からオブザーバビリティへのパラダイムシフトなどに適応して進化を続けられている証です。

DXの流れの中で、あらゆるITサービスへの健全性への期待は高まり続けており、監視やオブザーバビリティの重要性はますます増しています。日本のオブザーバビリティベンダーのパイオニアでありトップランナーであるMackerelのさらなる発展を心より祈念し、引き続き応援していきます。

10周年おめでとうございます。

はてな 粕谷 大輔(id:daiksy

2001年に大学卒業後、SI、ソーシャルゲーム開発を経て、2014年にはてなに入社。アプリケーションエンジニアとして、サーバー監視サービス Mackerelの開発に携わり、2017年1月〜2021年4月同チームディレクターを担当。Mackerelの200週連続新機能リリースを牽引。2021年5月にChatwork株式会社に転職。2024年5月より再びはてなにてエンジニアリングマネージャーを務める。

Mackerel10周年おめでとうございます!私はMackerelがローンチした2014年から2021年までMackerelチームに在籍し、最終的にはディレクターを任せていただきました。 Mackerelローンチの翌年である2015年に、はてなブックマーク*3が10周年を迎えました。社内でのその盛り上がりを眺めながら、そのとき入社2年目だった私は「Mackerelの10周年にも立ち会えると良いな」と思っていました。そして気づけばついにその時がやってきました。 今後も15年、20年と長く愛されるプロダクトであってほしいと願っています。

2018年のできごと

2019年のできごと

加古 直己 さん(id:nkako

大手SIerでネットワークエンジニアとしてキャリアをスタート。ベンチャー企業で営業職へ転身し、IPOに貢献。日本オラクルを経て、はてなでは2018年3月〜2022年12月までの間Mackerelの事業責任者を担当。その後スタートアップに転職し、2024年8月よりさくらインターネットでガバメントクラウドのパートナーセールスを担当。

10周年本当におめでとうございます!

私は2018年から2022年までビジネスマネージャーからプロデューサーを務めさせていただきました。ユーザーであるお客様、パートナー企業様、一緒に働く仲間たちと事業成長を通じてかけがえのない多くのことを学ばせていただきました。大変感謝しております。そしてこの不確実で混沌とした時代の中で続けることの尊さをMackerelチームの皆さんが体現していることに感動しています。Mackerelの魅力は技術や機能だけでなく、その温かみとユーザーとの深い繋がりにあります。これからもユーザーにグッドバイブスを届け続けてください。次の10年間もワクワクするような未来が待っていますように。

はてな 渡辺 起 (id:wtatsuru) 2023年1月〜

はてなに2011年、インフラエンジニアとして入社。チーフエンジニアとしてエンジニアの採用育成や、システムプラットフォーム部長として全社の開発基盤の運用に取り組んだ後、2023年1月からプロデューサーとしてMackerelの事業全体の責任者。

Mackerelはサービス開始10年を迎えました。私は初期はMackerelの社内ユーザーとして、その後はMackerelを作る側として進化を見てきました。

この10年でITシステムを作る技術とそれを扱う考え方は大きく変わりました。そんな流れに従って、あるいは新しい流れを作るべく、上で紹介したような方々がMackerelを作ってきました。今、Mackerelはまた新しい進化が必要なフェーズに来ていると感じています。

今後オブザーバビリティプラットフォームとして、一段ステージを上げて進化していくMackerelを、どうぞよろしくお願いいたします。


皆さまには、この10年間の中で Mackerel がどのように記憶されていますでしょうか? Mackerelの思い出やこれからの期待など、ぜひハッシュタグ#mackerel10thをつけてメッセージをお寄せください!

特別イベントへのご参加はこちらからお願いします。

\ 10/22(火)開催!モニタリング・オブザーバビリティの変遷とこれからの展望!

進化しつづける Mackerel をこれからもどうぞよろしくお願いします!