本日、Mackerelを正式リリースしました。
Mackerelは、Immutable Infrastructureを取り入れたアーキテクチャや、ChatOpsといった運用スタイルに最適化した、新しいクラウドパフォーマンス管理サービスです。
Mackerelは2014年5月8日にベータ公開し、それから4ヶ月間、機能追加と安定化を目指してきました。今後も引き続き、クラウド上のサーバとそれらによって構築されるWebサービスを管理するための、より使いやすく、より便利なサービスとして開発運用を加速させていきます。並行して国際化対応し、グローバルへの展開も積極的に行います。
本日より、フル機能をご利用いただける「Standardプラン30日間無料!」キャンペーンを実施しております。ぜひお試しください。
ご意見ご要望などがありましたら、お気軽にサポートまでお知らせください。
Mackerelの特徴
Mackerelは以下のような特徴を備えています。
- 簡単セットアップ
- 最小の手順で簡単にユーザー登録とセットアップができます。各サーバにインストールするエージェント(サーバ情報を収集するソフトウェア)は、画面のインストラクションをコピー&ペーストするだけで、3手順で初期設定と起動が完了します。主要なミドルウェアの情報収集も、標準で提供しているプラグイン集で対応できます。
- 複数のサーバを『役割』で手軽に管理
- Mackerelには『役割(Role)』という概念があります。ユーザーが所有するサーバを「アプリケーションサーバ」「データベースサーバ」などの機能、つまり『役割』で分類します。サーバを『役割』という概念でまとめることで、これまでのように、ひとつひとつのサーバのグラフを見てまわる必要がなくなります。また、オートスケール技術を使い負荷にあわせてサーバーを増減させた場合も、リソース状況を連続的に確認できます。
- 各種ツールとの連携強化
- デプロイツール(Capistranoなど)や構成管理ツール(Chefなど)と連携することで、サーバの構成が変化した際に各ツールの設定ファイルを修正してまわる必要がなくなります。Mackerelがサーバの役割を集中管理することにより、人為的ミスや管理コストの削減が見込めます。
- サーバ状態変化・デプロイ・監視イベントの柔軟な通知
- サーバや、その上で動作するアプリケーションの状態変化を、プロジェクトの特性にあわせて自由に通知できます。Webhook経由でHubotを利用することで様々な通知手段をサポートしているため、開発チームの環境に応じた柔軟な設定を実現、効率的なChatOpsの一端を担います。
- アプリケーションKPIを手軽に可視化
- サーバ状態だけではなく、サービスの応答時間やエラー率、アクティブユーザー数などアプリケーションのKPIメトリック(時系列データ)も可視化できます。近日中に、これらのメトリックについても監視できるようにします。
料金プラン
Mackerelは基本的に無料で利用できますが、より本格的に利用するための有料プランも用意しています。詳細はプライシングページをご覧ください。
- Freeプラン
- 単価(ホスト1台ごと):無料
- ホスト数制限:5台まで
- ホストメトリック数制限(ホスト1台ごと):200件まで
- サービスメトリック数制限:5件まで
- メトリック監視制限(ホスト1台もしくはサービス1件ごと):10件まで
- グラフ表示期間:24時間
- Standardプラン
- 単価(ホスト1台ごと):2,000円(税込み)
- ホスト数制限:無制限(20台以上の利用を予定されている方はセールスまでご連絡ください)
- ホストメトリック数制限(ホスト1台ごと):200件まで
- サービスメトリック数制限:100件まで
- メトリック監視制限(ホスト1台もしくはサービス1件ごと):100件まで
- グラフ表示期間:1年
【正式リリース記念:「Standardプラン30日間無料!」キャンペーン実施中】
- ホストメトリックとは、CPU、メモリやミドルウェアの内部状態など個々のサーバに関連するメトリック(時系列データ)です
- サービスメトリックとは、サービス全体の応答時間、エラー率などのサーバと紐付かないメトリックです
ユーザーミートアップ「Mackerel Meetup #2 Tokyo」を開催します
ベータ期間中からMackerelをご利用いただいているエンジニアの方を中心にしたユーザーミートアップ(懇親会)を開催します。ヌーラボ様による事例紹介もありますので、Mackerelにご興味のある方は、ぜひご参加いただければと思います。
開催概要
- 開催日:2014年9月24日(水)19:00受付開始、19:30スタート
- 場所:株式会社フリークアウト ヒルズガレージ(六本木)
- 定員:80名程度
- 参加費:無料
- プログラム(予定)
- 19:30-20:00 Mackerel正式化とユースケース&ロードマップ(株式会社はてな執行役員CTO 田中慎司)
- 20:00-20:30 ヌーラボがMackerelに移行した3つの理由(株式会社ヌーラボ テクノロジー・エバンジェリスト 染田貴志)
- 20:30- 懇親会
- ハッシュタグ:#mackerelio
- 申し込みURL:http://mackerelio.connpass.com/event/8458/