Mackerelが大切にしているエンジニアを”ワクワク”させることについて

前回は @y_uuki1 さんによる Serverspec + Mackerel APIによるインフラテストの実運用化 - ゆううきブログ でした。 この記事は Mackerel Advent Calendar 2015 の25日目(最終日)の記事です。

こんにちは、Mackerelプロデューサーの id:sugiyama88 です。

わたしは、プロダクトへ関わる立場から、Mackerelが大切にしているエンジニアを”ワクワク”させること(コンセプトの一つ)について、どのような思いを込めたのか?綴りたいと思います。

エンジニアの現場をもっと楽にしたい

この種の道具を主として使うエンジニアは、ビジネスの屋台骨を支える役割を担うことが多いため、場合によっては就寝中の夜間や休日でも障害対応の必要な状況が発生します。

Mackerelでは事前に問題の兆候が発見しやすいように様々な機能を実装していたり、障害発生してしまった場合にも、できるだけ直感的で分かりやすいインターフェースを提供することで、エンジニアが消耗しないように配慮をしています。

エンジニアの非生産的な負担が少なくなることで、本質的な改善や機能拡張などのより生産的な仕事へシフトできれば、もっと現場が楽になると考えています。

もう少しすると、今までの傾向を分析して予測に基づいた監視が出来るようになりそうなので、ぜひご期待ください!

愛着を持って使いこなされたい

道具は使いこなしてこそ、その効果を引き出すことが出来るため、使いこなしが大切なポイントです。 そしてそこへは、道具への深い愛着が必要であると考えています。

エンジニアに愛着を持ってもらえる一つの条件は、柔軟にカスタマイズできて、すぐに使えることではないでしょうか?

例えば、ワンライナーの簡単なスクリプトからMackerelへメトリック投稿して簡単にグラフ描画させたり、APICLIを用いて時間のかかっていた手作業を自動化したりと、なんだか色々試してみたくなります。

少し踏み込んだ使い方では、好みの言語を用いてプラグイン開発をすることで、監視項目を自由に拡張することもできます。 プラグイン開発から得られる知見は多いため、サーバーインフラやプログラミングの初学者の方々へ特におすすめです。

Mackerelは、インターネット側のシステムはSaaSで、エージェント側はOSSでご提供していますので、信頼性と柔軟性の両面を兼ねた形式で、すぐにご利用いただくことができます。加えてFreeプランもお使い頂けますので、個人でも利用しやすいようになっています。

まずは個人でご利用いただいて、愛着を持って使いこなして頂く事が、私達にとっても大切な目標であります。

このアドベントカレンダーのように、インターネットコミュニティに愛着を持って支えて頂いていることは、大変ありがたく私達の励みとなっています。

常に進化していることを感じてほしい

これはチームのコミットメントでもあるのですが、サービスを開始してから約1年3ヵ月の間、毎週新たな機能をリリースし続けています。

どんどん新しい機能が追加されていますので、ひょっとすると昨日はできなかったことが、今日はできるようになっているかもしれません。

この手の道具はともすれば、陳腐化してしまうことも多いので、常に進化する仕組みを提供することは価値のあることだと信じています。

また、新たにリリースした機能を”ブログ”や”ニュースレター”で毎週配信しており、開発の雰囲気なども含めて楽しんでもらえるようにしています!

あとがき

Mackerel Advent Calendar 2015 は、お陰さまで1日も途絶えることなく、本日最終日を迎えることができました。 カレンダー記事ををご執筆頂いた方々、そしてMackerelをご利用頂くすべての方々へ御礼申し上げます。

来年も引き続き、Mackerelをより”ワクワク”させるものに進化させていきますので、どうぞご期待ください!