こんにちは。Mackerel チーム CRE の井上(id:a-know)です。
以前よりこちらのブログでもお伝えしておりました Mackerel Plugin Hackathon #1 ですが、無事開催し盛況のうちに会を終えることができました。今日は、そのハッカソンの様子をレポートとしてお届けしたいと思います!
会場は VOYAGE GROUP 様の素敵スペース『AJITO』!
記念すべき第1回のハッカソン会場には、VOYAGE GROUP様の素敵スペースである『AJITO』をお借りさせていただきました!
最近ではこのスペースの名前を冠したポッドキャストも配信されているようです。
素敵な会場を快くお貸しいただき、本当にありがとうございました!
ハッカソン専用の slack チャンネルにジョイン!
会の開始も近づき、徐々に参加者のみなさんも集まり始めました。
そんななか、今回のハッカソンのオーガナイザーである CRE の曽根(id:Soudai)から、「ハッカソン専用の slack チャンネルを用意していますので、そちらにジョインしてください!」とのアナウンスが。
Mackerel には、ユーザーの皆様により立ち上げていただいた User Group があり、その slack チームもあるのですが(まだの方はぜひこちらからご参加ください!)、そこに、今回のハッカソン参加者が集まるためのチャンネルを作っておいたのですね。
このチャンネル(チャンネル名は #hackathon
です)は今でも見ることができますので、当日の雰囲気がどのようなものだったのか気になった方は、ぜひ覗いてみてくださいね!
まずはオリエンテーション
そんなこんなであっという間に開始の時間となり、イベントスタート。
いきなりハッカソンに入る前に、Mackerel のプロダクトオーナーであり、はてなのチーフエンジニアでもある松木(id:Songmu)よりオリエンテーションをおこないました。
「Mackerel の “プラグイン” にどのようなものがあるのか・その種類について」の話から、「各プラグインの仕様や作り方」まで、濃密なオリエンテーションがおこなわれました。
そのオリエンテーションに使われた資料は以下のものです。興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
ハッカソン開始!
オリエンテーションもおわり、いよいよハッカソン開始です。
まずはアイディアソンのような形で、アイデアを出し合ったり「今日はこれを作ろうと思います!」という宣言をしてもらうような時間をとりました。
その後、ハッカソンの本編がスタート。
応募の際には、一応「初心者枠」「開発者枠」という区分を設けていたのですが、いざ始まってみるとどなたが初心者枠でどなたが開発者枠なのかがまったくわからないほど、みなさん一心不乱にコードを書かれていたのがとても印象的でした(笑)
私も当初は「初心者枠」のメンターとして参加するつもりだったのですが、あまりにもみなさんが集中していたので、気がつくと私自身も一参加者としてプラグイン開発に没頭してしまっていました……(笑)
あっという間に時間は過ぎ、成果発表!
3時間の実装時間はあっという間に終わりを迎え、参加者ひとりずつからの成果発表の時間です。
この場で発表されたプラグインなどの概要は、以下のようなものでした。
- memached プラグインへの機能追加
- JSON形式のデータを、スキーマの定義をおこなうことなくカスタムメトリックとして送信できるようなプラグイン
- デプロイされているアプリケーションのバージョンをメタデータに登録するオリジナルプラグイン
- グラフアノテーションへの活用まで!
- aws-elasticsearch プラグインの改善・機能追加
- OpenLDAP プラグインの開発
- こちらは作成いただいた Pull Request がマージされました!
- インストールされているプログラミング言語のバージョンをメタデータに登録するオリジナルプラグイン
- 稼働しているプロセスの上位20をメタデータに登録するためのオリジナルプラグイン・それを AWS Lambda を経由して slack に通知する
- mackerel-agent が利用できない環境での Mackerel を活用する方法について
- チェック監視の結果、ステータスが変化したら任意のコマンドを実行させられるようなパッチを当てたお話
- Raspberry-Pi に載っているセンサーから取得できる値を Mackerel に投稿するためのオリジナルプラグイン
- CIタスクの異常な状態を検知できるようなオリジナルプラグイン
……と、見ていただいてもわかるように、本当に多種多様な成果がみなさんから発表されました。
このうちいくつかの発表ははてな社員からおこなわれたもので、「これは近々公式リリースを予定しています」といった驚き?の発表も! いつ・どれがリリースされるのか? 今から楽しみですね!
そして懇親会!
そしてそのまま流れるように懇親会へ。
お酒は VOYAGE GROUP 様からのご提供のもと(何から何まで、本当にありがとうございます!)、おいしいお寿司とピザとともにあちこちで楽しい会話に花を咲かせました。
私もお食事を楽しみつつ、普段はなかなかおうかがいできない、Mackerel に関する貴重なご意見・ご要望を直接ヒアリングさせていただくこともできました。
Mackerel plugin hackathonお疲れ様でした。
— donsan (@_donsan_) 2017年8月19日
プラグインに関する知見も増えたし、メタデータプラグインという夢のある機能についても勉強できたし、えいのうさんにたくさん要望を伝えられて充実した時間を過ごさせていただきました。
ここでいただいたご意見は、さっそくチーム内にも共有させていただきました!本当にありがとうございます。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
そんなわけで、Mackerel Plugin Hackathon #1 の開催レポートでした。場の雰囲気が少しでも伝わっていれば幸いです。
また、参加された方で早くもブログを書いていただいた方もおられます!
Mackerelのメタデータプラグインを書いてみた。 - トマトに砂糖をかけますか?
id:Soudai が「ブログを書くまでがハッカソン!」と言っていた甲斐がありました。(笑)
メトリックプラグイン・チェックプラグイン、そしてメタデータプラグイン。今回のハッカソンでは、「アイデアと他の技術との組み合わせ次第で無限の可能性を持たせられるんだな」ということに、私たち自身が気付かされたような気持ちでもあります。
今後も Mackerel は「エンジニアをワクワクさせる サーバー監視サービス」であり続けるために、開発をすすめてまいります!
今回のイベントに参加いただいた皆様、そして会場をご提供くださいました VOYAGE GROUP 様、ありがとうございました!