トレースデータをAPIで取得したり、統計情報をエクスポートできるようになりました ほか5件のアップデート

こんにちは!Mackerel チーム CRE の戸谷(id:KGA)です。今回のアップデート内容をお知らせいたします。

APMを引き続き改善しています

HTTPサーバー、データベースタブで、文字列による絞り込みができるようになりました

クエリー入力欄に文字列を入力することで、HTTPサーバーやデータベースのトレースを絞り込むことができるようになりました。特定のリクエストやデータベースクエリに関連するトレースを絞り込むことで、レイテンシーの分布を確認したり、特定のトレースを簡単に特定したりできます。

productsを含むルートで絞り込んだ例

HTTPサーバー、データベースタブの情報をCSVやJSONなどでエクスポートできるようになりました

HTTPサーバーやデータベースのタブを開いているときに、「エクスポート」ボタンを使ってそのトレース情報をTSV、CSV、JSON、JSONL形式でエクスポートできるようになりました。これにより、トレース情報を外部ツールで分析したり、共有したりすることが容易になります。

エクスポートメニューをクリックすると型式を選択できます

トレースを取得できるAPIを公開しました

トレースの情報を取得できるAPIを公開しました。APMのトレース情報をプログラムから取得し、生成AIなどと組み合わせてパフォーマンスやエラーの分析に役立てることができます。APIの詳細は、APIドキュメントをご覧ください。

APM のサービスにメモを追加できるようになりました

APMのサービスにメモを追加できるようになりました。サービスの概要を記載したり、関連するドキュメントへのリンクを追加したりすることで、よりわかりやすくサービスを利用できるようになります。メモはAPM画面から追加・編集できます。

メモを追加できます

サマリーのグラフを環境ごと、バージョンごとに分けて表示できるようになりました

サマリーのグラフを環境ごと、バージョンごとに分けて表示できるようになりました。これにより、異なる環境やバージョンでのパフォーマンスを比較しやすくなります。APMのサマリー画面から、「環境ごと」や「バージョンごと」を選択してグラフを表示できます。

バージョンごとに分けてグラフを表示した例

サスペンドされた通知チャンネルにより気づきやすくなりました

これまで、サスペンドされた通知チャンネルがある場合、オーガニゼーションのダッシュボードにサスペンドされた通知チャンネルがあることを示すメッセージが表示されていましたが、通知チャンネル一覧にもメッセージを示すほか、サイドメニューにアイコンも表示するように変更しました。これにより、サスペンドされた通知チャンネルがあることに気づきやすくなりました。

サイドメニューにアイコンが表示されます

通知チャンネル一覧にもメッセージやアイコンが表示されます

ホスト詳細画面のチェック監視の結果がより見やすくなりました

チェックプラグインが出力した内容に改行が含まれている場合、ホスト詳細画面のチェック監視の結果もその改行を保持して表示するようになりました。

監視結果が改行されます

Oracle Databaseのメトリックを取得するmackerel-plugin-oracleプラグインをMackerel Labsで公開しました

Oracle Databaseに接続してメトリックを取得できるmackerel-plugin-oracleプラグインを公開しました。

このプラグインのオリジナルはmattn氏の手による作品ですが、氏の許諾を受けてMackerelチームが一部改修し、お手元でのビルド作業不要ですぐに利用できるようにしました。快諾いただいたmattn氏に感謝申し上げます。

ご利用にあたっては、リリースページからアーキテクチャに合致するものをダウンロードの上、READMEに従って設定してください。

なお、Mackerel Labsで公開されているソフトウェアは実験的なものであるため、サポートの対象外となります。お問い合わせをいただいても基本的には対応いたしかねますのであらかじめご理解のほどお願いいたします。