
12月に入りめっきり寒くなってきましたね。こんにちは!Mackerel CRE の
id:KGA です。
今年も Mackerel ではユーザーのみなさんや開発者コミュニティと関わる機会を多く持つことができました。この取り組みは、 Mackerel が開発者向けの SaaS であり、Mackerel を開発・提供している私たちが近い関係でいることが、Mackerel にもユーザーのみなさんにもコミュニティにも良い効果があると考え継続しています。
このエントリでは、2025 年に開催したイベントやスポンサーとして協賛したカンファレンスを振り返ります。
目次
🎤 主催イベント
今年は APM のリリースにあわせたハンズオンやリリースパーティ、書籍刊行をきっかけとした共催イベントと 3 つの主催イベントを開催しました。
わかった気になる分散トレーシング - OpenTelemetryでトレーシングに入門するハンズオン!
Mackerel が APM に対応することにあわせて、APM 機能を構成する要素の一つである分散トレーシングを題材としたハンズオンを開催しました。2月にはてな東京オフィスで実施したほか、5月にはオンライン配信も行いました。
GitHub にドキュメントを公開していますので、動画を視聴しながら実際にハンズオンを体験いただけます。
ここに挙げた以外にも、Mackerel ユーザーの企業様向けにプライベートハンズオンを開催したほか、技育CAMPアカデミアのコンテンツとして学生さん向けにも開催しました。
Mackerel APMリリースパーティ
2025年5月1日に正式リリースした Mackerel APM のリリースパーティを開催しました。APM の機能紹介&デモや、toitta・GigaViewer といった、はてなが開発しているサービスにおける Mackerel APM の導入事例をご紹介しました。
Mackerel APMリリースパーティ〜事例紹介!サーバーだけじゃない。アプリケーションの「なぜ?」も解決〜をはてな東京オフィスで開催しました - Mackerel ブログ #mackerelio
国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門
はてな、さくらインターネット、X-Tech5 が 3 社共催で「国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門」を開催しました。Mackerel を使ったさくらインターネットさんのオブザーバビリティの実践事例や、日本語でサポートが受けられる・開発者と直接コミュニケーションできるといった国産サービスの魅力について、パネルディスカッションを交えて語り合いました。
11月にはイベントの題材となった『国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門』の続編となる『国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門 [第二弾]』が刊行されていますね。
👥 カンファレンススポンサー
SRE NEXT、Go Conference、Observability Conference Tokyo、JJUG CCC と、さまざまなテーマのカンファレンスにスポンサーとして協賛しました。
SRE NEXT 2025
SRE NEXT 2025 では「オブザーバビリティの悩みを教えて!」と題したアンケートを実施し、たくさんのお悩みをお寄せいただき、それをきっかけにさまざまな交流ができました。また、スポンサーセッションでは「OpenTelemetryセマンティック規約の恩恵とMackerel APMにおける活用例」と題し、OTel の semconv を Mackerel APM でどのように活用しているかをお話ししたほか、Mackerel UG のみなさんによるダッシュボード展示も行いました。
Go Conference 2025
Go Conference 2025 ではアプリケーションを開発している方が多いだろうということで「アプリケーション改善の悩みを教えて!」というアンケートを実施しました。狼少年アラートや障害対応の属人性といった、あるある〜と共感できるお悩みで盛り上がりました。
Observability Conference Tokyo 2025
今年初開催された Observability Conference Tokyo 2025 では、オブザーバビリティに関してすでにご存じであったり実践されている方が多いだろうと予想し、マトリクス形式でアンケートを行いました。テレメトリデータの活用や社内展開に課題感を持たれている方が多かったのが印象的です。次回開催は未定とのことですが、もしまた開催されるなら盛り上げに協力したいです。
JJUG CCC 2025 Fall
Java コミュニティの歴史あるカンファレンスである JJUG CCC にも協賛しました。OpenTelemetry を用いた Java アプリケーションの計装ガイドを配布したほか、アプリケーションのトラブルについてアンケートを実施し交流させていただきました。参加人数の多さ、熱量の高さや盛り上がり、アットホームな雰囲気などとても印象に残るカンファレンスでした。
Java WebアプリケーションのOpenTelemetry計装ガイドはこちらからダウンロードできます。
🤝 まとめ
昨年からオブザーバビリティや OpenTelemetry といった技術に関連したイベントやスポンサーを行ってきましたが、今年は APM をリリースしたことをきっかけに、インフラだけではなくアプリケーションを開発されているみなさんとも関わりを持てた 1 年になりました。ブースでのアンケートやデモ、セッションやパネルディスカッションを通じて、現場の生の声を直接聞くことができたのは大きな収穫でした。
来年も Mackerel ユーザーや開発者コミュニティのみなさんとの対話を大切にしながら、課題解決に貢献できるよう、Mackerelを進化させていきます!
この記事は Mackerel Advent Calendar 2025 4日目の記事です。まだ、参加枠は空いていますのでお気軽にご参加ください!