証明書の有効期限の監視で中間証明書もチェックするように対応しました

こんにちは。Mackerelチーム CREの西山(id:tukaelu)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

MackerelのURL外形監視ではSSL証明書の有効期限の監視をしていただけますが、今回のアップデートでご要望の多かった中間証明書の有効期限についてもあわせてチェックするように対応いたしました。

mackerel.io

こちらの対応によりチェーンされている中間証明書の期限切れについても事前に検知していただけるようになりましたので、外形監視のアラートが上がった際は、中間証明書も含め期限をご確認ください。

証明書の確認は、例えば以下のようなコマンドを実行していただくことで可能となります。これは、Mackerelの外形監視システム同様の動作を期待するコマンドです。 下記コマンドの mackerel.ioの部分を適宜確認対象に置き換えて実行してください。

openssl s_client -servername mackere.io -connect  mackerel.io:443 -showcerts </dev/null >c.pem
openssl crl2pkcs7 -nocrl -certfile c.pem | openssl pkcs7 -print_certs -text -noout

当機能は、Mackerelをご利用のお客様からのご要望により実現しました。

今後もさまざまなフィードバックをお寄せください(Mackerel Webコンソール「サポートチームへ連絡」より、お気軽にどうぞ)。

また今回のアップデートについてのお気づきの点などもサポートチームへお問い合せくださいませ。

AWSインテグレーション・NLB連携により取得できるメトリック対象を追加しました ほか

こんにちは。Mackerelチーム CRE の井上( id:a-know )です。今回のアップデート内容をお知らせします。

AWSインテグレーション・NLB連携により取得できるメトリック対象を追加しました

今回のアップデートにより、AWSインテグレーション・NLB連携により取得するメトリック対象を追加しました。対象は以下のような、NLBでのTLS終端に関するメトリックです。

  • Processed Bytes
    • nlb.bytes.tcp
    • nlb.bytes.tls
    • nlb.bytes.udp
  • Established Active Flow
    • nlb.established_active_flow.tcp
    • nlb.established_active_flow.tls
    • nlb.established_active_flow.udp
  • Consumed LCUs
    • nlb.consumed_lcus.all
    • nlb.consumed_lcus.tcp
    • nlb.consumed_lcus.tls
    • nlb.consumed_lcus.udp
  • New Flow
    • nlb.new_flow.tcp
    • nlb.new_flow.tls
    • nlb.new_flow.udp
  • TLS Negotiation Error
    • nlb.tls_negotiation_error.target
    • nlb.tls_negotiation_error.client

このアップデートにより、取得されるメトリック数の最大数も 6 + 2 × (ターゲットグループ数) 個 から 21 + 2 × (ターゲットグループ数) 個 へと増加しています。そのため、ターゲットグループの数によっては、30メトリックを超過し追加でマイクロホスト換算される場合があります(FAQ・プラン上限超過時のホスト台数換算について - Mackerel ヘルプ)。

AWSインテグレーションにより取得するメトリックは、設定により自由に選択することができます。デフォルトでは取得するようになっていますので、必要に応じて適宜コントロールするようにしてください。

mackerel.io

AWSインテグレーション・API Gateway連携が HTTP API に対応しました

AWS の提供するサービス、 Amazon API Gateway で HTTP API が利用可能(GA)になったことは、みなさんの記憶にも新しいかと思います。

aws.amazon.com

今回のアップデートにより、Protocol-Type が HTTP である API Gateway リソースも監視できるようにしました。これまでは RESTWebSocket に対応していましたので、これで現在存在する全ての Protocol-Type に対応したことになります。

連携可能なメトリックについては、以下のドキュメントをご確認ください。

mackerel.io

通知チャンネルへのサービスメトリックグラフを共有する際、系列の選択状態が反映されるようにしました

各グラフ右上のカメラマークのアイコンから、そのグラフを通知チャンネルに対して共有できる機能は、みなさん活用されていますでしょうか?

f:id:mackerelio:20200603123042p:plain

今回のアップデートにより、サービスメトリックグラフを共有する際、系列の選択状態が共有内容に反映されるようにしました。

f:id:mackerelio:20200603123131p:plain
共有したい系列を選択した状態で共有すると......

f:id:mackerelio:20200603123215p:plain
選択された系列だけが、通知チャンネル先に共有されます!

システムメトリックやカスタムメトリックに対してはすでに対応していたのですが、今回あらたにサービスメトリックグラフに対しても、同様の操作をおこなっていただけるようにしました。「ねぇねぇ、このグラフなんだけど......」といった、ちょっとしたコミュニケーションにぜひご活用ください!

今夏対応予定のGCPインテグレーションへのご要望を受付中です!

先日、以下のようなお知らせをいたしました!

mackerel.io

Mackerel をご利用いただいている方、ご利用を検討中の方のご意見を最大限に反映させていただきたく、ご要望を募っております。ぜひお気軽に、アンケートにお答えください!

......ちなみに私は、GCPサービスの中では Google App Engine の大ファンなので、Mackerel でも対応したら嬉しいな、と思っています!(笑)

API でホストの監視ステータスを取得できるようになりました ほか

こんにちは。Mackerelチーム CREの井上(id:a-know)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

API でホストの監視ステータスを取得できるようになりました

今回のアップデートにより、ホストに紐付いた監視ルールとそのステータス(監視ステータス)をAPIにより取得できるようにしました。取得対象は以下の通りです。

  • 死活監視(connectivity)
  • メトリック監視
  • チェック監視
  • ロール内異常検知

APIドキュメントは以下の通りです。

mackerel.io

Webコンソールでいうところの、以下の画像の部分に相当する情報が取得できるAPIです。

f:id:mackerelio:20200520120832p:plain

「そのホストに対して意図通りの監視がおこなわれているかどうか」といった確認などの用途を想定しています。ぜひご活用ください。

カスタムダッシュボード・数値ウィジェットに単位を指定できるようにしました

f:id:mackerelio:20200520120945p:plain

対象となるメトリックの現在値がひとめでわかる数値ウィジェットは便利な機能でしたが、今回のアップデートにより任意の単位を指定できるようになり、「それがどんな値であるのか?」をよりわかりやすくできるようにしました。

上の画像はレスポンスタイムですが、「新規登録会員数」や「売上額」などもダッシュボードに掲示することで、より多くの人に興味関心を持ってもらえるものにもできると思います。ぜひお試しください!

mackerel-agent-plugins をアップデートしました(v0.60.2)

このアップデートにより、以下の対応をおこなっています。該当するプラグインをご利用の方は、アップデートをご検討ください。

  • mackerel-plugin-accesslog
    • LTSV形式のログで、なおかつ apptime:$upstream_response_time を含むアクセスログフォーマットの場合、リトライにより複数の値を持ち得るケースに対応しました。
  • mackerel-plugin-sidekiq
    • Invalid value エラーとなる不具合を修正しました。

コントリビュート・issue報告いただきました皆様、ありがとうございました!

Mackerelテレワーク支援プログラムをご提供中です

先日、このブログで以下のようなお知らせをしています。

mackerel.io

以前とは全く違う環境で業務を遂行する必要に迫られている方も少なくないと思います。そんな方の助けに少しでもなれば、という取り組みになりますので、お申し込み対象に該当される方は、ぜひお気軽にお申し込みいただけたらと思います。

Azureインテグレーションが Azure Load Balancer に対応しました ほか

こんにちは。Mackerelチーム CREの井上(id:a-know)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

Azureインテグレーションが Azure Load Balancer に対応しました

Azureインテグレーションでの Azure Load Balancer の各種メトリックの監視が、今回のアップデートによりできるようになりました!

azure.microsoft.com

1リソース = 1マイクロホスト として換算します。監視可能なメトリックは、以下のヘルプページに記載のとおりです。

mackerel.io

Azureをご利用の方の多くが活用されているサービスかと思います。ぜひこれを、サービスの監視にお役立てください!

式グラフを利用する際のURL文字数制限を大幅に緩和しました

Mackerelの式グラフ、みなさんは活用されていますか? 最近 Mackerel の利用を開始された方は、この機能の存在をご存知ないという方もおられるかもしれませんね。

式グラフとは、関数を使ってメトリックに対して様々な計算をおこない、その結果として柔軟なグラフを表示させることができるものです。詳細は下記ヘルプページを参照してください。

mackerel.io

式グラフを利用するには、以下のようにURLのクエリパラメータに式を記述することになるのですが、

https://mackerel.io/orgs/<オーガニゼーション名>/advanced-graph?query=<メトリック>&unit=<単位>&title=<タイトル>

これまで、このURLの文字数に対して2048文字の制限を掛けていました。これを今回、4倍の8192文字にまで緩和しました。

これにより、今まで指定することのできなかった長さの式のグラフでも利用できるようになりました。文字数制限のためにグラフ化を諦めていたものがあれば、ぜひ再挑戦してみてくださいね。

最後に、この式グラフの機能は現時点で実験的機能という位置づけになっていますので、その点だけご注意ください。

Mackerel初のオンラインセミナーを開催します!

このたびMackerel主催のイベントとしては初である、オンライン形式でのセミナーを開催することになりました!

mackerelio.connpass.com

今回は「はじめての Mackerel 〜クラウド監視 入門編〜」と題して、Mackerel のことを基礎から理解していただくためのきっかけとなる場を提供できたら、と考えています。

オンラインセミナーのためのツールには Zoom を使用します。気になった方はぜひお気軽にご参加ください!

AWSインテグレーションが AWS WAF(v1 / v2)に対応しました

こんにちは。Mackerelチーム CREの井上(id:a-know)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

AWSインテグレーションが AWS WAF(v1 / v2)に対応しました

今回のアップデートで、AWSインテグレーションにより WAF の各種メトリックを監視することができるようになりました!

aws.amazon.com

1ウェブアクセスコントロールリスト = 1マイクロホスト として換算します。監視可能なメトリックは、以下のヘルプページに記載のとおりです。

mackerel.io

これで、ウェブアプリケーションファイアウォールが処理したリクエストなどに対する監視ができるようになりました。WAFの保護下にあるWebアプリケーションの各種メトリックと合わせて、サービスの監視にお役立てください!

metric rate monitor 監視ルールの閾値として、100% よりも大きな値を登録できないように仕様変更をおこないました

こちらは、事前にお知らせしていたものになります。詳細は以下の事前告知内容をご確認ください。

mackerel.io

Amazon EventBridge や Webhook によるアラート通知の内容に追加をおこないました

Mackerel ではアラートの通知を、EメールやSlackのみならず、Amazon EventBridgeWebhook などでもおこなうことができます。今回、Amazon EventBridge や Webhook による通知の場合に以下の項目についても追加で送信するように変更しました。

  • (EventBridge通知のみ)インスタンスID
    • アラートの対象ホストが Amazon EC2 の場合
  • アラートID

Amazon EventBridge や Webhook は、さまざまな自動化を実現するために利用可能な、非常に便利な機能です。ある障害の発生原因は根本から見直すことが一番ではありますが、それが難しい場合には、その対応内容を自動化することを検討することが推奨されます。これをきっかけにぜひ一度、自動化の余地がないかどうか、確認してみてくださいね。

Windows版 mackerel-agent のインストーラーを64bit版に変更しました

Mackerel の Web コンソール内、新規ホストの登録画面からダウンロードできる Windows版 mackerel-agent のインストーラーを、64bit版に変更しました。インストール先のフォルダが C:\Program Files\Mackerel に変わります。 現在32bit版をご利用の方でも、これを利用することでアップグレードしていただくことが可能です。

以前の 32bit版 mackerel-agent のインストーラーを引き続きご利用になりたい場合には、以下の公式ドキュメントのリンクからダウンロードすることが可能です。

mackerel.io

AWSインテグレーション・ALB連携により取得できるメトリック対象を追加しました

こんにちは。Mackerelチーム CRE の井上( id:a-know )です。アップデート内容をお知らせします。

AWSインテグレーション・ALB連携により取得できるメトリック対象を追加しました

こちらは先日、このブログで前もってお知らせをしていた仕様変更になります。予定通り、本日・14日にリリースしています。リリース内容の詳細については、以下のブログ記事を確認してください。

mackerel.io

【Azureインテグレーション・Cache for Redis】Dimension があるメトリックに対応しました

例えば、Dataloss、AOFなどエラーの詳細なメトリックがこれに該当します。

ドキュメントも更新しています。更新内容の差分はこちらで確認できますので、合わせてご確認ください。

mackerel.io

OSSプロダクトをアップデートしました

以下のOSSプロダクトをアップデートしました。コントリビュートいただきました皆様、本当にありがとうございます!

mackerel-check-plugins v0.34.0

  • [check-redis] 認証が必要な場合に、 --password オプションを利用できるようにしました
  • [check-aws-cloudwatch-logs]
    • API呼び出しで失敗した場合にリトライする回数を --max-retries オプションで設定できるようにしました
    • -p オプションの引数に " を含む場合にエラーとなっていた不具合を修正しました

mkr v0.40.0

  • mkr channels pull が利用可能になりました
    • これを実行すると、ローカルに channels.json ファイルが作成され、利用している API キーに対応するオーガニゼーション設定されているチャンネル情報が出力されます。
    • 出力される内容は、Mackerel の API で取得可能な項目となります。

API で Custom Identifier をクリアできるようにしました

例えば、「Amazon EC2 インスタンス A から、異なるインスタンス B に、それまでのメトリックなどのホスト情報を引き継いだ上で監視を継続したい」といったケースで活用することができます。

ですが、基本的には、インスタンスが異なる場合には Mackerel 上でも異なるホストとして登録し管理することをおすすめします(システムメトリックの情報については、以前のホストの情報もロールグラフで確認することができます)。何らかの事情により、どうしても同一ホストとして監視を継続しなければならない場合などに、ご利用ください。

このAPIの詳細については、以下のドキュメントを参照してください。

mackerel.io

Azureインテグレーションが Azure App Service / Azure Functionsに対応しました

こんにちは。Mackerelチーム CRE の井上(id:a-know)です。本日はビッグリリースのお知らせです!

Azureインテグレーションが Azure App Service / Azure Functionsに対応しました

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Azure App Service は、Microsoft Azure が提供する PaaS に分類されるサービスで、アプリケーションを手軽に構築、デプロイ、スケーリングすることが可能なプラットフォームサービスです。Microsoft Azure をご利用の方の中で、この Azure App Service を利用されている、という方も多いのではないでしょうか。

azure.microsoft.com

Azure Functions はいわゆる FaaS(Function as a Service)に分類される、サーバーレスコンピューティングを実現するサービスになります。

azure.microsoft.com

今回の Mackerel のリリースにより、これらを Mackerel の監視対象ホストとして連携することが可能になりました!さまざまなインフラ関連リソースを、Mackerel で統合的に管理・監視することを強力にサポートします。ぜひ、ご利用ください!

連携のための設定手順については以下のヘルプを、

mackerel.io

今回の新規追加インテグレーションでの取得メトリックについては、以下のそれぞれのヘルプページをご確認ください。

mackerel.io

mackerel.io

AWSインテグレーションにおいて必要な IAM Policy に関するヘルプを一部修正しました

AWSインテグレーションのドキュメントに記載しているIAM ポリシーに関する記述について、S3 に対する権限に誤りがあったため修正をおこなっています。

mackerel.io

s3:ListBucket という元の記述に対して、 s3:ListAllMyBuckets に修正をおこなっています。ご確認ください。