Mackerelチーム CRE の井上(id:a-know)です。本日は仕様変更に関するお知らせです。
掲題の通り、AWSインテグレーション・ALB連携により取得するメトリック対象を追加します。対象は以下のメトリックですが、これによってロードバランサーのレスポンスに関する各種パーセンタイルメトリックが監視できるようになり、より柔軟な対応が可能になります。
仕様変更内容
ロードバランサー単位のメトリック
- これまで
Target Response Time
に関するメトリックとして、以下のものを取得していました。alb.response.time
- 仕様変更後
Target Response Time
に関するメトリックとして、以下のものを取得するようにします。alb.response.time
alb.response.time_p90
alb.response.time_p95
alb.response.time_p99
ターゲットグループ単位のメトリック
- これまで
Target Response Time per Target Group
に関するメトリックとして、以下のものを取得していました。alb.response_per_group.TARGET_GROUP_NAME.time
- 仕様変更後
Target Response Time per Target Group
に関するメトリックとして、以下のものを取得するようにします。alb.response_per_group.TARGET_GROUP_NAME.time
alb.response_per_group.TARGET_GROUP_NAME.time_p90
alb.response_per_group.TARGET_GROUP_NAME.time_p95
alb.response_per_group.TARGET_GROUP_NAME.time_p99
※ TARGET_GROUP_NAME
には、ターゲットグループ名が入ります。
仕様変更による影響
この仕様変更により、取得されるメトリック数の最大数が 15 + 10 × (ターゲットグループ数)個
から 18 + 13 × (ターゲットグループ数)個
へと増加し、ターゲットグループが1つのみであった場合でも、メトリック数超過により2マイクロホスト換算されるようになります。(メトリック超過によるホスト数換算については、FAQ・プラン上限超過時のホスト台数換算について - Mackerel ヘルプ をご参照ください。)
AWSインテグレーションにより取得するメトリックは、設定により自由に選択することができます。デフォルトでは取得するようになっていますので、必要に応じて適宜コントロールするようにしてください。
当仕様変更を含むリリース予定日
2020年4月14日(火) を予定しています。
当機能は、Mackerelをご利用のお客様からのご要望により実現しました。今後もさまざまなフィードバックをお寄せください(Mackerel Webコンソール「サポートチームへ連絡」より、お気軽にどうぞ)。