こんにちは。Mackerelチーム CRE の武藤( id:kmuto )です。今回のアップデート内容をお知らせします。
- 監視ルールのメモの文字数上限を拡大しました
- mackerel-statsdをmackerelio-labsで公開しました
- アクセシビリティの改善を行いました
- 【予告】mackerel-plugin-mongodbでサポートするMongoDBのバージョンを変更します
- Terraform Provider Mackerelのいくつかの不具合を改善しました
- OSSパッケージのいくつかの不具合を改善しました
- 【再案内】2023年3月8日(水)にメンテナンスのためシステムを一時停止します
監視ルールのメモの文字数上限を拡大しました
従来は250文字だった監視ルールのメモの文字数上限を、2,048文字に拡大しました。通知の際の情報を、より詳細に記載いただけます。「長いURLを掲載しようとして入れられなかった」などこれまでご不便を感じていた方も、ぜひこの機会にご利用ください。
mackerel-statsdをmackerelio-labsで公開しました
Mackerelは1分単位でメトリックを格納しますが、アプリケーションやサービスによっては1分の中で監視対象の値に大きな変動があることがあります。
この対策の一例として、軽量なStatsDプロトコルでメトリック値を受け取って蓄積し、1分間での値の合計、あるいは1分間での平均値・最小値・最大値をMackerelにメトリックとして投稿する、「mackerel-statsd」というアプリケーションをこのたび公開しました。
サンプルアプリケーションも収録しています。
StatsDプロトコルはシンプルなプロトコルなので、アプリケーションへの実装も簡単です。ぜひご活用ください。
前回もmackerel-sql-metric-collectorをご紹介いたしましたが、mackerelio-labsのGitHub Organizationでは、Mackerelチームの新しい取り組みから生まれたソフトウェアを公開しています。
アクセシビリティの改善を行いました
以下の操作について、キーボードでフォーカスできるようになりました。
- 「外形監視」内:HTTPリクエストヘッダの追加・削除ボタン
- 「サービス」内:ダウンタイムのポップアップウィンドウ内にある、メニューやボタン
【予告】mackerel-plugin-mongodbでサポートするMongoDBのバージョンを変更します
これまでmackerel-plugin-mongodbは、MongoDB 2.2 〜 4.2のバージョンを動作対象としていました。このたびサポートバージョンの見直しを行い、以下をサポートするように変更いたします。
- MongoDB 3.6 以降(4.0、4.2、4.4、5.0、6.0)
本変更は、近年リリースされていたMongoDBでプラグインの動作が行えていなかった不具合を修正しました。これにあわせて、下位バージョンのサポートを終了させていただきます。
変更が適用されるバージョン
mackerel-agent-plugins v0.78.0
サポートバージョンより前のバージョンのMongoDBをご利用の方へ
このプラグインはmackerel-agent-pluginsパッケージに含まれていますが、サポートバージョンより前のバージョンのMongoDBを維持するためにパッケージを更新することをためらわれてしまうなど、支障が出ることが想定されます。この対応として、従来のmackerel-plugin-mongodb v1.0.0を mkr plugin install にてインストールできるよう準備しています。サポートバージョンより前のバージョンのMongoDBを利用されている方は、こちらをご利用ください。
mkr plugin install mackerelio/mackerel-plugin-mongodb@v1.0.0
GitHub より個別バイナリをダウンロードできます。
本方法でダウンロードできるプラグインの利用方法やトラブルシューティングについては、サポートの対象外とさせていただきます。
Terraform Provider Mackerelのいくつかの不具合を改善しました
- ダッシュボードのグラフウィジェットの
range
が未指定の場合、適用時にクラッシュするのを修正しました。 - ダッシュボードのウィジェットにおいて、1つのみ指定されることを想定しているブロック(
role
やlayout
など)を構文上で複数個受け入れてしまっていた問題を修正しました。
Terraform Provider Mackerelについては以下を参照してください。
OSSパッケージのいくつかの不具合を改善しました
- JSONをメトリック化するプラグイン「mackerel-plugin-json」のLinux版において、新しいglibcに依存していたのを修正し、古いglibcの利用環境でも動作するようにしました。
- Windowsへのmackerel-agentのインストールが特定の条件下において失敗する問題を修正しました。
【再案内】2023年3月8日(水)にメンテナンスのためシステムを一時停止します
先般お伝えしたとおり、計画的なメンテナンスのため、以下の日程にてMackerelのシステムを一時停止いたします。ご利用の皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
- 2023年3月8日(水) 14:00〜16:00(JST)
- 上記作業時間の範囲内で一時的にシステムが停止します。
- 上記は最長の場合です。メンテナンス終了次第システムは再開します。
- データベースメンテナンスのため、問題が発生した場合の切り戻しも含めたメンテナンスウィンドウとなります。正常に進行すれば終了予定時間よりも前倒しで終了する見込みです。
詳細については下記の告知をご参照ください。