URL外形監視のレスポンスタイム計測の仕様調整を実施しました・ .ioドメイン不調対策として変更していた死活監視の判定間隔を元に戻します ほか

こんにちは。Mackerel チーム CRE の井上(id:a-know)です。

今日はぐっと冷え込んで来ましたね。しばらく天気も雨模様のようです。いろんな場で「サーバーモニタリングはサーバーの健康診断」とよく言っているのですが、自分自身の健康状態にも一段と気をつけなければいけない季節になってきたな、と、私も気を引き締めています。

それでは、今週の Mackerel のアップデート情報をお知らせします。

URL外形監視のレスポンスタイム計測の仕様調整を実施しました

先日こちらのブログでもお知らせをしておりました、URL外形監視のレスポンスタイム計測の仕様調整について、予定通り、昨日・10月12日に実施をしました。

mackerel.io

今回の仕様調整内容は以下の2点です。

  • 外形監視のレスポンスタイム測定にDNSの名前解決時間を含めない
  • HTTPレスポンスが返ってこなかった際にレスポンスタイムを記録しない

レスポンスタイム監視をおこなっている場合、仕様調整前後のメトリックをぜひ一度ご確認いただき、必要に応じて閾値の調整をお願いいたします。

【予告】.ioドメイン不調対策として変更していた死活監視の判定間隔を元に戻します

mackerel.io

上記のエントリにて先日お知らせしておりました .ioドメインの不調とそれに対する Mackerel としての対策ですが、ネガティブキャッシュのTTLより長い間隔に設定していた Mackerel の死活監視の判定間隔を元の間隔(10分未満)に戻す対応を、10月17日(火)に実施する予定をしています。

これは、先日のエージェントのアップデート(.ioドメイン不調対策として mackerel-agent をアップデートしました ほか - Mackerel ブログ #mackerelio)を受けてのものとなります。以前のドメインについても引き続きサポートいたしますが、再び .io ドメインが不調に陥ってしまった際の影響を最小限にするためにも、ご利用のエージェントのアップデートをお願いいたします。

im.kayac のサービス終了に伴う Mackerel 側の対応について

Mackerel がサポートしている通知連携先のひとつである im.kayac.com ですが、2017年10月31日をもってサービスが終了することが決まっています。

im.kayac.com

これに伴い、Mackerel においても、今月中に通知チャンネル先として利用できなくなります。本日のこのお知らせは第一報とし、詳細スケジュールは別途お知らせします。

通知チャンネル/通知グループAPIをリリースしました

通知チャンネル/通知グループに関するAPIをリリースしました!

mackerel.io

mackerel.io

通知設定の自動化などに、ぜひ活用してください!

Mackerel 関連 OSS をアップデートしました

以下の Mackerel 関連 OSS をアップデートしました。コントリビュートいただいたみなさま、ありがとうございました!

mackerel-agent-plugins v0.36.0

  • mackerel-plugin-json を追加しました。
    • json 形式での標準出力を受け付け、カスタムメトリックとして出力できるプラグインです。
  • [aws-dynamodb] グラフ定義を修正しました。
    • 一部のメトリックグラフが意図しない名前のグラフとして表示されていた点の修正で、非互換修正となります。
    • 変更内容については以下の通りです。
    • custom.dynamodb.SystemErrors.SystemErrors.<コマンド名> => custom.dynamodb.SystemErrors.<コマンド名>
    • custom.dynamodb.SuccessfulRequests.SuccessfulRequests.<コマンド名> => custom.dynamodb.SuccessfulRequests.<コマンド名>
    • custom.dynamodb.ThrottledRequests.ThrottledRequests.<コマンド名> => custom.dynamodb.ThrottledRequests.<コマンド名>
    • custom.dynamodb.UserErrors.UserErrors.<コマンド名> => custom.dynamodb.UserErrors.<コマンド名>
  • [unicorn] metric-key-prefix オプションをサポートしました。
  • [aws-elasticsearch] 取得するメトリックの種類・内容を改善しました。

go-check-plugins v0.14.0

  • [check-log] return オプション指定時、対象のファイル名も出力するようにしました。

fluent-plugin-mackerel v1.1.0

  • 依存パッケージ mackerel-client-ruby のバージョンを上げました。
    • これにより、fluent-plugin-mackerel による API リクエスト先が api.mackerelio.com になり、.io ドメインの不調の影響を回避できるようになっています。

今月の Mackerel 関連イベントのお知らせ

ここのところ Mackerel 関連のイベントを数多く開催していますが、まだまだ続きます!

10月27日(金)Mackerel UG 主催・モニタリング勉強会

Mackerel ユーザーの有志の方たちで立ち上げていただいたユーザーグループ、Mackerel UG主催のモニタリング勉強会が、10月27日(金)に LINE さんのオフィスで開催されます!

mackerel-ug.connpass.com

Mackerel UG 主催ではあるのですが、Mackerel のほかにも Zabbix・Prometheus といった OSS 監視ツールについてのお話もありますので、サーバー監視全般について考える良い機会かと思います。

10月31日(火)ブース出展 @ AWS CloudRoadShow 福岡

先日の名古屋に引き続き、AWS CloudRoadShow 福岡にも Mackerel がブース出展します!

AWS Cloud Roadshow 2017 福岡 powered by Intel® 広島、大阪、名古屋、福岡の 4 都市を巡る無料クラウドカンファレンス開催! | アマゾン ウェブ サービス

AWS CloudRoadShow による全国行脚を締めくくるこのイベントに、ぜひお越し下さい!

10月30日(月)Geeks Who Drink in Fukuoka -モニタリング勉強会 Edition- に Mackerel チーム CRE が登壇!

上記 AWS CloudRoadShow 福岡の前日・10月30日(月)には、株式会社ヌーラボさんの福岡支社で開かれるGeeks Who Drink in Fukuoka -モニタリング勉強会 Edition-に Mackerel チームのCRE・id:Soudai が登壇します!

nulab.connpass.com

この勉強会でも、ヌーラボさんの実際のサービス(Backlog)の運用監視やGMOペパボさんからのコンテナ監視の知見などなど、多角的なお話を聞いていただけると思います。まだ参加希望枠に余裕がありますので、ご都合の合う方はぜひご参加ください!