昨日は Mackerel 正式リリース3周年イベントであるMackerel Dayの開催日でした。
豪華登壇陣による大変濃密な発表もあり、また Mackerel 談義に花を咲かせる懇親会もあり、おかげさまで大変な盛況のうちに会は閉幕しました。ご登壇いただいたみなさま、そして参加者のみなさま、本当にありがとうございました。 また別途、開催レポートをこちらのブログにてお伝えできればと思います。
それでは、今週のアップデートです。
.ioドメイン不調対策として mackerel-agent をアップデートしました
以下の記事でもお知らせしておりました .io ドメインの不調とそれにともなう Mackerel の対策ですが、今週、その恒久対策を含んだ形で mackerel-agent をアップデートしています。
具体的には、エージェントからの Mackerel への API リクエスト先を mackerel.io から api.mackerelio.com に切り替えるような変更をおこなっています。 これを受けて、死活監視の判定間隔の変更などの暫定対応についても、順次本来の状態に戻していく予定です。
mackerel-agent をご利用の皆様は、エージェントのアップデートを実施していただくか、もしくは、設定ファイルの一番上の行に apibase = "https://api.mackerelio.com/"
の記述を追加の上、エージェントの再起動を実施してください(KCPS版 Mackerel を除きます)。
Mackerel 関連 OSS をアップデートしました
上記以外の mackerel-agent のアップデート内容も含め、以下に紹介します。
mackerel-agent v0.46.0
include_pattern
exclude_pattern
の指定ができるようになりました。- これにより、メトリックプラグインから送信するメトリック種別をフィルタすることができます。
- 詳細はこちらの PullRequest をご確認ください。
mackerel-agent-plugins v0.35.0
- [twemproxy] サーバーごとのメトリックをデフォルトで取得しないように変更しました。
- 以前の挙動が好ましい場合は
-enable-each-server-metrics
オプションをご利用ください。
- 以前の挙動が好ましい場合は
mkr v0.21.0
- Mackerel への API リクエスト先を mackerel.io から api.mackerelio.com に切り替えました
mackerel-client-ruby v0.3.0
- Mackerel への API リクエスト先を mackerel.io から api.mackerelio.com に切り替えました
- ホストの検索に
customIdentifier
が利用できるようにしました - メタデータAPIをサポートしました
OpsGenie、PagerDuty において、Mackerel 側のアラートクローズと連動させない設定が可能になりました
通知チャンネル・OpsGenie、PagerDuty の設定オプションとして、Mackerel のアラートクローズに応じて OpsGenie/PagerDuty 側のアラートクローズをさせるかどうかを指定できるようになりました。 チーム内でのインシデント管理のスタイルに合わせて、活用してください。
不正な通知先が設定されている通知チャンネルがサスペンドされるようになりました
無効なURLが設定されている・通知先となるURLが削除されてしまった、などの理由で一定回数以上通知に失敗した通知チャンネルが自動的にサスペンドされるようになりました。 サスペンドされている間は、通知チャンネル一覧において、以下のように表示されます。
「サスペンド解除」をクリックすることで、その状態を解除することができます。
その他のアップデート内容
- Lambda インテグレーションにメトリックを追加しました。
Iterator Age [ms]
Iterator Age [ms] per alias
Iterator Age [ms] per version
- PagerDuty への通知で、通知メッセージが長い時に通知に失敗していた点を修正しました。
- カメラボタンでのグラフを共有する際、積み上げグラフに表示を切り替えていても、その状態が維持されるようになりました。