mackerel-plugin-mysql で取得できるメトリックに誤りがあった点を修正しました

こんにちは。Mackerelチーム CRE の井上( id:a-know )です。Mackerelの公式プラグインである mackerel-plugin-mysql に修正をおこないましたので、そのお知らせです。

今回の修正内容について

mackerel-plugin-mysql で取得できるメトリックに、Bytes_sentmysql.traffic.Bytes_sent)と Bytes_receivedmysql.traffic.Bytes_received)があります。すべてのクライアントに対する送受信バイト数を表すメトリックです。

このメトリックに対してプラグインでは、「1. MySQL側で累計値として記録されている該当メトリックを取得」し、「2. その差分を計算してから Mackerel に送信している」のですが、これらのメトリックをMackerelで参照するときの単位は bytes/sec を期待しているため、結果的に実際の60倍の数値(bytes/min の値)が送られる状態となっていました。以下の Pull Request によりこれを是正しました。これまでの値を 1/60 した値が送信されるようになります。

github.com

ご利用の皆様に対応していただく内容について

本日、Mackerelの公式プラグインパッケージである mackerel-agent-plugins をアップデートしています。お使いのパッケージ管理システム(yum or apt)にて mackerel-agent-plugins パッケージをアップデートしてください。

mackerel.io

また、更新後のプラグインによって送信される Bytes_sentmysql.traffic.Bytes_sent)と Bytes_receivedmysql.traffic.Bytes_received)の値は、これまでの 1/60 の値となります。これらのメトリックを対象とした監視ルールを作成している場合には、そちらの閾値も合わせて見直しを実施していただくよう、お願いします。

ご不便をおかけし申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします。

Azureインテグレーションが Azure Database for MySQL / PostgreSQL に対応しました!

こんにちは。Mackerelチーム CRE の井上( id:a-know )です。連日のお知らせとなりますが、アップデート内容をお知らせします。

Azureインテグレーションが Azure Database for MySQL / PostgreSQL に対応しました

f:id:mackerelio:20200702150259p:plain

Azure のフルマネージドデータベースサービスである Azure Database の監視を、Azureインテグレーションでおこなっていただけるようになりました! MySQL / PostgreSQL の両方をサポートしています。

連携のための設定手順については以下のヘルプを、

mackerel.io

今回の新規追加インテグレーションでの取得メトリックについては、以下のそれぞれのヘルプページをご確認ください。

mackerel.io

mackerel.io

通知チャンネルへのロールメトリックグラフを共有する際、系列の選択状態が反映されるようにしました

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mackerelio/20200603/20200603123042.png

各グラフ右上のカメラマークのアイコンからそのグラフを通知チャンネルに対して共有できる機能が、ロールメトリックグラフを共有する際、系列の選択状態が共有内容に反映されるようにしました。ホストメトリックグラフ、サービスメトリックグラフと同様の挙動となります。ぜひご活用ください!

クレジットカードによりお支払いいただいた内容の領収書がダウンロード可能になりました!

こんにちは。Mackerelチーム CRE の井上( id:a-know )です。今回のアップデート内容をお知らせします。

クレジットカードによりお支払いいただいた内容の領収書がダウンロード可能になりました

2020年6月ご利用分・2020年7月1日決済分のものから、ご確認いただけます。取得できる領収書は以下のようなものです。

f:id:mackerelio:20200626114953p:plain

この領収書は、証憑としてご利用いただける形式のものとなっておりますので、ぜひご活用ください。

領収書を確認する方法には、以下の2種類があります。

Mackerel Webコンソールから確認する方法

オーガニゼーションのオーナー権限を持つユーザーの方がこちら の画面を開くと、以下のような画面が表示されます。

f:id:mackerelio:20200626115127p:plain

「支払履歴」の欄に領収書へのリンクが表示されますので、こちらからご確認ください。

決済完了メールから確認する方法

毎月の決済が完了した際に自動的に配信している決済完了メールの本文に、以下のようなリンクを追加しています。

また、こちらのリンクより領収書がご覧いただけます。
https://pay.stripe.com/receipts/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

今後ともMackerelをよろしくお願いいたします。

上記のようなメールの配信は、オーガニゼーションのオーナー権限を持つユーザーの方に対しておこなわれます。それに加えて、別途追加で配信するメールアドレスを任意で登録することができます。オーガニゼーションのメール設定より、以下のように設定を追加してください。

f:id:mackerelio:20200626115402p:plain

注意点

以下のような点についてご注意ください。

  • 以前の決済に対して領収書を発行することはできません。
  • 返金があった場合、領収書は上書きされます。
  • メールで配信される領収書のURLは、URLを知っている人であれば誰でも閲覧可能です。

AWSインテグレーションの設定に関するAPIを公開しました ほか

こんにちは。Mackerelチーム CRE の井上( id:a-know )です。今回のアップデート内容をお知らせします。

AWSインテグレーションの設定に関するAPIを公開しました!

一部の方には待望のアップデートではないでしょうか? APIドキュメントは以下のとおりです。

mackerel.io

連携除外メトリックの指定も含めて、AWSインテグレーションに関する設定が API からもおこなっていただけるようになりました。ぜひご活用ください!

オーガニゼーション一覧ページで、アラート数による並び替えができるようにしました

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オーガニゼーション一覧ページでは、所属しているオーガニゼーションの一覧を確認することができるのですが、今回のアップデートにより、発生・継続しているアラートの数で並び替えができるようにしました。

たくさんのオーガニゼーションを管理されている方には嬉しいアップデートではないかと思います。ぜひご利用ください。

Webコンソール右上「サポートチームへ連絡」を刷新しました!

f:id:mackerelio:20200612183112p:plain

Webコンソール右上にある「サポートチームへ連絡」ですが、実際にこちらからお問い合わせしてみていただいたことはありますでしょうか?今回、こちらのお問い合わせフォームを刷新しました。

f:id:mackerelio:20200612183127p:plain

新しいお問い合わせフォームではファイルの添付も可能です。お問い合わせ内容に応じて、スクリーンショットや設定ファイルなどを添付の上、ぜひお気軽にお問い合わせください!

証明書の有効期限の監視で中間証明書もチェックするように対応しました

こんにちは。Mackerelチーム CREの西山(id:tukaelu)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

MackerelのURL外形監視ではSSL証明書の有効期限の監視をしていただけますが、今回のアップデートでご要望の多かった中間証明書の有効期限についてもあわせてチェックするように対応いたしました。

mackerel.io

こちらの対応によりチェーンされている中間証明書の期限切れについても事前に検知していただけるようになりましたので、外形監視のアラートが上がった際は、中間証明書も含め期限をご確認ください。

証明書の確認は、例えば以下のようなコマンドを実行していただくことで可能となります。これは、Mackerelの外形監視システム同様の動作を期待するコマンドです。 下記コマンドの mackerel.ioの部分を適宜確認対象に置き換えて実行してください。

openssl s_client -servername mackere.io -connect  mackerel.io:443 -showcerts </dev/null >c.pem
openssl crl2pkcs7 -nocrl -certfile c.pem | openssl pkcs7 -print_certs -text -noout

当機能は、Mackerelをご利用のお客様からのご要望により実現しました。

今後もさまざまなフィードバックをお寄せください(Mackerel Webコンソール「サポートチームへ連絡」より、お気軽にどうぞ)。

また今回のアップデートについてのお気づきの点などもサポートチームへお問い合せくださいませ。

AWSインテグレーション・NLB連携により取得できるメトリック対象を追加しました ほか

こんにちは。Mackerelチーム CRE の井上( id:a-know )です。今回のアップデート内容をお知らせします。

AWSインテグレーション・NLB連携により取得できるメトリック対象を追加しました

今回のアップデートにより、AWSインテグレーション・NLB連携により取得するメトリック対象を追加しました。対象は以下のような、NLBでのTLS終端に関するメトリックです。

  • Processed Bytes
    • nlb.bytes.tcp
    • nlb.bytes.tls
    • nlb.bytes.udp
  • Established Active Flow
    • nlb.established_active_flow.tcp
    • nlb.established_active_flow.tls
    • nlb.established_active_flow.udp
  • Consumed LCUs
    • nlb.consumed_lcus.all
    • nlb.consumed_lcus.tcp
    • nlb.consumed_lcus.tls
    • nlb.consumed_lcus.udp
  • New Flow
    • nlb.new_flow.tcp
    • nlb.new_flow.tls
    • nlb.new_flow.udp
  • TLS Negotiation Error
    • nlb.tls_negotiation_error.target
    • nlb.tls_negotiation_error.client

このアップデートにより、取得されるメトリック数の最大数も 6 + 2 × (ターゲットグループ数) 個 から 21 + 2 × (ターゲットグループ数) 個 へと増加しています。そのため、ターゲットグループの数によっては、30メトリックを超過し追加でマイクロホスト換算される場合があります(FAQ・プラン上限超過時のホスト台数換算について - Mackerel ヘルプ)。

AWSインテグレーションにより取得するメトリックは、設定により自由に選択することができます。デフォルトでは取得するようになっていますので、必要に応じて適宜コントロールするようにしてください。

mackerel.io

AWSインテグレーション・API Gateway連携が HTTP API に対応しました

AWS の提供するサービス、 Amazon API Gateway で HTTP API が利用可能(GA)になったことは、みなさんの記憶にも新しいかと思います。

aws.amazon.com

今回のアップデートにより、Protocol-Type が HTTP である API Gateway リソースも監視できるようにしました。これまでは RESTWebSocket に対応していましたので、これで現在存在する全ての Protocol-Type に対応したことになります。

連携可能なメトリックについては、以下のドキュメントをご確認ください。

mackerel.io

通知チャンネルへのサービスメトリックグラフを共有する際、系列の選択状態が反映されるようにしました

各グラフ右上のカメラマークのアイコンから、そのグラフを通知チャンネルに対して共有できる機能は、みなさん活用されていますでしょうか?

f:id:mackerelio:20200603123042p:plain

今回のアップデートにより、サービスメトリックグラフを共有する際、系列の選択状態が共有内容に反映されるようにしました。

f:id:mackerelio:20200603123131p:plain
共有したい系列を選択した状態で共有すると......

f:id:mackerelio:20200603123215p:plain
選択された系列だけが、通知チャンネル先に共有されます!

システムメトリックやカスタムメトリックに対してはすでに対応していたのですが、今回あらたにサービスメトリックグラフに対しても、同様の操作をおこなっていただけるようにしました。「ねぇねぇ、このグラフなんだけど......」といった、ちょっとしたコミュニケーションにぜひご活用ください!

今夏対応予定のGCPインテグレーションへのご要望を受付中です!

先日、以下のようなお知らせをいたしました!

mackerel.io

Mackerel をご利用いただいている方、ご利用を検討中の方のご意見を最大限に反映させていただきたく、ご要望を募っております。ぜひお気軽に、アンケートにお答えください!

......ちなみに私は、GCPサービスの中では Google App Engine の大ファンなので、Mackerel でも対応したら嬉しいな、と思っています!(笑)

API でホストの監視ステータスを取得できるようになりました ほか

こんにちは。Mackerelチーム CREの井上(id:a-know)です。今回のアップデート内容をお知らせします。

API でホストの監視ステータスを取得できるようになりました

今回のアップデートにより、ホストに紐付いた監視ルールとそのステータス(監視ステータス)をAPIにより取得できるようにしました。取得対象は以下の通りです。

  • 死活監視(connectivity)
  • メトリック監視
  • チェック監視
  • ロール内異常検知

APIドキュメントは以下の通りです。

mackerel.io

Webコンソールでいうところの、以下の画像の部分に相当する情報が取得できるAPIです。

f:id:mackerelio:20200520120832p:plain

「そのホストに対して意図通りの監視がおこなわれているかどうか」といった確認などの用途を想定しています。ぜひご活用ください。

カスタムダッシュボード・数値ウィジェットに単位を指定できるようにしました

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対象となるメトリックの現在値がひとめでわかる数値ウィジェットは便利な機能でしたが、今回のアップデートにより任意の単位を指定できるようになり、「それがどんな値であるのか?」をよりわかりやすくできるようにしました。

上の画像はレスポンスタイムですが、「新規登録会員数」や「売上額」などもダッシュボードに掲示することで、より多くの人に興味関心を持ってもらえるものにもできると思います。ぜひお試しください!

mackerel-agent-plugins をアップデートしました(v0.60.2)

このアップデートにより、以下の対応をおこなっています。該当するプラグインをご利用の方は、アップデートをご検討ください。

  • mackerel-plugin-accesslog
    • LTSV形式のログで、なおかつ apptime:$upstream_response_time を含むアクセスログフォーマットの場合、リトライにより複数の値を持ち得るケースに対応しました。
  • mackerel-plugin-sidekiq
    • Invalid value エラーとなる不具合を修正しました。

コントリビュート・issue報告いただきました皆様、ありがとうございました!

Mackerelテレワーク支援プログラムをご提供中です

先日、このブログで以下のようなお知らせをしています。

mackerel.io

以前とは全く違う環境で業務を遂行する必要に迫られている方も少なくないと思います。そんな方の助けに少しでもなれば、という取り組みになりますので、お申し込み対象に該当される方は、ぜひお気軽にお申し込みいただけたらと思います。