【リリース予告】Mackerel API のエラーレスポンスの形式を変更します ほか

こんにちは。Mackerelチーム CRE の五十嵐( id:masarasi )です。今回のアップデート内容をお知らせします。

【リリース予告】Mackerel API のエラーレスポンスの形式を変更します

これまで Mackerel API のエラーレスポンスの形式には endpoint に応じて複数の型がありましたが、利便性を考慮して 1 種類に統一します。

変更内容

2022 年 12 月 6 日 以降、Mackerel API がエラー時に返すレスポンスの形式を、各 endpoint 共通で以下の通り統一します。なお、成功時のレスポンス等についての変更はありません。

現在の形式

{
  "error": "foo"
}

または

{
  "error": {
    "message": "foo"
  }
}

変更後は以下に統一

{
  "error": {
    "message": "foo"
  }
}

影響範囲

公式のクライアントライブラリ (mackerel-client-go, mackerel-client-ruby) を利用せずに直接 Mackerel API を実行し、エラーレスポンスの body を参照するような自作のプログラムをご利用になっているお客様が対象です。mackerel-agent や公式のプラグインのみをご利用いただいているお客様に影響はありません。

該当するお客様におかれましては、変更後のエラーレスポンスの形式を許容するようにプログラムの改修をお願いします。

上記の変更につきまして、ご理解のほどよろしくお願いします。 ご不明な点などがございましたらサポートまでお問い合わせください。

アクセシビリティが改善しました

  • カスタムダッシュボードのウィジェット編集時のモーダルで、キーボードや支援技術による操作性が向上しました
  • 編集画面などの戻るボタン(<)にフォーカスした時にアウトラインが表示されるようになりました
  • 通知チャンネル編集画面の通知先一覧で、通知チャンネルや通知グループにフォーカスした時にアウトラインが表示されるようになりました
  • 監視ルールや通知チャンネルなどの一覧で、マウスオーバーした時にのみ表示されていた編集ボタンなどがフォーカスした時にも表示されるようになりました

いくつかの不具合を修正しました

  • TLS 1.0 のみを受け付けるサーバに対しての外形監視が失敗する不具合を修正しました(2022年10月19日 12時頃から15時頃に発生)
    • TLS 1.0 及び TLS 1.1 は RFC8996 で非推奨となっており、将来的に外形監視でのサポートを終了する予定です
  • AWS Nitro の EC2 インスタンスにおいて、mackerel-plugin-aws-ec2-ebs による EBS 関連のメトリックが正常な値を取得できない不具合を修正しました