先週・5月31日(水)から 6月2日(金)の日程で、AWS Summit Tokyo 2017 にブース出展をおこなっていました。
三日間にわたって大変に盛況で、非常に多くのお客様におこしいただきました! Mackerel ブースに足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました!
それでは、今週のアップデート情報です。
check-log によるログ監視で AND 条件が指定しやすくなりました
go-check-plugins v0.10.4 がリリースされ、check-log
プラグインを用いてのログ監視で AND 条件が指定しやすくなりました。
--pattern
オプションを複数指定することができるようになり、その場合には AND 条件(指定された全てのパターンを満たすログ出力行のみ検出)として扱われるようになりました。
以下の設定例は、 “PRODUCTION” と “FATAL” という2つの文字列が含まれるログ出力行が出現した場合にアラートを発生させる場合のものです。
[plugin.checks.access_log] command = "check-log --file /var/log/access.log --pattern PRODUCTION --pattern FATAL"
以下のヘルプにも記載していますので、合わせて確認してください。
AWS インテグレーションにより連携された ELB のメトリック仕様を変更しました
みなさんもご存知かと思いますが、Mackerel の AWS インテグレーション機能は、Amazon CloudWatch の API を利用することで実現しています。
AWS の ELB(CLB / ALB)の、HTTPステータス毎のレスポンス数に関するメトリック (例: HTTP Code ELB Count) を CloudWatch API で取得すると、4xx や 5xx などのレスポンスが一件も発生していない時刻ではメトリック点そのものが存在しないレスポンスが得られます。
Mackerel の AWSインテグレーションも CloudWatch API のレスポンスに従っていたのですが、メトリック点が存在しないと監視が始まらないという Mackerel の仕様と相性が悪く、複数のお客様からお問い合わせを頂いておりました。この度のリリースより、ELB のHTTPステータス毎のレスポンス数に関するメトリックについては、メトリック点がない場合は 0
として登録するようになりました。
これにより、グラフをより直感的に確認してもらえるようになったほか、過去に一度も 4xx や 5xx のレスポンスが発生していなかった場合には監視対象メトリックとして選択することができなかった問題も解消されました。
mackerel-agent-plugins などをアップデートしました
上記の go-check-plugins に加え、以下のものもアップデートを実施しています。
mackerel-agent-plugins v0.27.2
- AWS Kinesis Firehose を追加しました
- [mackerel-plugin-php-opcache] 微調整を実施しました
- [aws-rds] 微調整を実施しました
- Go 1.8 でビルドをおこなうようにしました
mkr v0.10.4
- 微調整を実施しました
Pull Request をくださった皆様、コントリビュートありがとうございました!