こんにちは、Mackerel 開発チームのアプリケーションエンジニア id:rmatsuoka です。
10月25日(水) に開催された Mackerel Drink Up #12 Tokyo の開催レポートをお届けします。
今回の Drink Up のテーマは「運用に役に立つダッシュボード」です。Mackerel では最近、カスタムダッシュボードがより便利になる機能のリリースを続けています。今回の Drink Up では、カスタムダッシュボードの良さをより知っていただきたくこのテーマにしました。
当日は Mackerel のアップデートダイジェスト 10 月号から始まり、Mackerel 開発チームの SRE id:taxintt のトーク、面白法人カヤックの池田さま、NTT ビズリンクの桝谷さまのライトニングトーク (LT)、懇親会という内容でした。
まずは Mackerel CRE id:KGA によるアップデートダイジェストです。10 月にはアラート表示のアクセシビリティの改善や各種プラグインのアップデートなどがありました。
さらに Drink Up 当日に Azure インテグレーションが 「Azure Database for PostgresSQLフレキシブルサーバー」および 「Azure Database for MySQLフレキシブルサーバー」に対応したことが発表されました。詳細は後日配信されるリリース告知をご覧ください。
次は本編に入り、セッションパートとして id:taxintt による 「Mackerel 開発チームでのカスタムダッシュボードの活用例」のトークです。ダッシュボードを運用していると、認知負荷が高くなってしまったり、どう見ればいいのかわからない、といった悩みが出てきます。カスタムダッシュボードの認知負荷を下げるために、ダッシュボードへ載せる情報をどうやって取捨選択していくのか、Mackerel の SRE チームでは実際にどのように運用しているのか、といったお話をお届けしました。トーク後には活発な質疑応答が行われ、ダッシュボードの運用についてのユーザーの皆様の関心の高さが伺えました。
つづきまして LT パートです。今回の Drink Up では LT を公募して、御二方から発表していただきました。
最初の LT は面白法人カヤック 池田さまより「運用に役立たないダッシュボードの作り方」です。全てのダッシュボードは役に立つ…少なくとも作った人の作った瞬間には。しかしながら時間の経由によって役に立たなくなってしまいます。「監視を育てるMackerel」 にとって、育てる機会を失ってしまったダッシュボードが「運用に役に立たないダッシュボード」です。どのようなダッシュボードが役に立たないのか、どうすればダッシュボードを育てていけるのかというプラクティスを具体例とユーモアを大いに交じえてお話いただき、会場を笑いの渦に包んでいました。
つづいて NTT ビズリンク 桝谷さまより「Mackerel で行う NW 品質モニタリング」の LT です。最近はネットワークの構成が本社、拠点、クラウド、オンプレが絡み合った複雑な構成になってきています。ネットワークの問題が発生したときに、発生源を特定するのが難しくなってきました。この問題を Mackerel でネットワークの品質モニタリングをすることで原因を突き止めている実践のお話をいただきました。Mackerelでは手の届いていないところを桝谷さまがさまざまに自作され、活用されている内容の発表には、会場中から「すごい!」という声が何度も漏れていました。また9月にインターン生がアップデートした数値ウィジェットが役に立ったというエピソードをいただきました。ありがとうございます!
最後は懇親会です。 お酒や軽食を愉しみつつ、ユーザーの皆様とスタッフと一緒に今回の Drink Up の発表や Mackerel についてのお話をすることができました。今回のテーマであるカスタムダッシュボードについての要望や新機能のアイディアを議論したり、発表者のトークを深掘りすることができました。さらに id:arthur-1 がユーザーの要望をその場でライブコーディングして実装するイベントがありました。この機能は Drink Up 開催翌日にリリースされました!詳細は後日公開します告知をお待ちください。
次回の Mackerel Drink Up は、11 月 21 日です!
11 月 21 日(火)に Mackerel Drink Up #13 Tokyo が行われます。テーマは「今更聞けないAWSインテグレーション」です。AWSインテグレーションの機能を深掘りしながら、普段、実は困っていたけど聞けなかった AWS 環境の監視のコツや Mackerel の活用方法などについても解決できるような機会になっています!ぜひご参加ください。
Mackerel では引き続きユーザー同士や、ユーザーとスタッフが交流して Mackerel の使い方や新しいアイディアを吸収し合えるような場を提供していきます。今後も様々なイベントを企画していますので、ぜひお楽しみにお待ちください!