こんにちは。Mackerelチーム CRE の井上( id:a-know )です。一時期の厳しい暑さは、最近はすこし鳴りを潜めていますね。
それでは、前回のお知らせから今日までの間での更新情報をお知らせします。
Amazon API Gateway のトップレベルでのタグ付けサポートに対応します
Mackerel AWSインテグレーションの API Gateway 連携についてのお知らせです。
API Gatewayインテグレーションをリリースした2018年11月当時、Amazon API Gatewayでは、ステージ単位でのタグ付けのサポートのみでした。そのためMackerelでも、これまではステージを含むAPIを対象として絞り込みをおこなっていました。
そのAmazon API Gatewayにて、2019年5月に、トップレベルのリソースすべてに対するタグ付けのサポートが開始されました。
これについて Mackerel でも9月5日以降、サポートを開始します。 これにあわせて、MackerelのAPI Gatewayインテグレーションの絞り込みの条件を以下のように変更します。
- ステージ単位でのタグ絞り込みを廃止します
- API単位でのタグのみを絞り込み対象とします
この変更が適用されることにより、API Gatewayインテグレーションの課金対象が増減がする可能性があります。 ご利用中のお客様にはお手間をおかけすることになりますが、9月5日前後での絞り込み条件の見直しをお願いします(8月23日の時点で既に API Gateway インテグレーションをご利用の方には直接ご連絡もしています)。
mackerel-agent v0.62.0 をリリースしました
v0.62.0 での主な変更点は以下の通りです。
- メタデータプラグインが、環境変数
MACKEREL_PLUGIN_WORKDIR
に対応しました- Allow working directory configuration in env of metadata plugins by itchyny · Pull Request #585 · mackerelio/mackerel-agent · GitHub
- メタデータプラグインのプラグイン設定内
env
プロパティにおいて、MACKEREL_PLUGIN_WORKDIR
を指定しておくことで一時ファイルの場所を指定できるようになりました。
- 使用されていなかったシステムメトリック(
memory.active
,memory.inactive
)の投稿を停止しました- これらの項目を監視対象にしている方は、エージェントのアップデート前後での監視設定についてはお気をつけください。
- pidファイルのチェック時に、プロセスのコマンド名まで確認するようになりました。
- OSの再起動時に意図せず前回のpidファイルが残っていた場合にmackerel-agentが立ち上がらない事がある不具合の修正となります。