サーバー管理・監視サービスMackerelのローンチから5周年を記念するイベント、"Mackerel Day #2"を12月23日に開催しました。
過去Mackerel主催で開催されたどのイベントよりも多くの来場者にお越しいただき、大盛況のうちに幕をおろしました。Twitterハッシュタグ #mackereliio での実況も大いに盛り上がり、当日の熱気が伝わります。
今回のプログラムは、企業へのMackerel導入事例からはじまり、監視そのものについての講演、最後にMackerelの具体的な活用事例、と時系列順にMackerelの細部に踏み込んでいく構成を狙いました。
発表の流れ的に、最近始めてみました事例からSRE運用の勘所、からの5年以上使ってるので足りないものは勝手に作るのでほっといてくれ(これは自分)までエスカレートする感じが面白かったのでプログラム組んだ人に拍手したい #mackerelio
— fujiwara (@fujiwara) 2019年12月23日
5周年のご挨拶と今後のリリース計画について
冒頭は、Mackerel開発陣よりこれまでの歩みと5周年のご挨拶、そして今後の開発計画についてご紹介させていただきました。
ここで紹介した、Amazon EventBridge対応は、2020年初頭にまもなくお披露目しますので楽しみにお待ち下さい。
MSPサービスにMackerelを使ってみた (NTT東日本 白鳥さん)
ユーザーをお招きした招待講演。最初は、NTT東日本の白鳥さんによる、Mackerel導入についてのお話でした。
講演資料は非公開ということで、Twitterの実況などから雰囲気を感じていただければと思いますが、Mackerelを導入していただけるまでにどういうステップをたどったか、という流れを丁寧にご説明いただきました。
その結果導入いただいたMackerelを使って、NTT東日本さんでは次のような取り組みをスタートさせています。
はじめまして 株式会社リンクです Mackerelはじめ〼 (リンク 山本さん, 菱沼さん)
続いてはリンクさんの登壇。
MSPの歴史からクラウド化への流れ、そしてMackerelの導入と、壮大なスケールのお話でたいへん興味深いものでした。
具体的なコストダウンの様子や、技術移転についてまとめられていますので、ぜひ資料をご参照ください。
Mackerelを活用したNulabの運用監視の勘所 (Nulab 二橋さん)
Nulabの二橋さんによるトークは、SREの業務とはそもそもどのようなものか、という切り口となっており、Mackerelユーザーに限らない、システム運用に携わる多くのエンジニアにとって示唆に富んだ内容となっていました。
クラウドネイティブな監視をMackerelで (カヤック fujiwaraさん)
招待講演の最後はカヤック fujiwaraさん。冒頭でご紹介したツイートにもあるように「足りないものは自ら作る」の実践をご紹介いただきました。
Mackerel自身も、日々精力的なアップデートを続けているサービスではありますが、各種APIやクライアントライブラリをあわせてご提供することで、機能の隙間を埋める実装を、利用するエンジニア自らが行っていただけるようになっています。fujiwaraさんはそれを「隙間家具OSS」と名付け、今回そのうちのいくつかをご紹介いただきました。
アンバサダーLT
Mackerelでは、ブログの投稿や、mackerel-agentといったOSSへのコントリビュートなど、Mackerelに関するアウトプットをしてくださっている個人ユーザを対象に、アンバサダーという制度を設けています。アンバサダー対象者には特別なプランを用意しており、有料機能を含むMackerelの全機能を無料で使用していただけます。
今回はMackerelアンバサダーから5名の方にライトニングトークを披露していただきました。
ご登壇いただいたのは、クラウドサポートエンジニアの国島さん、グロース・アーキテクチャ&チームスの大中さん、メルカリの長野さん、モンスター・ラボの国平さん、BASEの山中さんです。
大盛りあがりの懇親会!!!
本編の後は、場所を移しての懇親会です。
はてな本社のある京都の地酒や、"Mackerel" にあやかった鯖料理などをご用意。Mackerelを日々開発しているエンジニアも多くいて、各所でさまざまな議論で盛り上がっていました。イベント全体を通して、ご意見募集のホワイトボードを設置しており、そこでいただいたご意見について、その場でディスカッションが行われるという場面もあり、ユーザーとスタッフが垣根を越えて交流していました。
次は10周年!?
皆さんのご支援のおかげで、Mackerelは5周年を迎えることができました。10周年イベントをさらに盛大に行えるように、次の5年もスタッフ一丸となってがんばりますので、引き続き応援をお願いします!!