CRE出張企画レポ Diverseさま編:サーバーサイドエンジニアも一緒に運用を考えるメリット

こんにちは!Mackerelチーム CRE の三浦(id:missasan)です。

CRE出張企画 第二段は、Diverseさまです。 2020年6月29日 に開催された Diverseさま主催の社内勉強会に、CREがお邪魔してきました。

CRE出張企画についてはこちらをご覧ください。

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募集はいつでもオープンしていますので、レポートを読んで気になった方はぜひお声がけください!

前回、第一段の様子はこちらでレポートしております。

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今回の勉強会は、Diverseさまの中で開催されている、インフラエンジニアの方からサーバーサイドエンジニアの方へのインフラまわり関する知見共有のための勉強会でした。 こういうロールを超えた場が設けられているということも素晴らしいですし、そういうまさにDevOpsしている生の現場にCREを呼んでいただけるという大変ありがたい機会でした。

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今回も集合写真を撮らせていただきました!

当日の流れは、以下のような2部構成でした。

  • Diverseさまから
    • 新しいデプロイの仕組みについて
    • 開発環境の仕組みについて
  • Mackerel CRE 井上から
    • AWS環境を Mackerel で監視する
    • 監視に対する心構えについて

「簡単で使いやすく」かつ「自走できる」ことまで考えられている

前半部分では、Diverseさまが実装されている新しいデプロイの仕組みと、開発環境の仕組みについてそれぞれ実装を担当されたインフラエンジニアの方から発表がありました。 Blue-Green Deployment が実現されている大まかなアーキテクチャ、スクリプト一発で開発環境を立てる方法など、デプロイや開発環境を「簡単で使いやすい」ものにするための施策について話されていました。 「簡単で使いやすい」環境を目指しつつ、それを単に作って片方のチームに"渡す"というような一方通行なコミュニケーションではなく、きちんと活用されるようアシストする、もっとよくしてくにはどういう仕組みがよいかを"一緒に考える"、ということを目指されていると感じました。 Diverseさまの勉強会では以下のようなことが工夫されていました。

  • なんで Blue-Green Deployment が必要か、などアーキテクチャの背景を共有
  • 使う人に馴染みやすい設計(必要以上に一度に作り込まない、ハイコンテキストになりすぎない)
  • デモ交えて「簡単さ」をみんなで体験
  • ざっくばらんな会話から使い勝手や次の改善点などを模索していく

一緒に監視を考えるメリット「コードを書いた人だからこそうまく監視できる」

後半部分では、Mackerelチーム CRE の井上(id:a-know)が発表させていただきました。

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事前にいただいていたDiverseさまからのリクエストはこちら。

監視の部分で Mackerel の使い方、Mackerel をどういうふうに活用すると良いかなど話してもらえると嬉しいです。

その上で井上から、AWSを活用されているDiverseさま向けに「AWS環境を Mackerel で監視する」というすぐにでも役立てられそうな Mackerel の活用ポイントと、今回の勉強会の意図にも合うように、普段サーバー監視に馴染みのないサーバーサイドエンジニアの方向けに「監視に対する心構えについて」という、2つのテーマでお話しました。

DiverseさまがAWSを活用されている様子はこちらの記事からも伺えます。

www.wantedly.com

「AWS環境を Mackerel で監視する」では、エージェントをインストールした基本の監視方法から、AWSインテグレーションが使えるとなぜうれしいかというポイント、また、事前にいただいた構成図をもとにおすすめの設定ポイントなども簡単に共有させていただきました。

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「監視に対する心構えについて」では、井上のアプリケーションエンジニア時代の体験も踏まえて、「サーバー監視って難しそう...。絶対やんないといけないですかね?」と思うことがありませんか?という切り出しから、監視をはじめるとよいこと(メリット)をシステムの観点、エンジニア個人の観点、さらには「コードを書いた人だからこそうまく監視できる」というアプリケーションエンジニアの方が監視を考えるDevOpsの観点などなどを交えながらご紹介しました。

感想

まるで、わたしもチームの一員かと錯覚するくらい、"普段の風景"ともいえるような勉強会に参加させていただき、とても刺激になりました!DevOpsの現場で、Mackerelのユーザーのみなさんが、どういう観点でアーキテクチャを採用し、実装し、それを作るだけで終わらせず活用・改善のサイクルに乗せていっているのか。そのために、どのような工夫をされているのかを目の当たりにさせていただいたという気分です。

お礼

Diverseさま、感想に書いたような場に Mackerel CRE をご招待いただきありがとうございました!これからもDiverseさまの改善のサイクルの中で、MackerelやMackerelチームもお役に立てれば嬉しいです。

株式会社 Diverse

diverse-inc.co.jp