今週のMackerelアップデートです。
mackerel-agent 0.17.1 をリリースしました
mackerel-agent 0.17.1をリリースしました。変更点は以下のようになります。
ホストステータスの設定
Mackerelではホストの状態をworking
standby
maintenance
poweroff
のそれぞれのステータスで表現することができ、それぞれの設定で障害監視やアラート通知の有無が異なります。
mackerel-agent 0.17 の新機能として、agentの起動時・終了時にホストのステータスを任意に切り替えることができるようになりました。
# /etc/mackerel-agent/mackerel-agent.conf [host_status] on_start = "working" on_stop = "poweroff"
たとえば設定ファイルに上記のように設定すると、エージェント起動時にホストがWorking
に、agent終了時にPower off
にそれぞれステータスが切り替わります。
ホスト名に任意の別名を設定
Mackerelではagentから自動的に投稿されるホスト名とは別に、表示用の別名を設定することができます。
mackerel-agent 0.17 の新機能として、この別名をagentから送信できるようになりました。
# /etc/mackerel-agent/mackerel-agent.conf display_name = "My Host"
設定ファイルで上記のように設定してください。
エージェント自身のメモリ使用状況をメトリックとして投稿する診断モード
mackerel-agent 0.17から、エージェント自身のメモリ使用状況を収集し、カスタムメトリックとしてMackerelに送信することができるようになりました。エージェントの起動時オプション、または設定ファイルで有効化できます。
# /etc/mackerel-agent/mackerel-agent.conf diagnostic = true
もしくは
mackerel-agent -diagnostic
これらmackerel-agentの機能の詳細については、ヘルプを御覧ください。
CLIツール mkr がmackrel-agentに同梱されました
Mackerelを手元のコマンドラインから操作し、自動化の手助けをするツール mkr
がagentに同梱されるようになりました。
mkr を利用することで、ホストのステータスの操作や、退役処理をコマンドから実行できます。これらのコマンドを組み合わせることで、ある特定のサービスのホストのステータスを一括変更したり、特定のロールのホスト一覧を取得してそれをデプロイのインプットとしたり、といった自動化がやりやすくなります。
詳しい使い方は mkr のヘルプをご覧ください。