こんにちは、Mackerel チーム CRE の須藤 ( id:do-su-0805 ) です。今回のアップデート内容をお知らせします。
- AWSインテグレーションによるRDS連携ホストの自動退役に対応しました
- AWS インテグレーションにて、タグの情報をもとにロールの設定を行える対象サービスを拡充しました
- Mackerel コンソールでのAPIキーがマスキングされるようになりました
- mkr でメトリック一覧が出せるようになりました
- アクセシビリティの改善を行いました
- 不具合を修正しました
AWSインテグレーションによるRDS連携ホストの自動退役に対応しました
AWSインテグレーション機能で連携したホストを自動的に退役させるのはこれまでEC2のみが対象でしたが、このたび新たにRDSも自動退役可能な対象になりました。
この機能を有効にすると、AWS側にて対象のホストを削除した際に、Mackerel上で自動で退役処理が実行されます。 設定方法は、AWSインテグレーション設定画面にて 自動退役を有効にする
にチェックを入れてください。
- すでにAWSインテグレーション設定を使っている場合:RDSの自動退役は無効になっています。有効にしたいときには
自動退役を有効にする
にチェックを入れてください。 - 新たにAWSインテグレーション設定を行った場合:RDSの自動退役は有効になっています。
詳しい説明については、AWSインテグレーション - Mackerel ヘルプ の「自動退役を設定する」項目をご覧ください。
AWS インテグレーションにて、タグの情報をもとにロールの設定を行える対象サービスを拡充しました
AWSインテグレーションにおいてAWSのタグに基づいてMackerelのロールを自動設定できる対象サービスに、新たにCloudFront、DynamoDB、Elasticsearch Service、S3が加わりました。
mackerel-integration
タグをAWS側リソースに付与すると、Mackerelにそのリソースが連携されるときにタグの内容に従ってロールが割り当てられます。
本機能は、AWSインテグレーション設定画面のサービスのうち、右上にタグマークがついているサービスにてご利用いただけます。
詳しい説明については、AWSインテグレーション - Mackerel ヘルプ の「タグの値からサービス・ロールを割り当てる」項目をご覧ください。
また、本機能のリリース時のお知らせにて、ユースケースを想定した Q&A なども掲載しております。併せてご覧ください。
Mackerel コンソールでのAPIキーがマスキングされるようになりました
オーガニゼーションの概要ページやAPIキーのページにて、APIキーをマスキングして表示するように変更しました。
クリップボードへのコピーはこれまで通りマスキングされた状態でも動作します。また、APIキーの内容を確認されたい場合は、表示アイコンを操作することでAPIキーごとに表示/非表示をトグルできます。
APIキーの値がマスキングされたことで、スクリーンショットや画面共有時に使いやすくなりました。社内の情報共有やデモなどにご活用ください。
mkr でメトリック一覧が出せるようになりました
mkr に metric-names
コマンドが追加され、ホストやサービスに紐づくメトリックの
名前を一覧することが可能になりました。
ホストに紐づくメトリックの場合、以下のどちらかを実行することで取得できます。
$ mkr metric-names -H <ホストID> $ mkr metric-names --host <ホストID>
サービスに紐づくメトリックの場合、以下のどちらかを実行することで取得できます。
$ mkr metric-names -s <サービス名> $ mkr metric-names --service <サービス名>
この機能は、mkr v0.50.0 から利用可能です。アップデートの上、ご利用ください。
こちらは id:sfujiwara さんに コントリビュート いただきました。ありがとうございました!
アクセシビリティの改善を行いました
一部画面にてキーボード操作でもヒントが表示されるようになりました。
Mackerel のコンソールでは、?マークが表示される画面では、?マークにマウスカーソルを当てると機能に関する説明が表示されるようになっています。 この機能をキーボード操作でフォーカスした際にも利用可能なように改善を行いました。
ダッシュボード編集画面 とチャンネル設定画面と通知グループ編集画面、ならびにロール内異常検知設定画面 にて利用可能になりました。
不具合を修正しました
mackerel-plugin-twemproxy にて、 Server Error
メトリックと Server Timeout
メトリックにて出力されるべきメトリックが入れ替わっていたのを修正しました。
この機能は、mackerel-agent-plugins v0.78.1 から利用可能です。アップデートの上、ご利用ください。