監視条件の持続時間を最大10分に・Reactio, OpsGenieの通知条件設定 ほか

先日、はてな東京オフィスにてMackerelドリンクアップを開催しました。

多くのユーザさんにお越しいただき、貴重なご意見をたくさんいただきました。

伺ったご意見は今後の開発計画に活かしていきたいと思っています。

今週のMackerelアップデートです。

監視条件の持続時間を最大10分に

Mackerelでは、メトリックが閾値を越えた際にただちにアラートを出すのではなく、任意の持続時間の平均が閾値を越えた場合にアラートを発報するように設定できます。

これまで、最大5分としていたこの持続時間を最大10分まで拡大しました。

これにより、浮き沈みの激しいメトリックに対して、さらに柔軟に監視設定をチューニングすることができます。

最大10分まで設定可能になったのは下記の監視設定です。

  • ホストメトリック
  • サービスメトリック
  • 外形監視のレスポンスタイム
  • チェック監視の max_check_attempts

Reactio, OpsGenieの通知条件を設定できるように

これまで、PagerDutyのみ可能だった通知の閾値設定を、ReactioやOpsGenieといった他のインシデント管理サービスでも設定できるようになりました。

通知チャンネルの設定画面にて、Warning & CriticalCritical onlyかを選択していただけます。

これにより、チャットへの通知は常時行うがインシデントの起票はCriticalのみ、といった運用を3つのサービスで行うことができます。

Standardプラン価格改定

ご好評いただいていましたStandardプランのディスカウントキャンペーンを終了し、ディスカウント価格を正式に継続することになりました。 また、あわせてサービスメトリック数の上限もアップしました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

mackerel.io

mackerel-agentのリポジトリ不整合による不具合について

本日3月25日(金)14:00-17:30の間でmackerel-agentのリポジトリ(yum,apt系)に不整合が生じていたため、エージェントの新規導入や更新ができない状態が発生していました。

原因は、本日昼間のパッケージリリース作業に起因するものであり、障害確認後リリース前の状態にロールバックをおこない、現在リポジトリは復旧しています。

当該時間帯にパッケージのアップデートやインストールを実行され、問題のあるバージョンをインストールされた場合は、大変申し訳ありませんが、mackerel-agentのロールバック作業をお願いします。

問題のあるバージョン

  • yum系の場合

    • mackerel-agent-0.30.1-1 及び mackerel-agent-0.30.2-1
    • mackerel-agent-plugins-0.19.2-1
    • mackerel-check-plugins-0.5.2-1
    • mkr-0.9.1-2
  • apt系の場合

    • mackerel-agent 0.30.1 及び 0.30.2

バージョン確認方法

% yum list installed mackerel-agent
% apt-cache showpkg mackerel-agent

ロールバック作業手順

ロールバック作業の手順は以下のとおりです。{{package-name}} の部分は対象の パッケージ名に置き換えて作業をお願いいたします。

yum系の場合

% sudo yum clean all
% sudo rpm -e {{package-name}}
実行例
% sudo yum clean all
% sudo rpm -e mackerel-agent-0.30.2-1

aptの場合

% sudo apt-get clean
% sudo apt-get remove {{package-name}}
% sudo apt-get install {{package-name}}
実行例
% sudo apt-get clean
% sudo apt-get remove mackerel-agent
% sudo apt-get install mackerel-agent

mackerel-agentの起動

また、それぞれ、 mackerel-agent のロールバックを行った際には、mackerel-agentの起動処理もお願いします。

% sudo service mackerel-agent start

Amazon Linux AMI 2016.03における mackerel-agent の不具合について

現在、Amazon Linux AMI 2016.03で mackerel-agentや、mackerel-agent-plugins, mackerel-check-plugins、及び mkr が動作しない現象を確認しています。これは、Linux Kernel 4.4 にて発生していると報告もいただいており、現在対応を進めているところです。

現状では、上記の環境で動作しない状況ですので、申し訳ありませんが、mackerelをお使い頂く場合、Amazon Linux AMI 2016.03 の利用を今しばらくお待ちいただきますようお願いします。

状況が改善次第、連絡を差し上げます。