※こちらは、Mackerel Hands-On Seminarで用いる手順ページです。
Mackerel Hands-On Seminar へようこそ。
このハンズオンでは、mackerel-agentのインストールからブラウザ上でのグラフの確認、プラグインの便利な使い方などをガイドしていきます。
ワクワクする時間になれば幸いです。
事前準備
- PC
- Windows または Mac
- ターミナルソフトを利用しますので、事前にインストールや設定などをお願いします
- 外部への SSH 接続が可能なネットワーク環境
- この場で受信可能なメールアドレス
- セミナー中に発生させるアラートの通知先としても利用します
Mackerel Hands-On Seminar 入力コマンド一覧
2. 監視対象サーバーと Mackerel の準備
【手順1】ログインコマンドの確認
Mackerel Hands-On Seminar では、ハンズオンで用いるサーバーをあらかじめご用意しています。
ログインコマンドは別 URL にて公開しています。ログインができることを確認してみてください。
【手順2】ホスト名(サーバー名)の変更
ログインすることができたら、まずは肩慣らしとして、ホスト名の変更を行ってみましょう。
sudo hostname 【お名前など】-host
例えば sudo hostname suzuki-host
などです。ホスト名にはアンダーバー _
を使うことができませんのでご注意下さい。
コマンドを実行しようとすると、パスワードを聞かれますので、ログインのときに入力したものと同じパスワードを入力してください。
特にエラーなどが出ず、再びコマンドが入力できる状態になったら成功です。
【手順3】ホスト名(サーバー名)の変更を確認
hostname
suzuki-host
など、手順2で決めたホスト名が表示されたら OK です。
【手順4】Mackerel のアカウントを作成(サインアップ)
https://mackerel.io/signup から、アカウントの作成(サインアップ)を行ってください。
今日この場で受信可能なメールアドレスでの登録をお願いします。
すでにアカウントを持っている方は、講師の指示のもと、新規オーガニゼーションを作成してください。
3. エージェントのインストール・起動・GUI の確認
ここで行って頂くことは、下記3つの手順です。
- エージェント(mackerel-agent)のインストール
- エージェント(mackerel-agent)の設定
- エージェント(mackerel-agent)の起動
これらの手順は、オーガニゼーションの作成完了後に表示されている画面の「2. 新規ホストを登録する」に従って作業を進めてみてください。
【手順5】グラフを確認する
エージェントが起動すると、サーバの構成情報や動作状況がMackerelのサーバに送信されるようになります。 早速グラフを確認してみましょう。グラフを確認する
4. 監視の設定・アラートの確認
【手順6】CPU に負荷を掛けてみる
監視対象サーバにログインしたあとに、以下のコマンドを実行し意図的に CPU に負荷を掛けてみます。
yes > /dev/null
y
を延々と出力するコマンド yes
を実行します。(その出力をただ捨てるだけのコマンドです。)
実行できたら、Mackerel のホスト詳細画面を表示させてみましょう。
【手順7】アラートタブを確認してみる
あらかじめ設定しておいた監視ルールに抵触すると、アラートタブ画面に何らかの変化が起こるはずです。 確認してみましょう。アラートタブ画面
【手順8】CPUに負荷を掛けるコマンドの停止
CPU に負荷をかけるコマンドがまだ実行中だと思います。
実行中の画面を開き、そのまま【Ctrl キーと C
キー】を押して下さい。
コマンドの実行がキャンセルされます。
キャンセルできたら、また CPU のグラフの変化をリアルタイムで見守ってみましょう。
→ グラフを確認する
5. プラグインのインストール・設定・挙動の確認
【手順9】公式プラグイン集を確認する
Mackerel の公式プラグイン集は https://github.com/mackerelio/mackerel-agent-plugins で公開されています。 OSS(オープンソースソフトウェア)なので、いつでも誰でも実装を確認できますし、修正も追加も可能です。
現時点でどのようなプラグインがあるのか、確認してみましょう。
【手順10】公式プラグインをインストールする
以下のコマンドを実行し、公式プラグイン集をインストールします。
sudo yum install -y mackerel-agent-plugins
コマンドを実行すると画面には色々と表示されると思いますが、最終的に「完了しました!」と表示され、再びコマンドが入力できる状態になっていれば成功です。
【手順11】設定ファイルへのプラグイン設定の追記
以下のコマンドを実行することで、mackerel-agent の設定ファイル /etc/mackerel-agent/mackerel-agent.conf
にプラグインを利用するための設定を追記します。
sudo sh << SCRIPT
cat >>/etc/mackerel-agent/mackerel-agent.conf <<'EOF';
[plugin.metrics.linux]
command = "mackerel-plugin-linux"
EOF
SCRIPT
特にエラーなどが発生せず、再びコマンドが入力できる状態になっていれば成功です。(完了メッセージも表示されません)
【手順12】エージェントを再起動する
以下のコマンドにより mackerel-agent を再起動します。
sudo systemctl restart mackerel-agent
コマンド実行後、 [ OK ]
と表示されていれば起動成功です。
【手順13】プラグインを手動で実行してみる
本来はエージェントに組み込み、エージェントが実行するプラグインですが、人の手で実行することも可能です。 以下のコマンドにより実行してみて、どのような結果が得られるか確認してみましょう。
sudo mackerel-plugin-linux
6. 便利な使い方のご紹介
【手順14】Mackerel 公式ドキュメントの確認
Mackerel では、ドキュメントの充実にも力を入れています。 ぜひ一度確認してみてください。これから Mackerel を始める人にも、普通の使い方では物足りない人にも、おすすめの内容となっています。
【手順15】ハンズオンで監視したサーバーを管理対象から外す
今回使ったサーバーは、セミナー終了後にシャットダウンします。
今の状態のままシャットダウンしてしまうと、監視ルール「connectivity」に抵触することになり、参加者のみなさんにメール通知が送信されてしまいます。 そのため、今回使ったサーバを Mackerel の管理対象から外す作業をお願いします。
ホスト一覧画面から今回使用したサーバーの情報を選び、スライドの手順に従って下さい。